2012年04月27日

マスコミが殺到しました。

印西市始まって以来、初めて?
(そんなことはないとは思いますが。)

「仮設倉庫が40棟も並ぶが、印西市や我孫子市の
市民感情を千葉県としてはどう考えるのですか?」
 
私が県の説明会で今日(4/26)、千葉県に問うた
質問です。
   
今日、印西市に10社11人のマスコミが殺到。
14時より開催された印西市議を対象とした
「東葛地域放射能汚染焼却灰の対処に係る説明会」

説明会終了後に、どんな記者発表をしたのか?
非常に興味があります。市議に説明した内容と
同一であるのか。説明していないことを、あたかも
説明して、理解が得られたように発表することは
ないのだろうか。いろいろと考えますが杞憂でしょうか。
(明朝(4/27)の新聞に注目です。)
 
説明会には放送器材が入り、フラッシュが焚かれました。
汚い格好で出席した私は、マスコミが外に出るまで
下を向いていました。
(途中でマスコミ関係者はシャットアウトして、
市議だけへの説明会となりました。マスコミ関係者は、
最初の挨拶のみで退出させられました。)
   
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【式次第】
東葛地域放射能汚染焼却灰の対処に係る説明会

1 開会
2 あいさつ
3 出席者紹介
4 経過説明
5 放射能や放射性物資を含む廃棄物に関する基礎知識
6 指定廃棄物の保管及び収集運搬にかかる安全の確保
7 保管計画の概要
 休憩 5分間

 質疑

 閉会 (〜16時30分過ぎ)
 
 * 終了後、マスコミ各社への記者会見

【出席者】
環境省 2名 廃棄物・リサイクル対策部 2名

独立行政法人 国立環境研究所
    資源循環・廃棄物研究センター  3名

千葉県 副知事、防災危機管理部 2名
    防災危機管理部防災計画課 1名
    環境生活部資源循環推進課 2名
    
  (他 随行職員 6名)
 
印西市市議会議員 22名(+2名=欠席)
+議会事務局職員

 
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

以下に次第について補足説明します。

5 放射能や放射性物資を含む廃棄物に関する基礎知識
6 指定廃棄物の保管及び収集運搬にかかる安全の確保

 ・・・ この2項目については、WEB上でも
 入手できる基本的な内容で私は「バカにされている気分」
 でした。2項目で1時間かけて説明する意味は果たして
 あるのかと思いましたが、一項目だけ、「こんなこと
 言っていいの?」という発言がありました。

 ↓ その内容 (抜粋)
 
=放射性セシウムの沈着量と一般ゴミ移行量の量的バランス=
 (仮想のA市の場合)

 面積 約150平方キロ
 人口 40万人(人口密度 2670人/平方キロ)
 仮定 50,000Bq/平方メートル

 このうち、焼却過程への移行量 約1.2%
 残りは・・・ 150平方キロにばら撒かれている。。。

 したがって・・・
 廃棄物処理・処分施設の位置づけとしては

 ○ 安全に適正処理施設
 ○ 地域にばら撒かれた放射性物質を分離除去し、
  長期間に隔離する機能
 
 地域全体のリスク低減に貢献する重要な役割を担う
 プロセスとして、積極的な位置づけを。
 
 ・・・ぐんじからのコメント
 「受け入れ前提の説明会」ではないことは県から
  確認していますが、98.8%が自治体に散らばり、
  だから処分施設は必要なんですという、県として
 「このような事情があるから受け入れてください。」と
  いう内容でした。やはり、押し付け?
   
7 保管計画の概要 について ・・・・

 一部資料をスキャンし、取り込みました。
 (ネット容量の関係で、画像が粗くなって
 いることをご了解ください。)

tega1.JPG
 【上】 3 一時保管場所の予定地(1)
 【下】 9 焼却灰の一時保管施設の概要

tega2.JPG
 【上】 仮設倉庫設置のイメージ
 【下】 一時保管施設からの距離

【説明概要】
* 8000Bq/Kgを超える新たな焼却灰を受け入れてほしい。
 (松戸、柏、流山市 =  印西地区環境整備事業組合
 としては、8000Bq/Kgを超える新たな焼却灰は
 発生していない。)

* 予定地 2ヘクタール
  現在、一時保管を継続している松戸市、柏市、
  流山市の発生量の1年分。

  平成26年度末まで使用(原型復帰)

  千葉県は利用団体(3自治体)の指導監督を行なう。
 
* 手賀沼流域下水道終末処理場を選定した理由
 @運搬距離、利用団体による管理・監督のしやすさ等の
  観点から、焼却灰が発生する市町村等の近隣の地域内の
  場所であることを最優先とした。
 A現在も高濃度の放射性物質が検出されている団体の
  焼却灰の発生量を勘案し、一定の面積が確保できる
  場所であること
 B県が総括的な管理責任を果たすことが出来る場所で
  あること。
 
  これらの条件を勘案し、提案したとのこと。
(近隣の住民がこの対応に納得しなければ?という
 問いについては、丁寧に説明を行なっていくとの
 県からの回答あり。)

【ぐんじからの質問と回答】
* 現在、汚泥焼却灰を保管するための仮設倉庫が13棟あり、
 今年度12棟建設する。そのうえ、さらに15棟も
 汚染焼却灰をいれるために建設するのか。全部で40棟?
 印西市民や我孫子市民の感情をどのように考えるのか?

 ・・・回答 物理的な面積の問題もある。また
  分散配置するよりも一括管理の優位性があることを
  理解してほしい。

 (ぐんじ ・・・ 理解できない。。)
 
* これだけの集積地は千葉県にないのだから、
 空間線量だけでなく、土壌検査もストロンチウムや
 プルトニウムも対象に行なうべきではないか。

 ・・・万全を期して国のガイドラインに従って管理を
  行なって行きたい。(今後の参考にもなるので
  データは充分ではないので集めておくことも
  考えていきたいようなニュアンスの回答もあり。)
 
* この場所でなくても、自衛隊の北総基地もあるでしょう?

 ・・・現在地だけで充分でないことも理解していくので
  並行して探していきたい。


【今後について】
* 今日の説明会は、説明を聞いただけですという
スタンスです。(しかし、この案件も印西市市長選挙が
終われば、いけいけどんどんになるのでしょうか?)

* また、今回の説明会は質問時間が限られていましたので
聞きたいことも充分に聞けませんでした。改めて、調査をして
県庁に行き、説明を聞いてこようと思っています。
(今日、質問の対応を主に行なった防災危機管理部部長とは、
 1/31に県庁でお会いしています。)

   
 ぐんじとしのり 
    <メールID> toshigunji*hotmail.com ↓
 → IDは * 部分を@に変えて、コメント欄に書けない
   内容は直接、お送りください。









 
posted by ぐんじとしのり at 00:08| Comment(0) | 焼却灰(手賀沼処分場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: