2013年03月25日

伝わらないでしょ。

 市議会定例会が終わり2日目。議会の疲れを
いやしつつも、平成24年度も終わるので、書類の
提出準備作業を控えていたりするため、朝から
探し物をしていました。(「探し物」の時間に
どれだけ時間を費やしているか、毎度毎度自分自身に
うんざりします。)
 
 そして市議会からは、一般質問が終わったばかり
だというのに、5/15発行予定の「議会便り」に掲載
する、「『一般質問』の原稿を書いて、25日中に提出」と
いわれ、これまた書類を探し出しました。

 しかし、その文書に目をやると驚くような記載が。。

☆ 原稿行数
  個人質問 縦書き13字×40行以内
 
 「え”?」「あ”?」

 「40行???」 

思わず、「議会便り編集委員」に電話してしまいました。。
 
 ぐんじ 「40行?」
 委員  「そうなんだよ。」
 ぐんじ 「ほんと?これじゃ、なんも伝えられない。」
 委員  「ほんとに40行」
 ぐんじ 「前って?」
 委員  「60行だった。」
 ぐんじ 「なんで40行になった?」
 委員  「今回から議案の賛否について掲載することに
     なった。」
 ぐんじ 「だから、行数を削った?」
 委員  「そう」
 ぐんじ 「。。。。。」

 質疑を含めて、70分近く、一般質問の質疑時間に
使っています。それを60行でも書きたりないと
思っていたのに、40行ではほとんど何も伝えられません。
 
 「議会便り編集委員会」(市議5人で構成)で
決定されたものなので、今回はルールに従いたいと
思いますが、これで「市民の知りたいことは伝わるの
でしょうか。」(予算も絡むことは理解はしていますが。)
  
 表面的なことはわかったような気がしても、
本当に大事なことは伝わるのでしょうか。
 
 私達一人一人の生活にかかわる全てのことは、 
いつかどこかの総理大臣達のように、短いフレーズで
わかりやすい言葉で伝わるほど、簡単なものではなく
物事の本質的なことは深く人心にも関わることを、
一人でも多くの方々にわかっていただきたいと私は
思っています。

 表面的なことですが、以下に私が議会便りの
原稿として掲載をお願いする文章を記載します。
 
 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

1.印西市における放射線/放射能対応について

質問:平成二五年度の放射線対策予算は総額でいくらか。

【回答/環境経済部長】 放射線対策予算につきましては、
当初予算で二億八千百三十九万六千円を計上しています。
主なものとして、放射線量測定員の賃金、民有地及び
都市公園の除染費用です。

2.印西市における子育て支援策について 

質問:印西市は平成二十五年度、待機児童対策に
 どのような施策で望むのか

【回答/保険福祉部長】
私立保育園が平成二十五年度中に開園する予定と
なっています。
また、ニュータウン中央駅圏と牧の原駅圏に
民間保育園の設置を希望している団体があり、
当初予算で民間保育園施設整備費等補助金をお願いし、
民間保育園の整備等で待機児童を解消したいと考えています。

(その他の質問)
*市長公約で掲げた「救急医療」の体制構築について
*印西クリーンセンター移転計画について
*放射線・放射能対応について(民有地除染について)
*商業施設の出店と牧の原駅圏の将来について
(交通問題・暫定商業施設・郵便局の設置について)

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
 これで皆様はおわかりになるでしょうか?

 明日以降、引き続き、今回の定例議会の報告も含めて
このブログでご紹介していきたいと思います。

== 放射能/放射線関連情報 == 

☆ ブログのご紹介とぐんじとしのりから一言
 
 「湘南パパと愉快な線量計たち♪」

 昨年末、お隣の白井市の
 「白井 子どもの放射線問題を考える会」が
 湘南パパをお呼びし、講演会を行い、それ以来
 私も「湘南パパ」のブログを読んでいるのですが・・・

 ☆ 参考
 「白井 子どもの放射線問題を考える会」
  湘南パパさん勉強会のお知らせ ↓

 http://blog.goo.ne.jp/shiroikodomo/e/63590aa9d3b1c871e2ef5d53f1861c48

 湘南パパのブログに、ある一文があり
 目が留まり、私も同感だな。。と思いましたので
 ご紹介します。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 放射線防護に関する知識も、日常実践するレベルの話
なら誰でも知るようになってきたし、調べることも容易に
なりました。食品測定の結果も、PCかスマホでいくらでも
手に入れることができます。

 震災・事故から早2年になろうとしています。
そろそろ私に放射線防護に関して力になれることも
無くなってきました。

 Twitterの方も、だいたいの議論は出尽くした感があり、
あとは直接日常の放射線防護に関係が薄い細かな議論が
中心になってきました。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 私−ぐんじとしのりはこれからも放射線/放射能に
対する情報は伝えていきたいと思います。
(一般質問のQ&Aについても市当局から回答を
もらっているので、以下の項目を中心に皆様に
情報をご提示していきます。)
 
 しかし、市当局の予算内で何ができるか、何を
しなければならないかについては、しっかりと議論
していく時期のような気がしています。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

湘南パパのブログより・・・
http://ameblo.jp/iloveshuto/entry-11466265626.html

 私と息子に関して言えば、放射線防護に関するスタンスは
固まり、新たな展開がない限り日々の暮らしに
迷いはありません。恐らく皆さんもだいたい指針は
決まったんじゃないかな?

移住したい人は移住したし、定期的保養をする人は
しているし、各人で受忍限度を決めて暮らしていることと
思います。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
ぐんじとしのり 2月定例議会 <一般質問項目>

 3.印西市における放射線/放射能対応について
  http://togu.seesaa.net/archives/20130217-1.html

 ・・・今後、皆様に私のこのブログで、市当局の回答を
  私の考えも交えながら、提示回答させていただきます。
 
 
  ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 01:02| 千葉県印西市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月24日

参加者少ない説明会

 今日(3/23 土)、午前10時から、印旛支所の
そばの「ふれあいセンター会議室」で「印西地区
一般廃棄物最終処分場」説明会が開催されましたので、
出席してきました。 

 私自身はこの説明会の目的は、最終処分場の現況や
今後の予定についてを説明することだとはわかって
いましたが「印西地区環境整備事業組合」が直接、
2市1町の市民向けに広く説明をするために
説明会を開催するということで、処分場の地元の
方々をはじめどのくらいの方がくるのだろうかと
思いながら出席したわけです。
  
 しかし。。。出席者はわずか11名(そのうち
組合議員4名)であり、組合執行部のほうが多いという
現状。。。 拍子抜けです。組合執行部は正副管理者だけで
なく、事務局長をはじめ、工場長や次長もきていました。

印旛ふれあい1.jpg   
  説明会の風景

印旛ふれあい2.jpg
   質問時間の際の執行部
  
 説明会の内容:
 1.印西地区のごみ処理状況について
 2.埋立実績について
 3.飛灰の埋立について
 4.今後の埋立計画について

 確かに、すでに「最終処分場」という施設はあり、
現状なんら問題なく焼却灰は搬入されていますが、
どうもすっきりしません。

1.印西地区のごみ処理状況について

 ・ 印西クリーンセンターへの搬入ごみ量は
 平成18年度の50,064トンをピークに、平成22年度まで
 減少傾向(平成23年度は44,226トン)5年で11.7%減少
 = 人口は平成18年度と比較して5年で7.6%増加

 ・ 印西地区の家庭は4人家族でごみを2kg/日排出

 ・ ごみ減量・資源化への取り組みのひとつとして、
 小学4年生対象の印西クリーンセンター工場見学会がある。
 (印西地区の35小学校)

 ・ 当初平成25年度にはいっぱいになるだろうと
 予測していた最終処分場だが、人口の伸び悩みとゴミの
 減量化施策により、平成20年度に策定した「ゴミ処理
 基本計画」で平成40年度までは埋立が可能であろうという
 いう報告がされ、平成21年の7月には近隣地区に説明を
 行っている。

2.埋立実績について 

 埋立実績 36.7%
 
 現状、浅いところで2.75m、深いところでは4.66mの
 埋立が行われている。(焼却灰と覆土で埋立。=現状、
 「第二工区」ではまったく埋立が行われていない。)
 
  参考/最終処分場を見に行ってきました。 ↓
  http://togu.seesaa.net/archives/20120607-1.html

3.飛灰の埋立について

 @ 指定廃棄物(8000Bq/kgを超える焼却灰等)
  ・・・ 現在、国の委託をうけて印西クリーンセンター
   内に約130トンの指定廃棄物を保管中。
 
 A 特定一般廃棄物(特定地域の一般廃棄物処理施設から
  発生した8,000Bq/kg以下の焼却灰等)
  ・・・ 現在、1191トンの飛灰をフレコンのまま
   埋立、フレコン一段毎に防水シート

 * これまでの飛灰処理量(23年7月〜25年2月末)

  特定一般廃棄物(特定地域の一般廃棄物処理施設から
  発生した8,000Bq/kg以下の焼却灰等) 2684トン

   リサイクル エコセメント 443トン
         人工砂化   915トン

   最終処分場埋立     1191トン
   場内保管(印西クリーンセンター内)
               135トン
 
 * 今後の飛灰の処理方針
  ◇ リサイクルを目処とした外部処理施設での
   処理を基本とする。
 
   ・人工砂化(主灰、飛灰の混合)
   ・その他のリサイクル施設(現在、検討中)

  参考/リサイクル工場に視察にいってます。 ↓
  http://togu.seesaa.net/archives/20130118-1.html
 
  ◇ 最終処分場へは、印西クリーンセンターより
   発生した主灰(燃え殻)および不燃残渣の埋立を
   基本とします。

4.今後の埋立計画について

 平成25年度に「ごみ処理基本計画」を見直します。
 
 ◇ 新たなごみの減量施策と減量目標の設定
 ◇ 飛灰の処理方針の見直し
 ◇ 最終処分場の継続的な安全確保
 
 平成40年度を目処とした最終処分計画を策定します。

※ 参考
 3/21に締め切られた2つの委員会の内容を再掲します。
 
* ごみ処理基本計画検討委員会

 廃棄物の処理および清掃に関する法律 第6条の
規定に基づき策定する一般廃棄物処理計画について
管理者の諮問に応じて、または自ら調査審議し、
意見を述べること。
 
 委員の定数 17名以内
 委員の構成 (1)学識を有する者 2名
    (2)公募による関係市町の住民
        =印西市から3名
    (3)管理者が必要と認めるもの

  = 平成25年度に7回会議を予定

* 次期中間処理施設整備事業用地検討委員会
 
次期中間処理施設整備事業に関する用地選定に
ついて管理者の諮問に応じて、または自ら調査審議し、
意見を述べること。
 
 委員の定数 15名以内
 委員の構成 (1)学識を有する者 4名
    (2)公募による関係市町の住民
        =印西市から5名
    (3)管理者が必要と認めるもの

  = 平成25年度に10回会議を予定。
 
    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

* ごみ処理基本計画検討委員会
 委員の構成 
 (2)公募による関係市町の住民
        =印西市から3名

・・・> 7名の応募がありました。

* 次期中間処理施設整備事業用地検討委員会
 
委員の構成 
 (2)公募による関係市町の住民
        =印西市から5名

・・・> 13名の応募がありました。

 ==> 環境整備組合内で選定作業が行われます。


== 放射能/放射線関連情報 == 

☆ 武田邦彦 (中部大学)のブログより。。。
 2つのブログをご紹介します。

■緊急発進 福島原発の冷却不能について
http://takedanet.com/2013/03/post_d263.html

ぐんじ注/文中に以下のような記載がありましたので、
参考までにご紹介します。

 ・・・今回は電源が復旧しても、今後、
 同じようなことが起こるかも知れないので、
 整理しておきます。

■短評:「除染」に見られる日本社会の幼稚性
http://takedanet.com/2013/03/post_069c.html


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posted by ぐんじとしのり at 01:39| 環境整備事業組合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月23日

定例議会終わりました。

 2月18日(月)から始まった、平成25年の
第1回定例議会ですが、本日3月22日(金)にて
終了しました。
 
 今日は市内の学校の終了式でもあり、
明日から私も議会としては春休みのようなものに
入ります。

 ・・・とはいっても、当然、政治活動は
行っていますし、年度が替わるので、平成24年度内に
かたずけてしまわなければならない案件も抱え、
少しアセリ気味です。

 今日最終日に審議した議案については、ブログに
記載するにあたり、少し調べたいこともあるので、
後日改めてご紹介します。  
  
== ぐんじとしのり 一般質問 Q&A(4) == 

2.印西クリーンセンター移転計画について
(2)印西市では市民参加条例(平成20年3月25日
条例第14号)が制定され、その条例の第一条(目的)には
「市民が市の行政活動に関わるための基本的な事項を定め、
市民参加を推進することにより、魅力と活力のある
地域社会の発展に寄与することを目的とする。」とある。
 
@ 環境整備事業組合が進める印西クリーンセンター
移転計画にあたって、印西市は条例に掲げる基本理念や
市民参加における役割を果たすことは考えられないか。

(回答)市民参加条例は、市の実施機関が行う
行政活動に市民が参加することを目的としていますので、
次期中間処理施設の整備については、印西地区
環境整備事業組合の事業であることから、市民参加
条例の対象にはならないと認識をしているところです。
 
A 条例に基づく「市民提案手続」がとられた場合には、
環境整備事業組合が進める印西クリーンセンター
移転計画に対して印西市はどのような対応をとるのか。

(回答)印西市市民参加条例に基づく、市民参加手続きに
おける提案は、市民参加を求める行政活動について、
代表者である市民が、30人以上の市民の連署を
もって行うことができますが、先ほど@でも、
ご答弁したとおり、印西地区環境整備事業組合が
進める印西クリーンセンター移転計画に対しては、
市民参加条例の対象にはならないと認識していますので、
市民参加条例に基づくものではなく、市民からの
貴重なご意見として、真摯に受け止めてまいりたいと
考えています。

(再質問)前市長に同様の質問をした時の答弁に対し、
当時、板倉議員(現 市長)は、おかしいといっていたが、
どのように考えているか。
  
(回答/市長)先ほど環境経済部長からご答弁しましたが、
市民参加条例につきましては、市の実施機関が行う
行政活動に市民が参加することを目的としていることから、
印西地区環境整備事業組合が進める次期中間処理施設の
整備等の事業につきましては、市民参加条例の
対象にはならないと認識をしているところでございます。

 ・・・ 自分が議員であったときに言っていたことと
  180度違うことをいうというのであれば、なぜ考えを
  変えたのか、理由付けが必要だと思います。
 (この質問に限ったわけではないのですが。)

 ・・・ 私は、今後用地の選定が進むに当たり、
  再び印西市内の土地に移転候補地が内定する可能性も
  排除できない現状を考えると、内定前後で市民の意見を
  充分に反映することを担保するためには、移転事業が
  組合事業だからといって市民参加条例の適用の
  範囲外とするのはあまりにも杓子定規だと思います。
 「印西市民」の意見を充分汲むべきためには、
  一連の経過の中で印西市が掲げる
  市民参加の旗を堂々と掲げられるように、
 「市民参加条例」で担保すべきではと考えています。

==  印西市HPより  == 
  
【千葉県印西市】小林牧場、吉高の大桜 開花情報
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1333583405498/index.html
=東京は満開のようですが、印西市内では、1週間後位でしょうか。。。

== 放射能/放射線関連情報 == 

☆ 印西地区環境整備事業組合 「印西クリーンセンター」

 @ 焼却灰放射能量測定結果(主灰・飛灰)
 http://www.inkan-jk.or.jp/creen/img/24.4-hai-houshanou-.pdf
 (H25.2.21) .... 先月と比べれるとほんの若干上がっています。

 A 排ガスの放射能量測定結果
http://www.inkan-jk.or.jp/creen/img/24.4-haigasu-houshanou-.pdf
 (H25.2.21) .... 検出下限値に達していません。

 B 敷地境界における放射線量測定結果及び測定位置図
http://www.inkan-jk.or.jp/creen/img/24.4-inkuri-houshanou-.pdf
 (H25.3.18) .... 0.23μSV/hを若干越えている場所が
 地表高5cmの位置で2箇所あります。


  ぐんじとしのり 
    <メールID> toshigunji*hotmail.com ↓
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posted by ぐんじとしのり at 02:43| 千葉県印西市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする