2013年01月19日

病児保育の今は?

印西総合病院の「病児保育」はどうなっていますか?

 以前、数名の市民の皆様より質問をいただき、
個別には回答をさせていただきましたが、
先の定例市議会(12月議会)でも一般質問を
行いましたので、現状も含めて、改めて、以下にて
解説をさせていただきます。
 
 = = = = = = =  
☆ 病児保育と病後児保育とは

「病児保育」
 一般的には親が就労しているなどで保育所に通っている
子どもが病気になったとき、親が仕事を休めない時には
親に変わって病気の子どもの世話をするという意味で
使われています。また、そういった子どもの保育を
行う施設について呼ぶ場合もあります。

「病後児保育」
 病気は治っているものの、まだ本来の状態に戻って
おらず、普通の保育メニューを受けるのが厳しい
回復期の子どもを親に変わって世話をするという
意味で使われています。

== ぐんじとしのり 一般質問 Q&A(14) ==

2.「印西総合病院」の開院と
        印西市の協力体制について

印西総合病院が来年1月7日(月)に開業することが
発表された。長い間、入院施設をもつ病院を切望して
いた印西市であるが、印西市は「印西総合病院」に
対してどのような協力体制をとっていくのか。

(2)保育園に子どもを預けている家庭から、
病児・病後児保育に対する希望は強く寄せられ、
「印西総合病院」では施設整備についても積極的であると聞く。
開業と同時に施設開設は可能か。

(回答/健康福祉部長)
市では病院の建設計画の段階から、病児・病後児
保育の実施をお願いしており、施設整備も
進んでいると伺っております。病児・病後児保育に
つきましては、開業当初から実施していくと事業者から
伺っております。

【再質問】 人数、時間等、具体的な内容については
聞いていますか?

(回答/健康福祉部長)具体的な内容については、まだ
伺っていないところです。来年1月を目標に定めており
(=当時)、定員・時間等については現在検討中で
あるように伺っているところです。

 ==> 開院しましたが、現在のところ
  「印西総合病院」では病児・病後児保育は行って
  いません。開始時期を含めて、緑生会に確認して
  回答します。
 
【再質問】病児・病後児保育についても1月の開業と
同時にやりたい(=当時)という話であっても1月〜3月
においては印西市は補助できないから、4月〜補助します
という話だと聞いている。そうすると、もし緑生会に対して
うちの自治体は財政支援するから病児・病後児を優先して
受け入れてほしいといういったことが発生した場合、
緑生会では当然3ヶ月は自主財源でやるわけですから、
もちろん印西市の子ども達も受け入れるけれども、他市の
子ども達を受け入れた場合に財政支援をしている自治体の
ほうが個々人が支払う料金は安くなりますよとなると
聞きますが、印西市はそれでいいのですか?

(回答/健康福祉部長)予算的な措置と言う部分で
申し上げさせてもらうと、もし1月からというのであれば
当然、12月定例会に補正予算の計上をしなければなりませんが
11月に私が病院を見させていただいてまだはっきりして
いませんでした。12月補正にあげるのであれば、
9月、10月時点である程度目安がついているものであれば
予算措置ができなかった部分があるので、25年の
4月からということで考えています。
 それから、我孫子市で実際に平和台病院というところで
(病児・病後児保育を)されていますが、そこで印西市の
方が受ける場合には我孫子の方よりも若干高いというのは
ありますが、病院の中では基本的な料金というものは
決められた中で運営されると思いますので、特に負担金払って
いないから高いということはないかといように思います。

 ==> 以下に参考として「我孫子市」のHPを
  紹介させていただきます。印西市と思想が違うのでしょうか。
  印西市では4月から補助を考えているとのことなので、
  4月以降に「病児・病後児」保育を「緑生会」が行うので
  あれば印西市としては積極的にアピールできると思いますが、
  緑生会としては、開始できる体制が整えば開始できるか?
  どうかの確認もしておきたいと思います。

* 参考 = 我孫子市の「病児・病後児保育」紹介のHPです。

http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/18,32316,208,727,html

 ・・・ 「名戸ヶ谷あびこ病院」の病児・病後児保育施設
 「たんぽぽルーム」は、昨年12月1日新設前に、病院と我孫子
  市役所が打合せをして、開院と同時に設置したものです。
 
 別件ですが、今、ママたちから「待機児童」についての苦情も
受けています。(現在のところ、平成25年4月に新たに開園する
保育園もなく、待機児童解消にはまだまだ時間がかかりそうですが
今年から実施した「家庭的保育事業」の増設などを提言して
いきたいと思います。)

== 放射能/放射線関連情報 ==

☆ 印西市/積算放射線量の測定結果 (H24.11.1〜12.28)
 幼稚園、保育園(私立含む)、小・中学校等における測定結果

 以下HPにて詳細をご覧ください =>
 http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1318823781274/index.html

 http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1318823781274/files/1.pdf

 1年間分測定済分(H23.10.1〜H24.9.30)
 http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1318823781274/files/2.pdf


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posted by ぐんじとしのり at 01:05| 子育て支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月18日

埼玉ヤマゼン

朝早く起きて、視察に行って来ました。

「株式会社 埼玉ヤマゼン」
 http://www.saitamayamazen.co.jp/

 印西地区環境整備事業組合では、放射線量
8000Bq/Kg未満の焼却灰の処理のために、
この会社に依頼し、年間2000トンを処理しています。

 2月定例の「組合議会」を前にして、以前より
一度は現場を視察して、どのような作業を行って
いるのかを確認しておかなければと考えていたため、
スケジュールを調整し、視察に至りました。
(2月の定例組合議会は「予算審議」を行う議会です。)
 
概観.jpg
   工場概観
=埼玉県環境整備センター内にあり、県の施設です。
 県の職員が常駐しており受入れは整備センター自体の
 正門ゲートが7−18まで。(また、近隣住民の
 理解のためにも「いつでも」視察は受け入れると言う
 体制をとっている。

入口.JPG
   工場入口(山の中にあります。)

搬入口.JPG
   搬入口(灰受入ピット)

灰変化.JPG
   焼却灰の変化
   下から焼却灰>焼成品>焼成粉砕品>焼成砂

 * 焼成砂の放射線量は100Bq/Kg(基準値)を超えることも
  ありますが、この焼成砂だけで使うことはないので、
  埼玉県にも説明、了解を得ているとのこと。

 * 受入れにあたっては放射線量の検査もしているとのこと。

(1)受入搬入量
 2100tのピットを持つ。(40の自治体と契約=一般廃棄物として)

(2)処理量 平成23年度 88,626トン
  (受入搬入量から粉砕、選別を経たもの)

(3)製品(人工砂)搬出量 平成23年度 66,264トン
  (製品(人工砂)は無害化を確認のうえ、全量売却を
  しているとのこと。
   契約先4社(このうち1社は新規)=契約量に
  達していないとのこと。)

(4)焼却灰の焼却のために、A重油とRDFを使用
   燃料代があがってきているので、「値上げ」をお願いしたい。
 
(5)社名が変わる可能性大、夏頃に常石(つねいし)の
  名前を冠した社名になるようです

  * 常石・・・ツネイシカムテックス
     http://www.kamtecs.co.jp/


== 放射能/放射線関連情報 ==

☆ 印西市HPより

(1)市民持ち込みによる
    食品・飲料の放射性物質検査の結果

 最新版が公開されています。
 検査結果(H25.1.4〜1.15)(PDF文書)
 = 岩手県産「干し柿」で放射性セシウムが
   19.4Bq/Kg検出されています。

 詳細は・・・
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1339121559653/files/H2501u.pdf

(2)大気中放射線量簡易測定結果 
 詳細は以下のURLからご確認ください。最新です。
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1328511811492/index.html

 印西市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校
 公園、児童遊園等での大気中放射線量を
 簡易測定で測定し、数値を公表しています。

(3)印西市学校給食 放射性物質検査結果(結果速報)

 ≪印旛学校給食センター≫
  5品目検査
   さつま芋 千葉県、きゅうり 千葉県
   白菜 千葉県 、かぶ 千葉県、大根 千葉県
 ヨウ素・セシウム検出 無
 検査日:1月17日、食材使用日:1月24日他、
 給食まるごと検査 > 給食提供日:1月9日〜11日
 http://inzai.ed.jp/kyusyoku/index.php?key=jozfmk0ai-131#_131


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Oisixでは当社センターから出荷する 
青果物・乳製品・卵・鮮魚・精肉について、
放射線量の検査を行っております。
Oisixでは一般的な「一部サンプル抜き取り検査」ではなく、
青果物、乳製品、卵、鮮魚、精肉の対象アイテムについて
「全アイテム検査」を流通前に「毎日」行なっています。

 □取り組みの詳しい内容はこちら http://www.oisix.com/sc/kensa

posted by ぐんじとしのり at 01:48| 環境整備事業組合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月17日

植物工場に視察に行きました。

 同僚議員に誘われて、柏の葉キャンパスにある
「千葉大学 植物工場」を視察に行ってきました。
(印西市議13人参加、市長以下担当部長 他)

  以前よりテレビで紹介されていたので、一度は
 どんなものは見ておきたいと思っていたので、
 非常によい機会でした。

(1)千葉大学の、この拠点は、平成21年度の
 農水省のモデルハウス型植物工場実証・展示・
 研修事業で設置され、事業の趣旨に賛同した
 多くの民間企業・団体、教育・研究機関からなる
 コンソ−シアムメンバーの支援と協力により
 成立したものです。

 http://npoplantfactory.org/index.html
 (NPO「植物工場研究会」)

* 参考 = コンソーシアム(英語: Consortium)は、
 2つ以上の個人、企業、団体、政府(或いはこれらの
 任意の組合せ)から成る団体であり、共同で何らかの
 目的に沿った活動を行ったり、共通の目標に向かっての
 資源をプールする目的で結成されます。

(2)植物工場とは何か?
  施設内で植物の生育環境(光、温度、湿度、CO2濃度、
 養水分等)を制御して栽培を行なう、施設園芸のひとつです。
 環境及び生育のモニタリングを通じて、高度な環境制御と
 生育予測を行なうことにより野菜等のきわめて高い生産性の
 実現と周年・計画生産が可能となります。

  植物工場には
   ・太陽光利用型植物工場
   ・人工光利用型植物工場
   ・太陽光・人工光併用型利用型植物工場

 があり、いずれも養液栽培を基本としています。

 今日、視察に行ってきた工場では5つの太陽光利用型植物工場と、
 2つの人工光利用型植物工場があります。

 5つの太陽光利用型植物工場=トマト
 2つの人工光利用型植物工場=レタス

* 養液栽培とは ・・・
  土を使わない栽培法で光合成の原料の一つである水を
  作物に与えられるだけでなく、植物の根息のさまざまな
  条件を制御できるので、高品質で均質な作物生産が可能と
  なります。液肥として、作物に養分や水分を潤沢にしかも
  効率よく与えることができ、面積あたりの収量は土を
  使用した場合よりも大幅に増加します。

3メートル.jpg
 長段密植栽培=太陽光利用型植物工場

10センチ.jpg
 次世代型システム=太陽光利用型植物工場
 (一段密植養液栽培システム)
 =株間10センチ、条間1メートルで10,000株
  10eの高密度栽培

レタス10段.jpg
 10段栽培工場=人工光利用型植物工場
 (低コスト未来型人工光利用植物工場)
  =人工光源利用の特徴を生かして、栽培棚を
  10段積み上げ、レタスをぎっしりと
  つめて植えることで高い収量を実現。

概観.jpg
  工場概観(10段栽培工場)

(3)印西市とどのような関係があるのか?

 印旛中央地区の土地区画整理事業を行なっていくなかで
 今回視察を行なった「植物工場を中核とした
 スマートタウン構想」があり、「印西市」の政策として
 印旛中央地区に対して主体的な関与を行なってほしいと
 いう要望があるためです。

 ・・・ 非常に素晴らしい施設をみせていただいたと
  思っています。今後の動きについては、同僚議員と
  相談をしながら、市民の皆様にもご説明をしていきます。

=== 印西市/インフルエンザ発生情報 ===

* 木刈小学校の2年生 一クラス
        3年生 二クラス で
        6年生 一クラス で

 インフルエンザにより「学級閉鎖」との情報を
 いただきました。【市教育部指導課に確認】

== 放射能/放射線関連情報 ==

☆ NHKニュースより 1月15日 17時19分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130115/k10014811671000.html

 放射性物質を取り除く除染を終えた千葉県松戸市の
公園で、市が去年11月から改めて放射線量を測定した
ところ、28の公園で再び国の基準を超えるレベルにまで
高くなっていたことが分かりました。
市は周辺の放射性物質が雨などによって集まったのが
原因とみて、2度目の除染を行っています。

 松戸市は市内のおよそ9割が国が費用を負担して除染を
行う汚染状況重点調査地域に指定され、市はおととし
12月から公園で表面の土を取り除くなどの除染をしています。
 
 しかし、除染を終えたおよそ310の公園について、
市が去年11月から改めて放射線量を測定したところ、
28の公園では再び値が高くなり、地上から50センチの
高さで1時間当たり0.23マイクロシーベルトという
国の基準を超えていたことが分かりました。

 このうち子どもたちが集まる広場や遊具の近くの値が
基準を超えていたのは18の公園で、1時間当たり
0.41マイクロシーベルトと、基準の2倍近くに
上っていた場所もありました。
 
 市は、雨などによって周辺の放射性物質が集まり
濃縮したのが原因とみて、2度目の除染を行っています。
2度目の除染は、ほぼ終わったということですが、
市は今後も値が上昇するおそれがあるとして測定を
続けることにしています。

 松戸市公園緑地課の島村宏之課長は、「除染は
1度では終わらないことが分かった。今後も
放射線量が上がるおそれがあり、定期的な測定と
除染をしっかり行っていきたい」と話しています。

 (続きは、上記URLをご覧ください。)

 ・・・ 印西市はどうなっているのでしょうか。
  もう一度。検証しなくてはなりません。


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