2012年10月31日

禁句でしょう。

「えっ?」そんな発言するの?それはないだろう? 
決して、言ってはいけない言葉だったと思う。
  
 今日30日(火曜日)は市議会全員協議会が
開催され、10月12日(金曜日)に開催された、
同じく市議会全員協議会中での「千葉ニュータウン
9住区への次期中間処理施設移転計画の白紙撤回に
ついて」が議題とされた。
 
* 参考 = 10/13付 ブログ
「全員協議会、開催されました。」
http://togu.seesaa.net/archives/20121013-1.html

 そもそも、今日の「全員協議会」については、
先日紛糾してしまった議題に対する質疑、そして
新たな説明と新しい資料が提示されるはずでした。

 しかし、想像すらしない展開が待っていました。

 今日の全員協議会では、なんと市長が先日議員に提示した
整備スケジュールを「撤回する」と伝えてきました。
 
* 10/12に配布された資料

No1 次期中間処理施設の9住区への移転計画白紙撤回後の
整備スケジュール
No2 次期中間処理施設に係る事業費(試算)比較表
No3 次期中間処理施設に係る概算事業費財源内訳(試算)
No4 次期中間処理施設に係る設定条件
(撤回するとは以上全ての書類を撤回するということでしょう。)

 撤回するだけなら、「杜撰な計画を提示してごめんなさい」で、
済んだかもしれませんが、驚くことに、市長は以下のような
趣旨の発言を行いました。

「撤回された案は、役所の担当部局が、私の考えを
 十分に理解せず、勝手に作ったもの。」

 えっ?
 
 そんなことがあるはずがない。できるはずがない。
 絶対に言ってはならない言葉ではなかったのだろうか。
  
 市長は、行政の最高責任者であり、資料であれなんであれ、
提出したものは、自分のチェックが入るのは当然であり、
責任の所在は、まちがっても役所の部課長にあるはずがないと
思うのは私だけだろうか。。。

 また、市長は、クリーンセンター移転計画を5年程度
「凍結」し、据え置き期間をおいて検討を進めたい旨の
発言をしましたが、「白紙撤回」ではなかったのでしょうか?

 そして、今日の発言は、日曜日に新聞折込で配布された
「いんざい正直ニュース」の内容とも大幅に異なり、
多くの市議からはいったい何を考えているか?
疑問視されています。今後、どうやって市長自身の
ブレを直していくのかを注視していきたいと思います。
(例えば、「白紙撤回」については、印西市議会でも
本日撤回されたので、言葉が浮いた状態だと思って
いますし、「公募」に関しては、書類にしか書いてなかった
ものが書類がなくなることで、ニュースの内容とは
大きな乖離が生じています。)
    
 それにしても。。。。事業主体の組合議会の際には、
「白紙撤回に向けて」、10月末頃には、印西市から
提案があった後に、正副管理者会議を開催していきたい
という発言もありましたが、これも反故にされるのでしょうか。
(そもそも、何も書類を持たずに、環境整備事業組合の
正副管理者会議に組合長(=印西市長)は出席し、白井市、
栄町の双方の首長に白紙撤回をどのように申し入れを
するのでしょうか。疑問でなりません。さらに今回の
全員協議会で「凍結」との発言がありましたが、
「凍結」であるにせよ、白井市長、栄町長である
副管理者には充分な説明とご理解をいただくことが
必要ですが、わかっているのでしょうか。)
  
 また、ほぼ全ての市議会全員協議会の参加議員からは
今日の内容について、開催した意味はなんだったのか?等々、
疑問の声だけでなく、一部の市議は怒り、多くの市議は
呆れた様子。今日はこの場に集まったのか?一部の
会派では質問までまとめて作り、提示したにも関らず、
撤回になったことを受けてすぐに今日は
「もうやめよう」といった趣旨の発言を行っていました。)
  
 【欠席=斉藤光彦議員、山本清議員 (2名)】
 
 市長と議会、執行部との亀裂が大きくなった気が
するのは私だけでしょうか。
 
 ゴミ処理における施設整備に影響を及ぼされなければ
いいのですが、私は非常に危惧しています。
  
 
=== 放射能/放射線対策について ===

(1) 印西市学校給食 放射性物質検査結果(結果速報)
≪滝野学校給食センター≫ 5品目検査
  ヨウ素・セシウム検出 無
豚肉 千葉県、おから 北海道・山形県
液卵 千葉道、冷凍豆腐 千葉県
こんにゃく 群馬県
検査日:10月30日、食材使用日:11月5日他
給食まるごと検査 > 給食提供日:10月22日〜10月26日
http://inzai.ed.jp/kyusyoku/index.php?key=jozfmk0ai-131#_131


(2) 印西市/公立保育園(給食食材=放射線測定結果)
検査日:10月30日、使用日:10月31日(ヨウ素とセシウム)=5品目
 
以下、詳細をご覧ください。(木刈、内野、大森、木下保育園で使用)=>
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1325748891803/files/housyanou8gatunanokabun.pdf

じゃが芋、北海道産 /キャベツ、千葉県産
人参、北海道産 /榎茸、長野県産 /りんご、青森県産
 
 
ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 00:59| Comment(4) | 環境整備事業組合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月30日

SIDSご存知ですか。

千葉県庁に行ってきました。

 認可外保育園の運営にかかわる友人から、
保育施設においての事故について、
千葉県の状況を知りたいとの要望があり、
私自身も全くの別件で聞きたいこともあったこと
から、急遽県議にアポをとり、6階の会派室へ
訪問しました。(県議は担当を呼んでくれ、
詳細は担当からお聞きしました。)
  
SIDS=乳幼児突然死症候群
(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)

 乳幼児突然死症候群は、それまで元気だった
赤ちゃんが、事故や窒息ではなく、眠っている間に
突然死亡してしまう病気です。
 
 日本での発症頻度はおよそ出生6,000〜7,000人に
1人と推定され、生後2か月から6か月に多いと
されています。

 発症は年々減少傾向にありますが、
平成22年においては全国で140人の赤ちゃんが
この病気で亡くなっており、乳児(0歳)の
死亡原因の第3位となっています。

* 参考/厚生労働省 死因順位表
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai10/toukei07.html

* 保育施設における事故報告集計
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000101kr.html
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/pdf/hoiku_ziko_syuukei_h23.pdf

* 保育施設における死亡事故報告集計
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000002yx5.html

 千葉県に県内の状況を聞きました。

(1)SIDSによる死亡率の推移 (人)
 
 平成20年 全国 168 千葉県 10 出生数(千葉県)52,306
 平成21年 全国 157 千葉県  3 出生数(千葉県)51,840
 平成22年 全国 147 千葉県  4 出生数(千葉県)51,633
 平成23年 全国 148 千葉県 − 出生数(千葉県)50,377
 
  * 平成23年の千葉県は未集計とのことです。

(2)千葉県でのSIDSに関する取り組み

 1)対策強化月間に逢わせた関係機関への啓発啓蒙
 関係機関:各市町村、各健康福祉センター、乳児院、各児童相談所
   千葉県医師会、地区医師会、千葉県看護協会、千葉県助産師会

 2)ホームページにSIDSについて掲載
 http://www.pref.chiba.lg.jp/jika/boshi/sids2010/sids2010.html
 = SIDSから赤ちゃんを守るための3つのポイント等が
 HPに記載されています。 
 
  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 今回の訪問については、認可外保育園の運営にかかわる
友人から、SIDSに対して機器(無呼吸アラーム)を
自治体でも導入を考えてみてはどうか?との提案があり、
私自身も興味があり、「どうなんだろう?」と思ったので
今回の千葉県の情報は非常に役立ちました。
(千葉県の話では、SIDSが起こる場所としては、自宅が
一番多いそうです。ただ、友人としては保育園や託児所、
病院、子どもを預かる施設で、防げる可能性がある病気
であり、決して起こして欲しくない病気である旨を
言っていました。)
  
 死亡実数としては県内では年間一桁で推移していますが、
もしも、幼い子どもをSIDSで失ってしまった場合の
悲しみは耐えがたいものだと思います。
 
 私としても今後、導入事例を研究・検討しながら、
印西市で決してSIDSの発生がないように、啓発活動にも
係っていきたいと思います。
 
=== 放射能/放射線対策について ===

☆ 放射能から子どもを守る会@印西 の代表から
 連絡を受けました。。。

 = HPが更新されました。

http://ameblo.jp/inzai-mama/entry-11392100781.html

 先日の私のブログでも紹介しましたが、以下の案内が
 でていますので、お申し込みをされるかたは、
 お早め目に。。。
                   2012年10月29日(月)NEW !
 
 「手賀の杜クリニック 志賀 元先生講演会のお知らせ」
                  
 テーマ:放射能から子供を守る会

 11月18日(日)14時〜「放射能から子どもを守る会@印西」の
 主催により、毎週土曜日に手賀の杜クリニックにおいて
 甲状腺機能検査を行なってらっしゃる志賀 元(しが はじめ)先生を
 講師に迎え、放射能の影響による健康被害や対応等に関する講演会を行います。

 詳細は上のURLをご覧ください。


ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 01:04| Comment(0) | 千葉県印西市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月29日

既成事実をつくる?

 昨日(10/27)の毎日新聞に以下のような記事が
掲載されました。
 
   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 東日本大震災:焼却灰保管問題 
 一時保管施設1棟、まもなく完成し搬入へ
 手賀沼 /千葉

 手賀沼終末処理場(我孫子・印西市境)に設置される
高濃度の放射性セシウムを含んだ焼却灰の一時保管施設
(テント倉庫)1棟の外装などの工事が終了した。
テント倉庫は縦30メートル、横15メートル、
高さ5メートル。巨大な鉄骨構造の施設が塩化ビニール製の
白色幕で覆われている。今後、床にコンクリートを流し込み、
倉庫の周りに雨水対策の側溝や放射線を遮るための大型の
土のうなどを並べ、11月初めには完成する予定。
近くでは、4棟分の基礎工事も進んでおり、
12月初めごろには、今回の工事で予定された計5棟が
出来上がる。
 
 県によると、放射性セシウム濃度が1キロ当たり
8000ベクレルを超える灰は柏、松戸、流山市などで
計3835トン(8月末現在)で、保管が限界に近づいている。
県はテント倉庫1棟が完成次第、各市が搬出する灰を受け入れ、
一時保管を始める方針だ。1棟のテント倉庫内には、
灰を入れる防水性に優れた円柱型の布製フレキシブルコンテナ
(高さ1・3メートル、直径1・3メートル)
422袋(約170トン)を2段積みで置き、4トントラックで
週50トンのペースで運び込まれる。【橋本利昭】

   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
 そして、今日(10/28)、13時からTBSテレビ【噂の東京マガジン】の
「噂の現場のコーナー」で、「手賀沼終末処理場への高濃度
放射性物質を含む焼却灰の一時保管」が取り上げられました。

 番組で紹介された内容はおおよそ、以下の通り。

 * 柏市の清掃工場 流山市、松戸市の現状
 
 * 手賀沼流域下水道終末処理場に一時保管所を建設中
   テントで風速34メートルに耐えられる。
   2015年3月までの3年で2500トン
 
 * 住民の反対(我孫子市布佐の住民(?))について
  @ 9/15 印西市への説明(近隣住民のみ)
    9/18 我孫子市への説明(近隣住民のみ)
    9/21 建設開始
   こんな進め方で納得できるのか
  A 我孫子市布佐では東日本大震災の際の
   液状化被害に対して、被災した住宅がそのまま
   残っているにもかかわらず、(千葉県は)建設を
   すすめようとしているのか。
   災害が発生した場所で再び災害を発生させようとして
   いるのか。
  B 我孫子市のハザードマップによれば、5メートルの
   浸水があれば手賀沼流域下水道終末処理場を含む、
   同地区は全て浸水する。
  C 一時保管場所というが、恒久保管になるのではないか。
  (建設される建物は「仮設テント」のようなものなので
   心配だが、そもそもこの場所は最終処分場でないので
   堅固な建物をつくると、一時保管場所でなくなって
   しまうという不安がある。)
 
 * コメンテーターから「焼却灰にどうして放射線が
  含まれるのか?」といった疑問が出されました。
 
 * 仮設倉庫内に深沢レポーターがカメラと共に入り、
  フレコンパックが積まれ(中には放射能を含む焼却灰−
  下水汚泥を焼却したもの。)すぐ近くで線量計を
  使い計測したところ、4.5μSV/h(年間に換算すると39mSV)
  ただし、仮設倉庫から出ると、0.13μSV/hに落ちる)
  (意味がある行動か? 疑問 =後述)
 
 * 最終処分場を国が探す必要がある。候補地に挙がった
  自治体については事前に何も知らせられず、白紙撤回を
  求めている。(茨城、栃木の例を提示、千葉は
  決まっていない。)
  
 * 最終処分場建設についての疑問点、質問については
  県や国から回答をもらっていて、番組中でフリップで
  説明を行った。
 
 * 「丁寧な説明が必要ですね。」
  「納得してもらえる説明をしてもらってから(事業を)
  進めてほしいです」といったしめくくりでした。

 = = = = = = = = = = = 
   
 番組の告知を受けて、多くの方々にご連絡をしましたが
正直、申し訳なかったと思っています。

 残念な放映でした。 

 印西市、我孫子市、そして千葉県の行政、議会関係者の
声がTVの画面を通して、視聴者に伝わるものでなく、
ただただ「今、こんな問題があるんですけど?」といった
表面的な紹介にとどまった気がしています。
(時間が限られたTVを通して、結論を出そうとして
いるものではないとはわかっていますが。
印西市、我孫子市の行政が何もやっていないのか?
市民の代表である議会が何もやっていないのか?について
紹介がなく、血圧が上がる内容でした。)

 ・・・・> 右欄記載の、ブログカテゴリー
       「焼却灰(手賀沼処分場)」を
       ご覧ください。

 * 両市の行政、議会とも一所懸命動いてますよね?
    
 また、マスクも付けない軽装でフレコンパックに近づき、
高い線量を計測し、倉庫外に出れば、線量計の値が
どんどん下がるのをみせつけることで、何を視聴者に
印象づけたかったのか、正直よくわかりませんでした。
(倉庫から、離れれば安全だとか?
 いいたかったのでしょうか?放送意図がわかりません。)
 
 * 新聞記事にあるように、当該施設は
11月初めには完成する予定であり、また近くでは、
4棟分の基礎工事も進んでいて、12月初めごろには、
今回の工事で予定された計5棟が出来上がり、
焼却灰の搬入をすすめる計画になっています。
 そうなると、県内の最終処分場が見つからなければ
一時施設が一時でなくなる恐れがありますが、既成事実化
された、この施設は今後どうなるのか?という不安が
あります。

 * 私は以前のブログにも記載していますが、
この施設建設には絶対に反対していますが、現実的に
施設ができて、搬入されてしまうのが見えている現状では
何をすべきかを皆様と考えていかなければならないと
思っています。ご意見をお寄せください。
 

ぐんじとしのり 
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   内容は直接、お送りください。





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posted by ぐんじとしのり at 00:42| Comment(0) | 焼却灰(手賀沼処分場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする