子どもたちは新学期が始まりました。
しかし残念ながら、この夏休み期間に印西市としては
放射線対策を他市のように大掛かりに行ったとはいえず、
非常に残念な思いをしています。
「明日から給食なんですが、お弁当にしていただくことは
できないでしょうか」と複数の方から相談がきています。
5日(月曜日)から始まる定例議会の一般質問で、
放射線問題をとりあげる私は、もちろん、学校給食の問題に
ついても執行部に通告し、現在、議会での代表質問の際に、
どのように訴えるかを熟慮しています。
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(市への通告内容=抜粋)
1.放射線被曝に関しての対応について
(5)食物の放射線汚染に関わる給食等の提供について
学校給食の提供について、市では大手業者が安全なものを
提供しているというが、その情報を広く市民に公開する
予定はあるか。その情報は業者から文書により証明され、
安全かどうかの判断をしているのでしょうか?
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恐れているのは、もちろん、放射線による内部被ばくです。
* 先日のブログ(8/28付)にも記載しましたが、
外部被ばく=暖炉の前に座って体を温めるイメージ
内部被ばく=ものすごく小さな火の玉を飲み込み
体の一部だけがものすごく熱くなっているイメージ
・・・であり、内部被ばくの体への影響は、外部被ばくの比では
ありません。また、何よりも考えなくてはならないのは年間の
許容被ばく量には内部被ばくの影響は全く考慮されていない
ことにも問題はあります。(日本政府やICRPの安全基準)
もちろん、今回の議会で市当局に「学校給食の提供」を私自身は
問うわけですが、それ以前に考慮しなくてはならないことが
あります。
「給食の選択性」について。
今日、子ども達を通じて配布された「給食だより」には以下のような
記載があるのをご存知でしょうか?(全ての小学校に配布されたものか
どうかは未確認です。)
・・・今後、食材の納入状況により、献立を変更する場合が
ありますのでご理解ご協力をお願いします。また、給食の停止を
希望される方は各学校へご連絡ください。
給食だよりをご覧になっていますか?
「よーく目を通さなければ、読まない方もいるだろうという感じに
さらっと小さく書いてありました。」と学校給食の選択性を求めている
ママから連絡がありました。
もちろん、放射線問題で学校給食をお子様に摂らせたくないママたちは、
学校に申し入れれば、学校給食を摂らずにお弁当にすることも
牛乳を飲ませないようにすることも可能です。
(教育委員会から各学校に話をしてもらっています。)
「放射能から子供を守る会@印西」に参加されたママからは、
「学校側から書面が出れば、お弁当持たせやすいという話もありました。」
と聞きます。
また、「『給食をやめたいが…』と話しているママたちは、みんな、
学校側から書面でお弁当も認めますといった内容を出してもらえれば、
お弁当を持たせやすいと話しています。
書面がないことにより、個人でお願いして、給食を止める事を
決めるのが、やりづらいと言うのが、共通しています。」ようです。
明日、また、教育委員会と話をしてみます。
(補足)
* 私立幼稚園では、(株)幼稚園給食から給食をとっている
幼稚園もあるようです。
今日、発表された「給食製造の方針について」をHPにて
ご紹介します。
http://y-kyushoku.blogspot.com/2011/09/blog-post.html
* 一昨日のブログ(8/30)に記載した・・・
「給食の食材の公表は現在のレベルか?」
・・・ 9/6(火曜日)の議会本会議で追求していきます。
今の印西市の公表データがHPから探しきれませんが
(公開されていない?)、非常に大雑把なものであり、
市民の不安を払拭できるものではないと考えています。
・・> NT地区のママから、HPから探しきれないとの
ことについて、ここに記載されています!と
メールをいただきました。ぜひ皆様、ご覧ください。 ↓↓
>印西市の給食産地が見当たらないようにブログで見ましたが、
http://inzai.ed.jp/kyusyoku/?page_id=66 のPDFです。
・・・非常に大雑把なのがよくおわかりになると思います。
* 牛肉の使用につきましては、安全性が確保されるまで、
当面の間、使用しない方針であることは聞いています。
* また、食材の産地及び出荷時期および放射線量測定結果の
証明書については提出してくれるものと信じています。
・・・ だからといって、放射性物質の混入を恐れる方にとっては
やはり、給食は避けるほうがいいと思います。
私は提供される給食については最大限の配慮を求めていきたいと
思います。
【関連情報/柏市】
放射線対策の今後の方針等について
市では、東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された
放射性物質による環境汚染の対処に関し、市民の不安を一日でも
早く解消するため、国際放射線防護委員会(ICRP)の考え方に
のっとり、市民の被ばく線量の低減を実現するための対策の方針を
次のとおり決定しました。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/080800/p009306.html
・・・ 印西市より進んだ方針が示されたと私は思ってみています。
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