2012年09月20日

水道事業会計決算

 昨日(9/18)、決算審査特別委員会は終わりましたが、
委員長報告のまとめに四苦八苦しています。
 
 3日間の質疑は、1日あたり70ページ弱。
この質疑に目を通し、10/3の最終日にまとめて議員各位に
報告をしなくてはなりません。
 
 夜遅くまでの作業が続きます。
 
 今日のブログでは、最終日に行われた水道事業会計の
決算について、私が行った「総括質問」について、
ご紹介したいと思います。

(参考)印西市市内の水道供給は木下の「取水場」から
取水され「北総浄水場」へと流れ、それぞれのご家庭にと
配水されています。

 ** エリアごとの事業者 **

 @ 千葉NTエリア ・・・ 千葉県水道局

 A 市営水道エリア ・・・ 印西市市営水道
    「印西地区水道事業」と「印旛地区水道事業」
  (この二つの地区では、北総浄水場の浄水が
 約97%で深井戸水が約3%の水道水を
 配水しています。)
  
 B 長門川水道企業団 ・・・ 本埜地区の一部
   (http://www.nagatogawa.jp/index.html

 C その他・・・
    印西市の農家地区では自宅に井戸が
    今でも一般的です。

以下、総括質問と水道部からの回答です。

<水道事業特別会計 総括質問>
1.市営水道の今後について、事業統合にむけて基礎資料の
作成をした旨の記述が見られるが、印西市内に給水区域を
持つ県営水道、長門川水道企業団との関係や印西地区、
印旛地区、本埜地区の水道事業のあり方を含めて、
総合的な見直しも進んでいるのか。どのような話し合いが
されてきたのか。その話し合いについては決算書に数字と
なって現れているものはあるのか。

【回答/水道部長】合併による事業統合については、
平成25年度末の事業統合に向け、平成23年度に約580万円で
総合基礎調査の業務委託をし、給水人口予測、水需要予測等の
基礎資料の作成し、その基礎調査に基づいて、現在、事業統合
基本計画策定業務を進めているところです。今後、業務を
進めて行くうえで必要に応じ、他事業体と話し合いを持つ予定です。

2.平成23年度の決算書を見ると、経常利益で約6100万円の
利益を出し、つみあがってきた欠損金に充填し、
欠損は減ったという報告になっているが、この利益は
「営業外収益」として「他会計補助金」の約1.5億という
繰入れがあり、始めて事業の黒字化になっているのが現状である。
この繰入れについては、総務省から県を通じての「上水道事業に
対する繰出し基準」に従っているというのは理解できるが、
今後の一般会計からの繰入れに関する市当局の考えをお聞きする。

【回答/水道部長】市営水道は、印旛郡市広域市町村圏
事務組合からの受水に大きく依存し、その受水原価が高く、
(市内の)他事業体との水道料金と格差が生じないよう料金設定を
しているため、給水原価と供給単価の逆ザヤの状況が続き、
厳しい経営状況です。一般会計からの繰出し金がなければ、
経営が立ち行かなくなる恐れがありますので、引き続き援助を
お願いするものです。
 
3.水道事業においては、現在有収水量1立米あたりの
供給単価(257.38円)、給水原価(339.83円)が共に昨年度に
比較してあがっているが、水道事業としてどのような影響が
あったのか。また、引き続き赤字で水道水の供給を行っているが、
市としてはこの現状をどのように捉えているのか。
また、県と水道事業に関する定期的な話し合いは進んでいるのか。

【回答/水道部長】給水原価が上がっている理由としましては、
東日本大震災による市営水道の漏水や断水に伴う赤水が発生し、
平成23年5月に、その減免を行ったこと、また供給単価が
上がっている理由としては、受水費、人件費、委託料及び
減価償却費等の営業費用が増加したことによるもので、
震災減免により給水収益が減少し、利益が圧縮される結果と
なっています。

 現在、営業収益では営業費用を賄えない状況については、
好ましいものではございませんが、市水道事業としては、
市内に3事業体があり、市民の水道料金負担にあまり差が
出ないよう配慮する必要性もあるものと考えております。
県との話し合いですが、平成17年から県内水道経営研究会が
設置され、県内水道の在り方が検討されて参りました。
研究会では、平成19年2月に、用水供給事業、末端給水事業の
統合化、広域化を進める必要があると提言されており、
平成22年2月から九十九里地域、南房総地域の水道用水供給事業体が
リーディングケースとして進められ、3年程度をかけて検証する
予定であり、その結果により方向性が打ち出されるように聞いています。
 そのような状況のため、平成23年度においては、県との
話し合いの場はございませんでした。


== 放射能/放射線対策について == 

【印西市/給食センター(最新版)】
≪検査対象施設 : 滝野学校給食センター≫
5品目 検査日:9月18日、使用日9月25日ほか
 冷凍油揚げ 秋田県 /フランクフルト 千葉県 群馬県
冷凍里芋 千葉県 /しらたき 群馬県
鶏レバーそぼろ 岩手県青森県
  
http://inzai.ed.jp/kyusyoku/index.php?key=jozfmk0ai-131#_131

食材の放射性物質検査結果
ヨウ素・セシウム検出されてません。

 ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 00:36| Comment(0) | 千葉県印西市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする