朝から「環境整備事業組合」の勉強会があり、
出席しました。
昨日の最終日市議会定例会に私は印西市議会から
「クリーンセンターの移転」についての「意見書」の
提出を求める発議案を提出しましたが、否決されました。
今日の勉強会でその話題が「出るのかな?」とも
思っていましたが、その話題には全く触れずに、
7/30の説明会から現在に至るまでの説明会の
開催場所等の提示などで終わり、その後、
「千葉ニュータウンセンター熱供給事業本部」への
視察を行って、正午までで勉強会は終了しました。
今後、もっと広くこの問題を市民に告知し、
本当にこのまま事業を進めていいのかを問うて
行きたいと思います。
以下に私が今回の発議を行うにあたっての
「提案理由(抜粋)」と市議会に提出した「発議案」を
原文のまま、提示します。
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(発議案を提出した 提案理由 (抜粋))
今回、市民からの陳情として821名の賛同者を
つけた陳情書が陳情者代表 大塚3丁目町内会
クリーンセンター 対策委員会 小竹茂夫 さんから
提出されました。
しかし、この陳情は審議される事なく、議員配布と
いう形で今回の議会を終わろうとしています。
今回の議会でも一般質問の中でクリーンセンターの
移転問題に対して、私を含め9名の議員が登壇し、
市当局に対して疑問点をなげかけ、回答を得ていますが、
その回答は議員だけでなく、傍聴にきていた市民からも
疑問の声があがっています。
このまま、2年間の検討を経てきたとはいえ、
この事業を推し進めるべきなのでしょうか。
私自身、今年4月に再び市議会に戻ってきました。
過去4年間、クリーンセンターの移転に関して
どのような議論が行われてきたか充分に検証を
していません。検証できていないのは私だけでしょうか?
実際に白井市ではほぼ同じ趣旨の意見書が
可決されたと聞きます。
印西市は本埜村と印旛村を合併し、広くなりました。
合併は平成22年3月のことです。一体となった
印西市の行政は充分にクリーンセンターの移転問題に
取り組んでこられたのでしょうか。
私にはまだまだ議論しなくてはならないと思います。
未来に禍根を残すべきではありません。
今度できる施設は30年後の建て替えを目指していると
聞きます。
30年後の印西市にどれだけの方々が責任を持てますか。
未来志向でもう一度立ち止まって考えてみるほうが
いいのではないでしょうか。
改めて提案理由を申し上げます。
印西クリーンセンター次期中間処理施設整備における
財政負担が巨額であるだけでなく、まちづくりの
ありかたをはじめとする多種多様な観点から、
大塚3丁目の住民だけでなく、広く2市1町における
住民合意形成を必要と考えるため。
(意見書原文)
「広く地域住民の意向を踏まえた
次期一般廃棄物処理計画の検討を強く求める意見書」
印西クリーンセンターを運営する印西地区
環境整備事業組合では、現施設の更新等に関して、
平成23年3月、「次期中間処理施設整備検討委員会」での
検討を踏まえ「印西クリーンセンター次期中間処理施設
整備基本計画」を策定し、平成23年6月、管理者・
副管理者会議において建設予定地を決定したと発表しています。
この検討過程においては、移転予定地周辺の住民への説明が
充分に行われなかったことに加え、概算ベースで
建設費200億円(うち新たな土地取得40億円)という
莫大な費用負担に関しても財政的な検証のないまま、
事業遂行がされるように見受けられます。
次期中間処理施設整備事業を進めるために必要となる
総額200億円という莫大な費用は、印西市民・白井市民・
栄町民が負担することになりますが、印西市・白井市・栄町
ともに財政状況が極めて厳しい状況にある中、
本基本計画等の検討において、こうした財政負担に関する
議論が充分に行われておりませんし、また、財政負担の
妥当性等について印西市民・白井市民・栄町民への説明が
行われておりません。
したがって、次期中間処理施設整備事業を推進する上では
ゴミ処理計画やゴミ減量化計画も早期に立案し、
構成市町と足並みをそろえるためにも、早急に、
広く印西市民・白井市民・栄町民の意見を聴取する
検討組織を立ち上げ、財政負担の問題も充分に
念頭においた上での施策を含めた次期一般廃棄物処理計画の
検討を行うよう強く求めます。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
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採決の結果、発議案は否決されました。
−− 賛成した議員 −−
(発議提出時の賛同議員)* 敬称略
板橋/海老原/山田/雨宮
(議案に賛成した議員)* 敬称略
山本(賛成討論)/板倉/国島
以上7人(+ぐんじ)
−− 反対した議員 −−
(反対討論を行った議員) *敬称略
橋本/松尾
(議案に反対した議員)* 敬称略
浅沼/岩崎/大塚/小川勇/近藤
酢崎/中沢/藤代/小川義人/上條
斉藤/松本/渡辺
以上15人
* 金丸議長は採決に加わらず。
私が提案者となって、議員各位からの質疑に
回答したのですが、質疑時間は1時間以上に亘りましたが
市民のことを考えるのであれば、「慎重審議」を求める
白井市議会のように全員賛成でもよかったのでは
ないと思います。
== 放射能/放射線対策について ==
(1)【放射能量測定結果 印西地区環境整備事業組合】
12/16(試料採取)/12/19(試料測定)
放射性セシウム(CS134+CS137)
主灰 758 Bg/Kg 飛灰 3510 Bg/Kg
(放射性ヨウ素は不検出)基準値8000Bg/Kgは下回っています。
* しかし、組合敷地内には8000Bg/Kgの飛灰が
引き続き一時保管されています。(130t)
煙突内部の放射能量も発表されましたが、全てヨウ素、
セシウムとも「不検出」となっています。
(検出下限値0.3〜0.8Bq/Kg 煙突内部の部位による)
(2)公開されました。 印西市HPより・・・
@ 幼稚園、保育園(私立含む)、小・中学校等における
積算放射線量の測定結果
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1318823781274/index.html
A 大気中放射線量簡易測定結果について
詳細に5箇所測って提示しています。
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1307681493990/files/66.pdf
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