ミネルヴァの森というのがあったそうです。
この森には梟(ふくろう)が住んでいて、夜になって
森が暗くなると、梟が飛び立って、夜道を照らしたとのこと。
つまり知識の象徴である梟は「夜」になって活躍する、と
いうこと。「夜」は人生における「晩年」とも取れます。
ヘーゲル『法の哲学』序論の隠喩。
「ミネルヴァの梟は暮れ染める黄昏とともに飛翔する」
今日(7/13水曜日)、横浜で自治体議会政策学会が
主催する政策講座が開催されたので講座を聞きに
行ってきました。内容は以下の通りです。
「議会に臨む」
−行財政改革を遂行した3市長に
議会と行政の関係を聞く−
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(1)地方議員の役割と議会改革
竹下 譲 自治体議会政策学会会長
「議員は住民の代表」という真の意味を考える。
住民に知らされていないことを新人議員が知らないのは当たり前。
住民の視点でわかりやすい議論をするために悪しき慣習に
疑問を持とう。自治体の議会こそ真の民主主義実現に一番近い場所。
(2)財政健全化と議会の審議
井上 哲夫 元四日市市長
財政健全化の必要性を理解し議論する前提とはなにか。
住民や議会への情報提供のあり方の見直しは必要ではないか。
審議に必要な資料の調べ方、各議案の持つ意味の考え方を説く。
(3)総合計画と議会の審議
西寺 雅也 山梨学院大学教授・元多治見市長
総合計画の意味と行政の仕事・議会の役割は何であるのか。
住民の生活と総合計画・各種計画の根拠と予算の関係は
どのようになるのか。
福祉・都市計画・環境関連計画の根拠となるのはなにか。
(4)自治体議会の課題
石田 芳弘 元衆議院議員、元犬山市長
時代の潮流、二元代表制度の誤解、議会の役割とは、予算は
どのようにつくられるのか。その他議会の役割、審議のポイントを
考える。
(5)パネルディスカッション 16:15-17:30
大災害が各地を襲う ─行政と議会の役割は─
パネラー 井上哲夫氏/西寺雅也氏/石田芳弘氏
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4年間、政治の世界から離れていて、自分自身の知識が古臭く
なってきたように感じ、この講座を聞きにいくことにしました。
丁度、6年前に現役だった西寺市長、石田市長の話を同時に
聞く講演会が会って、その時からお二人がどのような時を
重ねてきたのだろうか?も興味がありました。
多くのことを学びました。
10年間の決意をすることで、10年後が決まるが、
がんばっても10年後にはできる範囲は10年前の範囲だけ。
でも、決意をしていかないと。(井上 前四日市市長)
議員の役割は大きく、「自立した街は何でもできる。
職員も仕事が楽しい。」と思える街に議員も協力していくべき。
(石田 前衆議院議員〜3月の名古屋市長選挙で落選)
「災害時の議会のありかた。
非常時予算の取り扱い方。
自治体が設置する災害対策本部とのかかわり。
どう考えるか、議論すべきでは?」
(石田 前衆議院議員〜3月の名古屋市長選挙で落選)
まだまだ印西は遠いのではと考えています。
(* 放射線についての話は皆無でした。3人とも東日本地域の
出身ではないため、期待はしていませんでしたが。)
私も知識を蓄え、皆様に還元していくように引き続き努めます。
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