2013年12月19日

私には言えない。

 印西市議会/平成25年第4回定例会は
今日(12/18(水))、閉会しました。

 今夜は少しだけの開放感と今回もたっぷりの
徒労感。引き続き、ブログや「議会報告」で
内容についてはご報告を行なっていきます。
 
 今日のブログは。。。
 最終日の今日、最大の山場となった

「北総線運賃の更なる値下げのための
  関係者間の合意形成を求める決議(案)」

      をメインにご紹介します。

◇ 今朝(12/18)の東京新聞に紹介されたようです。

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

北総線補助金 印西市議会「継続」決議へ

北総線の運賃値下げの補助金が2014年度末で終了する
問題で、印西市議会が、現行の枠組みで15年度以降も
補助金の継続を求める決議を18日に行う見通しになった。

印西市は、白井市とつくる対策協議会で「補助金なしでも
運賃の値下げは可能」とする報告書を夏にまとめ、
年内に補助金問題への市としての対応を決める方針。
決議に法的効力はないものの、値下げ運賃を維持する
公費負担をめぐり、市議会と見解にねじれが生じることに
なった。

 決議案は海老原作一市議(無所属)が提出予定で、
市議22人のうち8人が賛同者に加わった。

 決議案では「市が主導的立場を担い、15年度以降も
現行の運賃値下げのためのスキームを維持」することを
求め、関係者間の合意形成を促した。

 現行の補助金は、県と印西を含む沿線六市が、
値下げによる減収分として年3億円を分担することで
鉄道会社と合意し、10年7月から高額な運賃を平均4.6%
値下げしていた。印西市は年8100万円を負担している。

 一方、印西と白井両市でつくる対策協議会の報告書では、
専門家による北総鉄道の経営状況の分析を基に、
補助金を終了しても値下げ運賃の維持は可能としていた。 
(三輪喜人)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20131218/CK2013121802000108.html

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 私と同じ会派の海老原議員から「北総線の運賃問題」に
ついて、今年中になんらかのアクションを起こさないと
「まずいよね」と12月議会前から話をしていました。
 
 そして、海老原議員が「たたきだい」の文書をまとめ、
他の会派の議員に対して、賛同を求め、文書内容を加筆訂正し、
昨日(17日)の「議会運営委員会」に提案し、今日に
至りました。
 (以下に全文を掲示します。)

 = = = = = = = = = =

「北総線運賃の更なる値下げのための
   関係者間の合意形成を求める決議(案)」

 北総線の運賃は、平成21年11月30日の関係者間の
合意により、平成22年7月17日から平均4.6%の値下げが
実現している。
 この運賃値下げは千葉県・沿線6市・鉄道事業者の
財政支援により成立し、北総線利用者の負担は
軽減されている。また、印西市の財政負担も軽減することと
なっており、さらには印西市が以前に実施していた
通学定期に係る単独補助と比較して、住所証明が不要と
なったことや年齢制限が撤廃されたことなど利用者の
利便性の向上にも繋がっている。
 このように、平成21年の関係者間の合意による
運賃値下げは特に通学定期利用者にとって一定の成果を
もたらしており、平成27年度以降についても更なる
運賃値下げに向けた関係者間による積極的な取り組みが
期待されるところである。
 加えて、北総鉄道株式会社の経営状況や財務状況は
北総鉄道の経営努力により平成21年の合意時と
比較して改善されていることは明らかであり、
更なる運賃値下げのため関係者間の合意形成に
向けた努力をすべきである。
 万が一にも、関係者間の合意形成の協議が行われないままに、
現行の運賃値下げのためのスキームが破綻し、
「北総線の運賃値上げ」という結果になることは
断じてあってはならない。
 よって、印西市議会は、北総線を利用する市民の利益を
最優先に考え、印西市が主導的立場を担い、
平成27年度以降も現行の運賃値下げのためのスキームを
維持し、北総線運賃の更なる値下げのための関係者間の
合意形成を求めるものである。

以上、決議する。

平成25年12月18日
               印西市議会

 = = = = = = = = = =

 この発議案に対して、「違法の可能性が高い補助金
支出以外の手段を検討しなければならない。」という
考え方で、対抗する決議案が提出されましたが、私は
以下のような内容で、海老原議員の提出した発議案に
対して、「賛成討論」を行ないました。

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 今回の決議案ですが、表題の通り、
「北総線運賃の更なる値下げのための関係者間の
 合意形成を求める」というものです。

 更なる値下げをするためには、どうすればいいのか。
 
 北総鉄道と交渉すること。
 親会社の京成電鉄と交渉すること。
 
 何度も粘り強くテーブルについて交渉しなくてはならない。
 
 現行は、運賃スキームをどうするかという交渉の場が
あります。
 
 補助金を出すか、出さないかの議論がいつのまにか中心と
なっていますが、私たちが求める(運賃値下げ)という
本来の趣旨とは異なるはずです。

 更なる値下げのためには、まずは現行スキームを
維持しなくてはならないのではないでしょうか。
 現行スキームをなくして、どうやって更なる値下げを
行なうのでしょうか。
 
 私が求めているのは「定期的な交渉を継続し、
運賃値下げを実施すること」です。
 
 仮にこのスキームを壊した場合には、どうやって
新たな関係を構築していくのでしょうか。

 北総鉄道はこのスキームが壊れた場合には、
運賃をもとに戻すと文書で通知していると聞きます。
 
 仮に元の水準に戻ったら、運賃値下げどころではなく、
逆に値上げになるのではないでしょうか。

 値上げされたら・・・・、 
 それで市民に説明できますか?

 利用者にとって大事なのは家計にとって、
 交通費がどう影響するか。

 いくらあがるか試算したことがありますか?
 
 私には、毎日何もいわずに
 東京に通う会社員に対して、学生たちに対して
 運賃があがりますなどと決して言えません。

 また、運賃が高いということで、ニュータウンの
マンション販売に影響がでる、企業進出に影響がでることは
考えられませんか。

 今回のスキームを壊すことで、壊れることで、
市民にとってのメリットは一体どのようなことが
あるのでしょうか?
 
 メリットは思いつきませんが、デメリットは考えられます。

 市民負担はどうか
 8100万から1億3300万円に増えます。

 この金額は旧印西市、旧本埜村、旧印旛村で
北総鉄道の利用者に対して行なっていた補助金を
足し合わせたものですが、1億3300万円拠出したとしても
救われない方々がいます。小中学生、22歳以上の学生、
電大や印旛明誠に通う子供たちは救えません。
(この金額は年齢制限や居住地制限があった際のものです。
列記した方々も含めて拠出するとすれば、1億5000万円を
超えることは充分に想定できます。)
 
 北総線に補助金を出すのよりも、手続きをしての
補助金とすればいいという論がありますが、従前の
ように住所証明をもらい、立替払いをしてもらうの
でしょうか。
 
 もし、現行のスキームが崩れれば、現行の
通学定期代から33%アップと消費税値上分を各家庭に
立替えてもらうのですか?(立て替えて、銀行振込が
想定されます。)
 
 北総鉄道の運賃は高いので、1ヶ月単位で購入すると、
毎月このような作業を市民に、市職員に強いるのですか?
 
 市民目線を標榜する板倉市長はこのような手続きを
「子ども手当て」の時のように職員にさせるのでしょうか。

 そして、職員の負担の増加 ・・・・
 職員の人件費は誰が払っているのか。

 市民にとって、個人個人が支払っている税金からの
支出は増え、さらに負担まで増やすことを私たちは
させてはならないのではないか。
   
☆ 北総鉄道は儲かっているから、補助金を
出すべきではないという話もあります。

「北総鉄道は儲かっているのでしょうか?」
 もう一度、現行の運賃値下げのスキームを思い出してほしい。
 自治体側が50%、北総鉄道が50%
 
 形式上は北総鉄道に補助金を出している。
しかし、北総鉄道の経営支援になっているのでしょうか。
 
 今日の発議案の提案者となっている「海老原議員」は
一般質問で市に対して、北総鉄道について、ある問いかけを
しています。
  
「北総鉄道の補助金をなくして、現在の運賃値下げ
スキームをやめて元に戻った時、北総鉄道の利益は
増えると思うがどうだ?」

 市当局は具体的な数字をあげて、運賃値下げスキームを
やめたほうが、北総鉄道は運賃収入があがることを具体的な
数字をいれて、回答している。
 
 別の切り口から申し上げても、儲かっているという表現に
関しては、注目すべき記載が北総線運賃問題に関する
報告書にはある。
 
 平成22年度鉄道統計年報のデーターを元にした
調査報告書の記述によれば、北総鉄道の職員一人当たりの
人件費は京成グループよりも低く、営業キロ当たりの職員数、
一駅あたりの駅職員数は東葉高速、埼玉高速、
京成グループの中でもっとも少なく、運転手一人当たりの
年間走行距離は他社の2倍以上、車両あたりの年間輸送量は
他社より高くなっている。
 
 本当に儲かっているのなら、すべて最低水準と
いうことはないのではないか。

 さらに言えば、儲かっていれば、一般の企業であれば、
株主に配当を出すのではないか?

北総鉄道利用者のための補助金であることを忘れてはならない

 私は印西市の態度は他の5市と比べても、市民に対する
影響が違うものを考えています。

 船橋は合意書に基づく自治体負担(補助金)を
出さないという話がありますが、補助金の負担割合は
わずか2%であり、印西市の27%と比較すべきものではない。

 私は、「平成27年度以降も現行の運賃値下げのために
スキームを維持することが北総線運賃の値下げにつながると
信じ」、印西市が千葉県や他の5市に対して主導的な立場を
とるべきだと申し上げ、そのような方針が市民生活の向上に
なると信じ、賛成討論といたします。
 
    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 採決結果は、15(賛成)−5(反対)で可決されました。

 賛成した議員(敬称略) 海老原(発議者)
  板橋、ぐんじ(会派「新政」)
  藤代、酢崎、小川義人、中沢、近藤(「北総志誠会」)
  松本、岩崎、松尾(会派「昴」)
  橋本、浅沼(公明クラブ)
  金丸(会派「ひびき」)、上條(無会派) 以上15人
 
「違法の可能性が高い補助金支出」という話があちこちで
聞かれますが、私は市民のための補助金であると信じています。
 
 また、「北対協」が作成した「報告書の内容」についても
私は疑問をもっています。
 
 市民の皆様に対して、一度「北総鉄道の運賃問題」について
今までの動き、そして今後について。。。
 
 年明けに日時を設定して、議会報告を私の
所属する、会派「新政」(板橋睦、海老原作一)で
行ないたいと思います。
 
 詳細は、改めてお知らせいたします。
  
=== 呆然とした。。 ===

☆ 持つべきは友・・・

 パソコンがおかしくなった。。。。
「ブログが書けん!」と深夜に真剣に悩みました。

 あまりにもレスが遅く、いらいらして、
キーボードをばしばし叩いたら、画面が
たてになってしまった(↓)
  
13873871679170.jpg
(汚いパソコンのディスプレイですが)

 直そうにも、マウスが思い通りに動かず。。。

 途方に暮れましたが、深夜友人に電話して、
解決法を教えてもらいました。

 本当に助かった。。。ありがとう。
 
=== 印西牧の原駅、駅名変更? ===

 ☆ ツイッター情報によりますと・・・・

【画像】北総線の印西牧の原駅が「決闘ヶ原」駅に改名!?

 http://matome.naver.jp/odai/2138724733360626901

  ほー、ほー、ほーー。

 トッキュウジャー? よくわかりません。。。
  
=== 放射能/放射線問題 ===

☆ 印西市/大気中放射線量簡易測定結果 2013年12月17日
詳細は以下のURLからご確認を。11/26-12/13 最新版です。
http://www.city.inzai.lg.jp/0000001298.html
印西市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校 、公園、児童遊園等での
大気中放射線量を簡易測定で測定し、数値を公表しています。

☆ 印西市/大気中放射線量簡易測定箇所 測定地点図 2013年12月17日
印西市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校 、公園、児童遊園等での
大気中放射線量簡易測定場所の測定地点図を作成致しました。
詳細は、以下URLをご覧ください。
http://www.city.inzai.lg.jp/0000001267.html
     
 ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 02:46| 北総鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする