(そんなことはないとは思いますが。)
「仮設倉庫が40棟も並ぶが、印西市や我孫子市の
市民感情を千葉県としてはどう考えるのですか?」
私が県の説明会で今日(4/26)、千葉県に問うた
質問です。
今日、印西市に10社11人のマスコミが殺到。
14時より開催された印西市議を対象とした
「東葛地域放射能汚染焼却灰の対処に係る説明会」
説明会終了後に、どんな記者発表をしたのか?
非常に興味があります。市議に説明した内容と
同一であるのか。説明していないことを、あたかも
説明して、理解が得られたように発表することは
ないのだろうか。いろいろと考えますが杞憂でしょうか。
(明朝(4/27)の新聞に注目です。)
説明会には放送器材が入り、フラッシュが焚かれました。
汚い格好で出席した私は、マスコミが外に出るまで
下を向いていました。
(途中でマスコミ関係者はシャットアウトして、
市議だけへの説明会となりました。マスコミ関係者は、
最初の挨拶のみで退出させられました。)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
【式次第】
東葛地域放射能汚染焼却灰の対処に係る説明会
1 開会
2 あいさつ
3 出席者紹介
4 経過説明
5 放射能や放射性物資を含む廃棄物に関する基礎知識
6 指定廃棄物の保管及び収集運搬にかかる安全の確保
7 保管計画の概要
休憩 5分間
質疑
閉会 (〜16時30分過ぎ)
* 終了後、マスコミ各社への記者会見
【出席者】
環境省 2名 廃棄物・リサイクル対策部 2名
独立行政法人 国立環境研究所
資源循環・廃棄物研究センター 3名
千葉県 副知事、防災危機管理部 2名
防災危機管理部防災計画課 1名
環境生活部資源循環推進課 2名
(他 随行職員 6名)
印西市市議会議員 22名(+2名=欠席)
+議会事務局職員
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
以下に次第について補足説明します。
5 放射能や放射性物資を含む廃棄物に関する基礎知識
6 指定廃棄物の保管及び収集運搬にかかる安全の確保
・・・ この2項目については、WEB上でも
入手できる基本的な内容で私は「バカにされている気分」
でした。2項目で1時間かけて説明する意味は果たして
あるのかと思いましたが、一項目だけ、「こんなこと
言っていいの?」という発言がありました。
↓ その内容 (抜粋)
=放射性セシウムの沈着量と一般ゴミ移行量の量的バランス=
(仮想のA市の場合)
面積 約150平方キロ
人口 40万人(人口密度 2670人/平方キロ)
仮定 50,000Bq/平方メートル
このうち、焼却過程への移行量 約1.2%
残りは・・・ 150平方キロにばら撒かれている。。。
したがって・・・
廃棄物処理・処分施設の位置づけとしては
○ 安全に適正処理施設
○ 地域にばら撒かれた放射性物質を分離除去し、
長期間に隔離する機能
地域全体のリスク低減に貢献する重要な役割を担う
プロセスとして、積極的な位置づけを。
・・・ぐんじからのコメント
「受け入れ前提の説明会」ではないことは県から
確認していますが、98.8%が自治体に散らばり、
だから処分施設は必要なんですという、県として
「このような事情があるから受け入れてください。」と
いう内容でした。やはり、押し付け?
7 保管計画の概要 について ・・・・
一部資料をスキャンし、取り込みました。
(ネット容量の関係で、画像が粗くなって
いることをご了解ください。)
【上】 3 一時保管場所の予定地(1)
【下】 9 焼却灰の一時保管施設の概要
【上】 仮設倉庫設置のイメージ
【下】 一時保管施設からの距離
【説明概要】
* 8000Bq/Kgを超える新たな焼却灰を受け入れてほしい。
(松戸、柏、流山市 = 印西地区環境整備事業組合
としては、8000Bq/Kgを超える新たな焼却灰は
発生していない。)
* 予定地 2ヘクタール
現在、一時保管を継続している松戸市、柏市、
流山市の発生量の1年分。
平成26年度末まで使用(原型復帰)
千葉県は利用団体(3自治体)の指導監督を行なう。
* 手賀沼流域下水道終末処理場を選定した理由
@運搬距離、利用団体による管理・監督のしやすさ等の
観点から、焼却灰が発生する市町村等の近隣の地域内の
場所であることを最優先とした。
A現在も高濃度の放射性物質が検出されている団体の
焼却灰の発生量を勘案し、一定の面積が確保できる
場所であること
B県が総括的な管理責任を果たすことが出来る場所で
あること。
これらの条件を勘案し、提案したとのこと。
(近隣の住民がこの対応に納得しなければ?という
問いについては、丁寧に説明を行なっていくとの
県からの回答あり。)
【ぐんじからの質問と回答】
* 現在、汚泥焼却灰を保管するための仮設倉庫が13棟あり、
今年度12棟建設する。そのうえ、さらに15棟も
汚染焼却灰をいれるために建設するのか。全部で40棟?
印西市民や我孫子市民の感情をどのように考えるのか?
・・・回答 物理的な面積の問題もある。また
分散配置するよりも一括管理の優位性があることを
理解してほしい。
(ぐんじ ・・・ 理解できない。。)
* これだけの集積地は千葉県にないのだから、
空間線量だけでなく、土壌検査もストロンチウムや
プルトニウムも対象に行なうべきではないか。
・・・万全を期して国のガイドラインに従って管理を
行なって行きたい。(今後の参考にもなるので
データは充分ではないので集めておくことも
考えていきたいようなニュアンスの回答もあり。)
* この場所でなくても、自衛隊の北総基地もあるでしょう?
・・・現在地だけで充分でないことも理解していくので
並行して探していきたい。
【今後について】
* 今日の説明会は、説明を聞いただけですという
スタンスです。(しかし、この案件も印西市市長選挙が
終われば、いけいけどんどんになるのでしょうか?)
* また、今回の説明会は質問時間が限られていましたので
聞きたいことも充分に聞けませんでした。改めて、調査をして
県庁に行き、説明を聞いてこようと思っています。
(今日、質問の対応を主に行なった防災危機管理部部長とは、
1/31に県庁でお会いしています。)
ぐんじとしのり
<メールID> toshigunji*hotmail.com ↓
→ IDは * 部分を@に変えて、コメント欄に書けない
内容は直接、お送りください。
【関連する記事】