2013年05月25日

横浜市、調布市

 今週20日、横浜市が「2010年から3年間で(待機児童数を)
ゼロにする」という目標を達成したと発表しました。

 私自身、横浜市の動きには注視をしていて、横浜市には
視察にお伺いして、このブログでも紹介させていただいています。
(横浜市の取り組みは、昨年資料として、多くの冊子を
横浜市当局からいただき、既に私の手元にあります。)

▼ 参考 「雨模様でした。」
 http://togu.seesaa.net/archives/20120713-1.html

 多くの印西市民が羨望の眼差しで「待機児童ゼロ」とは
すごいなと思い、横浜市を見ていることは承知していますが、
反面、昨日(5/24付)の私のブログで印西市内に開設予定の
「認可外保育園」を紹介したところ、何人かのママから
「大丈夫でしょうか?」との軽いお伺いをもらったのも
また事実です。

◎ 横浜市の待機児童対策のポイント
 − 民間企業の参入を促進
 − 市独自の基準を満たす認可外施設の積極活用
 − 区役所に専門相談員「保育コンシェルジュ」を配置

 もちろん、横浜市と印西市では人口規模も財政規模も
桁違いですが、国に先駆けて、民間企業の参入を促進し、
「認可外施設の積極活用」を行っていることに注視するべき
点が多いように思います。
  
 そもそも、私が横浜市に視察に行ったのは、「家庭的
保育事業の公募」について、どのような手法をとっているの
かがメインであったのですが、結果的に多くの知識習得する
ことができました。
(印西市では、昨年10月1日から「家庭的保育事業」を実施し、
現在もUR原山団地で「家庭的保育事業」の実施を行って
います。 =9名保育/現在空き無)

▼ 参考 
 ぐんじとしのりブログ「家庭的保育事業スタート!」
 http://togu.seesaa.net/archives/20121011-1.html
 
 待機児童ゼロとなった横浜市。しかし、「課題」もあり、
その課題も踏まえて、(印西市で)考えなくてはならない、
ことも多いように思います。
(「ゼロ」の裏側の課題についても考慮すべきです。)
  
 横浜市での課題/質の確保について(民間頼みの危うさ)
 @ 保育士は確保できるのか?
 A 0-1歳児について、国の面積基準は満たされるのか?

▼ 横浜市、待機児童ゼロとはいうけれど。
 = 事実を各位にお伝えし、私は報道内容は否定しません。

 ・・・@ 横浜市では特定の保育園だけに申し込み、
  預け先が見つからない場合には「待機」にカウントして
  いません。(このケースで保育所に預けられない児童は
  4/1現在で566人いるといいます。)
   A また、一時保育を利用している52人のほか、
  育児休暇中や求職中の親の子303人も含まれていません。
 (厚労省は待機児童の細かな基準を定めておらず、
  自治体に判断を委ねています。)

 ・・・> ゼロに向けての取り組みは頭が下がります。

▼ 参考 
 ぐんじとしのりブログ「待機児童を減らすために。」
 http://togu.seesaa.net/archives/20130503-1.html 
 
  私は批判があることを承知で待機児童を減らすためには
 株式会社の参入を全面解禁し、株式会社の保育園設置も
 推進すべきだと思います。課題が発生すれば、その都度、
 その都度対応すればいいし、保育施設で「お金儲け」を
 考えるような人はいないと信じたいと思います。
(もちろん、充分な審査は行うべきだと思いますし、
「決算書の公開や親の園内見学で透明性を高めることが
 必要であり、行政の監視は必須だと思います。」)

  また、以前から主張しているように、UR原山団地で
 運営しているような「家庭的保育事業」の拡充を
「今、困っている方々のために」行うべきだと考えています。

▼ 参考 東京都調布市で今年度より「家庭的保育事業」を
 開始しました。調布市では今年、認可保育園を5園開園したと
 聞きましたが、それを補完する形で株式会社による
「家庭的保育事業」を2園開始したとのことです。

http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1366779833822/index.html
 
 2つの施設の見学に行ってきました。

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 民間マンションの1室を改装しました。(施設入口)

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 広い居室です。

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 子どもたちは別の部屋で集まって遊んでいました。

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 こちらの建物は調布市が建設し、貸し出したそうです。
  
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 広い2階で子どもたちが遊びます。

 ・・・ 話をお聞きしたところ、やはり保育士の確保に
 苦労されているようです。

  印西市は4月時点の保留児童99名を今年度、
 どうするつもりでしょうか。

※ 印西市は以下のコラムをご覧になり、
 今、何をすべきか、しっかりと考えて欲しいと思います。
 
 = = = = = = =  = = = =  

 待機児童ゼロ実現の横浜市長 職員に
 「困る市民の声を聞け」
     NEWS ポストセブン 2月23日(土)16時6分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130223-00000015-pseven-soci

 保育所に通いたくても通えない「待機児童」は、全国で
深刻な問題となっている。そんな中、横浜市はわずか3年間で
市長・林文子さん(66才)を中心に「待機児童ゼロ」実現が
見えてきた。林さんは、高校卒業後、結婚してから転職した先の
ホンダでトップセールスを続け、その後BMW東京社長などを
歴任した“伝説のセールスウーマン”だ。

 横浜市緊急保育対策室の伊東裕子課長が忘れられないのは、
林さんが市長に就任してから8か月後の会議だった。2010年4月の
待機児童数が前年を上回り、恐らく、横浜市が2年連続で
全国ワースト1位になるだろうと報告したときのこと。
緊急保育対策プロジェクトが本格化する前の数字だから
仕方がない…メンバーのみんながそう思っていたときだった。

 だが、林さんは違う視点で見ていた。

林:「確かに、結果については仕方がないことです。でも、
 今回、保育所に入れなかった1552人のかたは、
 今どうしていらっしゃるか、把握しているの?」

伊東:「相手のほうから連絡をいただかない限り、
 特別こちらからは…」

林:「どうしてフォローしていないの?」

伊東:「しかし、入れなくて困っているかたに連絡をしても、
 逆に怒らせてしまうかと…」

林:「セールスの世界では、迷惑をかけてしまった相手に対して
 アフターケアするのは当然のことです。市民のみなさんが
 どれだけ困っているか、一人ひとりに会ってきちんと調べなさい!」

 それは従来の市役所の仕事のなかでは、考えたこともなかったこと
だったと、伊東さんは言う。

「目が覚めたような気持ちでした。それまで待機児童対策というのは
保育所をつくることで解消していく、というような考え方でした。
でも、本当に必要なのは、みなさんがどんなことに困っているかを
知ること。実際に、保育所にはいれなかったかたに話を聞くことで、
その後にきめ細かい保育サービスの提供ができるようになったんです」
(伊東さん)

 前例にとらわれず、おかしいと思ったことはおかしいと声を上げる
――林さんが民間出身の市長として新風を送り込んだ瞬間だった。

               ※女性セブン2013年3月7日号

== 印西地区環境整備事業組合 より ==
  
☆ 「次期中間処理施設整備事業」検討委員会 

  第2回会議 平成25年5月26日(日)
  13:00〜
   組合3階大会議室にて。。。

== 放射能/放射線関連情報 ==

☆ 市民が持ち込む食品・飲料の放射性物質検査の手続き
 
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1352337303579/index.html

  昨年度より検査を行っていますが、現状はどんな状況か、
 検査を実施している「印西市役所本埜支所」に確認しました。
 (5/24(金)現在)

 @ 現状では、午前中に受付を行い、午後検査、
  翌日午前中に検査結果の通知という流れ。= 今迄と同じ。
 (できれば、前日の夕方までに電話にて予約をしてほしい。)
 
   4月〜5月上旬までは「たけのこ」のシーズンだったので
  市内の農家の持込が多かったが、それでも前日までに
  予約をいただければ翌日の検査は可能だったとのこと。
 (前日までにお電話すれば、翌日、市で検査できると考えて
  よさそうです。)
 
 A 予約先…本埜支所総務課  電話97-1111(代表)
  「食品の放射線検査をお願いしたい」とお伝えください。

  詳細は。。。上記URLをご参照ください。

 ▼ 参考 ぐんじとしのりブログ「現在18件です。」
 
  http://togu.seesaa.net/archives/20120606-1.html

 
  ぐんじとしのり 
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青果物・乳製品・卵・鮮魚・精肉について、
放射線量の検査を行っております。
Oisixでは一般的な「一部サンプル抜き取り検査」ではなく、
青果物、乳製品、卵、鮮魚、精肉の対象アイテムについて
「全アイテム検査」を流通前に「毎日」行なっています。

 □取り組みの詳しい内容はこちら http://www.oisix.com/sc/kensa
posted by ぐんじとしのり at 01:27| 子育て支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする