2010年04月20日

奨学金の意味(2)

4/11(日曜日)のブログにも書いたが、そのものずばりの提言があったので、
再度書いてみようと思う。


 
趣旨は賛同しますが、全然、全く、完璧に「わかってないな。」と
いうのが実感です。

何点か考えたいと思います。 
>具体的には、給付奨学金は年額60万円で、

・・・・? 初年度納付金や年間の授業料をご存知でしょうか?

>大学入試センター試験の成績が「上位15%以内」としています。

「上位15%」と簡単にいいますが、多くの学生が予備校などに行っています。
それで上位の成績をとっているのが現状だ。ということが全然わかってません。

>給付対象者の規模は、大学進学者全体の5%、1学年約3万人と見込んでいます。
条件を厳しくしたのは、国の財政事情の悪化による財源問題とともに。。。

大前提として「経済同友会」は子ども手当はどう考えているのでしょう?
「子ども手当の対象者」と大学に入学し、勉強したいが経済的に
行けない子どもとどちらが多いだろう?

>家庭の経済力が子どもの教育格差を招いているという現実を考えると、
低所得層の子どもにとって、これはなかなか厳しい条件だと言えるのではないでしょうか。
 
全く同感。

>このほか、国立大学の入学金を廃止するか、または入学金相当額を各学年の授業料に均等に
上乗せすることで、学生や家庭の初年度納付金の負担額を引き下げることなども提言しています。

だからさー、国立大学に入るってどのくらい勉強すればいいか。
全然わかってないと思う。ため息が出てしまう。
 
民主党は国民生活が第一と言っているけど、全く国民生活がわかってないし、
残念だけど経済同友会は中小企業に勤務する会社員の気持ちなんか全然わかってないことがよくわかる。
 
今日、本屋で泣きたくなる記事を読んだよ。
 
「週刊プレイボーイ」
風俗でアルバイトしながら、女医になる勉強をしている女の子のインタビュー。。。

「普通の子どもが医者になろうとしたら、このくらいのことはしないと医者にはなれない。」 

こんな内容だったと思う。どう思う?

この女の子のインタビューが本当だとすれば、この子は天使だし、私たちは悪魔です。
 
学びたいと言う気持ちを親の経済的な事情で許さない、この国。
「子どもたちの覚悟」に頼るこの国。
 
もう一回、国のお金の使いみちを考えてみないか。
そして、自分のお金がある人は、子どもたちや困った人たちに
無償で援助することをやってみないか。
 
やるせない気持ちで私はいっぱいです。
そして私は無力です。





大切な人にバラを届けてみませんか スパーブローズ

 
posted by ぐんじとしのり at 00:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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