聞きたい話がありました。・・・・「天国に一番近い霊安室」
末期がんの患者さんが病院の霊安室を見学した際、
「死んだらここに置いてほしい」とつぶやいたそうです。
(ご承知の通り、霊安室は他の患者さんの目が届かない地下や
奥まった場所にあるものです。しかし、この病院は、
見晴らしのいい最上階(13階)にあります。
その理由は単純明瞭。「天国にいちばん近いから」)
「もう一度入院したい」と患者さんが訪ねる病院。
「病人は病気である以外は
一般の人と同じ生活をして然るべきです。」
「『人を幸せにする』という目的は、
一般の志ある企業と変わりはありません。」
「持てる技術と真心のすべてを患者さんに
そそいでいます。」
そして、
「この病院で働きたい」と医師やスタッフが集まる
この病院は、
亀田メディカルセンター (亀田総合病院)
千葉県鴨川市 http://www.kameda.com/
昨日、視察に行ってきました。
『日本でいちばん大切にしたい会社2』
(著者:坂本光司氏/あさ出版)
この書籍に紹介され、「天国に一番近い霊安室」のエピソードが
紹介され、一度どうしても霊安室だけでなくこの病院を見たい、
理事長や院長の話を聞いてみたいと思っていました。
亀田理事長と双子の息子たち
亀田 髢セ 理事長による説明
理事長と院長から説明を受けて、病院内を視察させていただきました。
「医療の使命とは、人がより満足し、
思うように生きるためのサポートをすること。」
「患者さまの笑顔のために、
亀田メディカルセンターの答えは、いつでも「YES」」
☆ 亀田メディカルセンターの特徴
− 高度専門医療から在宅、家庭医療、介護福祉にわたって
網羅的に行っている。
− 医師をはじめスタッフは質、量ともに比較的恵まれている。
(420名の医師と1000人以上の看護士を抱えている。)
− 教育熱心で研修医からの人気が高い
(さらに2012年4月に「亀田医療大学」開設予定。)
− ITを積極的に活用し、業務の効率化情報の共有化が図られている。
(院内で「書類」や「検体」の空気輸送が行われているのみならず、
クラウドアプリケーションや地域ITにまで踏み込んでの
システム構築が行われようとしている。)
☆ 今後について
−現在既に、地域における最大の雇用場所となっている。(鴨川市の
年間予算をはるかに超え−450億−、地域経済の更なる担い手を
目指している。)
−高齢者の急増による医療介護ニーズを見据えて安房地区において、
千葉県のみならず首都圏の受け皿になるような動きを行っている。
(全国で65歳以上の人口が694万人増えていく2025年を見込み
「亀田」に行けば、受け入れてもらえるという体制の構築を目指している。)
−今後の日本の成長戦略における「医療ツーリズム」の受け皿として、
既に国際認証のJCI(アメリカの国際的医療認証機構)を取得している。
** 亀田メディカルセンターとは、亀田総合病院(急性期医療)を
中心とした亀田クリニック(外来診療)、亀田リハビリテーション病院
などの医療サービス施設の総称です。(社会福祉法人「太陽会」といった
介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、障害者支援施設などの
グループもあります。)
** 亀田総合病院は千葉県の「救命緊急センター(42床)」
「小児緊急医療」「総合周産期母子医療」等の三次緊急を担う病院です。
(「総合周産期母子医療」は日医大千葉北総病院では担当していません。)
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K棟の個室を見学(差額ベット代 ¥12600/日)
+ 東京の病院では差額ベット代が¥35000〜¥50000/日。
病院内のCSS(トレーニング室)を見学。
看護士養成のための「腕」の模型のみならず、
実習前の訓練器具がならぶ。
最上階には、海の見えるレストランがあり、
誰でも利用できるようになっています。
また、病院の中にはコーヒーチェーン「タリーズ」が出店しています。
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印西市には今、二次保健医療圏を担う病院がありません。
病院の誘致のために、勉強になればと思ったのですが、
亀田メディカルセンターでは、ただただ圧倒される視察と
なりました。(もう一つ、「君津中央病院」も視察してきました。
改めてご報告します。)
===放射線情報===
*(続)印西市の放射線対策
昨日2日、印西市が記者会見で発表した内容が、本日付けの
「千葉日報」に掲載されておりましたので、本日付けの
別の記事としました。
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