掲載されました。
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東日本大震災:焼却灰保管問題
一時保管施設1棟、まもなく完成し搬入へ
手賀沼 /千葉
手賀沼終末処理場(我孫子・印西市境)に設置される
高濃度の放射性セシウムを含んだ焼却灰の一時保管施設
(テント倉庫)1棟の外装などの工事が終了した。
テント倉庫は縦30メートル、横15メートル、
高さ5メートル。巨大な鉄骨構造の施設が塩化ビニール製の
白色幕で覆われている。今後、床にコンクリートを流し込み、
倉庫の周りに雨水対策の側溝や放射線を遮るための大型の
土のうなどを並べ、11月初めには完成する予定。
近くでは、4棟分の基礎工事も進んでおり、
12月初めごろには、今回の工事で予定された計5棟が
出来上がる。
県によると、放射性セシウム濃度が1キロ当たり
8000ベクレルを超える灰は柏、松戸、流山市などで
計3835トン(8月末現在)で、保管が限界に近づいている。
県はテント倉庫1棟が完成次第、各市が搬出する灰を受け入れ、
一時保管を始める方針だ。1棟のテント倉庫内には、
灰を入れる防水性に優れた円柱型の布製フレキシブルコンテナ
(高さ1・3メートル、直径1・3メートル)
422袋(約170トン)を2段積みで置き、4トントラックで
週50トンのペースで運び込まれる。【橋本利昭】
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
そして、今日(10/28)、13時からTBSテレビ【噂の東京マガジン】の
「噂の現場のコーナー」で、「手賀沼終末処理場への高濃度
放射性物質を含む焼却灰の一時保管」が取り上げられました。
番組で紹介された内容はおおよそ、以下の通り。
* 柏市の清掃工場 流山市、松戸市の現状
* 手賀沼流域下水道終末処理場に一時保管所を建設中
テントで風速34メートルに耐えられる。
2015年3月までの3年で2500トン
* 住民の反対(我孫子市布佐の住民(?))について
@ 9/15 印西市への説明(近隣住民のみ)
9/18 我孫子市への説明(近隣住民のみ)
9/21 建設開始
こんな進め方で納得できるのか
A 我孫子市布佐では東日本大震災の際の
液状化被害に対して、被災した住宅がそのまま
残っているにもかかわらず、(千葉県は)建設を
すすめようとしているのか。
災害が発生した場所で再び災害を発生させようとして
いるのか。
B 我孫子市のハザードマップによれば、5メートルの
浸水があれば手賀沼流域下水道終末処理場を含む、
同地区は全て浸水する。
C 一時保管場所というが、恒久保管になるのではないか。
(建設される建物は「仮設テント」のようなものなので
心配だが、そもそもこの場所は最終処分場でないので
堅固な建物をつくると、一時保管場所でなくなって
しまうという不安がある。)
* コメンテーターから「焼却灰にどうして放射線が
含まれるのか?」といった疑問が出されました。
* 仮設倉庫内に深沢レポーターがカメラと共に入り、
フレコンパックが積まれ(中には放射能を含む焼却灰−
下水汚泥を焼却したもの。)すぐ近くで線量計を
使い計測したところ、4.5μSV/h(年間に換算すると39mSV)
ただし、仮設倉庫から出ると、0.13μSV/hに落ちる)
(意味がある行動か? 疑問 =後述)
* 最終処分場を国が探す必要がある。候補地に挙がった
自治体については事前に何も知らせられず、白紙撤回を
求めている。(茨城、栃木の例を提示、千葉は
決まっていない。)
* 最終処分場建設についての疑問点、質問については
県や国から回答をもらっていて、番組中でフリップで
説明を行った。
* 「丁寧な説明が必要ですね。」
「納得してもらえる説明をしてもらってから(事業を)
進めてほしいです」といったしめくくりでした。
= = = = = = = = = = =
番組の告知を受けて、多くの方々にご連絡をしましたが
正直、申し訳なかったと思っています。
残念な放映でした。
印西市、我孫子市、そして千葉県の行政、議会関係者の
声がTVの画面を通して、視聴者に伝わるものでなく、
ただただ「今、こんな問題があるんですけど?」といった
表面的な紹介にとどまった気がしています。
(時間が限られたTVを通して、結論を出そうとして
いるものではないとはわかっていますが。
印西市、我孫子市の行政が何もやっていないのか?
市民の代表である議会が何もやっていないのか?について
紹介がなく、血圧が上がる内容でした。)
・・・・> 右欄記載の、ブログカテゴリー
「焼却灰(手賀沼処分場)」を
ご覧ください。
* 両市の行政、議会とも一所懸命動いてますよね?
また、マスクも付けない軽装でフレコンパックに近づき、
高い線量を計測し、倉庫外に出れば、線量計の値が
どんどん下がるのをみせつけることで、何を視聴者に
印象づけたかったのか、正直よくわかりませんでした。
(倉庫から、離れれば安全だとか?
いいたかったのでしょうか?放送意図がわかりません。)
* 新聞記事にあるように、当該施設は
11月初めには完成する予定であり、また近くでは、
4棟分の基礎工事も進んでいて、12月初めごろには、
今回の工事で予定された計5棟が出来上がり、
焼却灰の搬入をすすめる計画になっています。
そうなると、県内の最終処分場が見つからなければ
一時施設が一時でなくなる恐れがありますが、既成事実化
された、この施設は今後どうなるのか?という不安が
あります。
* 私は以前のブログにも記載していますが、
この施設建設には絶対に反対していますが、現実的に
施設ができて、搬入されてしまうのが見えている現状では
何をすべきかを皆様と考えていかなければならないと
思っています。ご意見をお寄せください。
ぐんじとしのり
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