2012年09月16日

民有地の除染はどうする。

 今日の広報いんざい9月15日号に短く、「民有地の
除染受け付けを10月から開始」からと掲載されました。

 平成24年度も9月末で半年を過ぎますが、
放射線/放射能対策には対応が遅いのでは?と
思うこともしばしばあります。
  
 今日のこのブログでは、先日行った私の一般質問より
一部をご紹介いたします。
 
== ぐんじとしのり 一般質問 Q&A(4) == 

3.印西市における放射線/放射能対応について
 印西市長選挙に先立ち、市民団体より印西市の放射能
(放射線)対策をどのように行っていくか。公開質問状が
出され、当時の板倉候補もその質問に対して、回答を
されている。しかし、その回答内容は具体性に乏しく
実現が可能か、また、山ア市政と比較して、放射線/
放射能対応にどのように取り組むか、今回の議会で検証を行いたい。

(ウ)  私有地の除染について、市民が負担する除染費用は
市がまず負担し、東電に費用の償還を求めていくという考えは
間違いないか。

【回答/環境経済部長】
 私有地の除染費用についての助成は必要であると
考えておりますが、東京電力の賠償金全体の枠組みが
整っていない状況であることから、私有地の除染については、
国庫補助の対象となるよう、市が除染を実施するものと
考えております。なお、申し込みについては10月から
受付を開始できるよう準備を進めております。

 ・・・・ 以下に他市の事例を掲載します。

* 民有地除染については=松戸市

 一般住宅は小学生以下の子どもがいる住宅を
優先的に除染します
 小学生以下の子どもがいる転入者の住宅も
優先的に除染します 

 ※民有地の除染実施方法
 小学生以下の子どもがいる住宅の除染は、
市域を区分して計画的に実施します
(手続き・実施期間等は、5月ごろにお知らせします)
上記以外の住宅の除染は、子どもがいる住宅の
除染作業の進行に応じて行います

* 流山市の私有地除染

上記以外の公共施設、商業施設、工場、集合住宅等
建屋の洗浄 ・屋上、壁面の清掃、拭取り
・雨樋等の清掃、洗浄、汚泥の除去等
アスファルト等の除染  
・側溝等の清掃、洗浄、汚泥の除去
草木除去 ・枝葉の剪定
・落葉の除去、除草

戸建住宅
家屋の除染  ・壁面等の清掃、拭取り、
・雨樋等の清掃、洗浄、汚泥の除去等
コンクリート等の除染
  ・側溝等の清掃、洗浄、汚泥の除去
草木除去   ・枝葉の剪定、落葉の除去、除草


・・・ 除染の考え方は「松戸市」「流山市」に準じるものと
 思われます。また、白井市のHPが非常に見やすいので
 参考までにご提示します。

* 白井市のHPです。参考まで
http://city.shiroi.chiba.jp/detail/1538317578.html 

 白井市では民有地の除染について説明会を行ったようですが、
 印西市では行わないとのことです。(議会答弁より)


(2) 健康診断、健康調査について
市民団体からの質問について、「希望者に対して、
健康調査は実施すべき。放射能の不安を感じている市民が
いる以上、その不安の除去に協力すべき」と回答しているが、
具体的にどのような検査を考え、いつから行うのか

【回答/健康福祉部長】
 現在、県内で唯一、我孫子市が妊婦、乳幼児及び
小・中学生を対象とする全身の内部被ばく量検査
「ホールボディカウンタ測定」を行った場合の費用の
一部助成を実施しております。
 当市におきましては、我孫子市の助成事業を参考に
実施する場合の検査方法、対象者の絞り込み、助成額の
算定等を現在すすめており、引き続き近隣自治体の動向も
勘案し、今後、実施の判断をしてまいりたいと考えております。

 ・・・> この答弁の翌々日、以下のようなニュース記事が
  配信されました。

体内被ばく検査:柏、松戸市が助成へ 
 妊婦と子ども対象 /千葉
             毎日新聞 9月12日(水)12時21分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120912-00000085-mailo-l12

 柏市と松戸市は、体内被ばく線量を測るホールボディー
カウンターの検査を受けた子どもや妊婦に対し、検査費用の
一部を助成することを決めた。東葛地域は比較的放射線量が
高いとされ、市民の不安に応えるため、4月から始めた
我孫子市に続いて実施される。
 柏市は、18歳未満と妊婦が対象で、助成額は原則1人当たり
一般的な検査費用の半額程度に当たる3000円以内。
11月から1年間助成することを検討しているが、
開会中の9月議会には来年3月末までの分として、
500人分の243万2000円を計上した補正予算案を
提出している。来年度分は新年度予算で対応する方針。

松戸市も妊婦・高校生以下の子どもは3000円以内を助成する。
9月議会に240万円を計上した補正予算案を提出し、
可決後、10月から助成を始める。

 一方、我孫子市は、8月まで137人が検査を受け、
6人(幼児3人、小学生2人、中学生1人)が1キロ当たり
8〜3ベクレルの内部被ばくが確認され、生涯に受ける
放射線量(預託実効線量)はいずれも0・1ミリシーベルト未満だった。

同市は今後、6人の結果を専門機関で評価してもらうことにしている。
【橋本利昭】

 ・・・印西市も情報収集にいそしんでもらいたいものです。
 (私はWBCよりも甲状腺検査を急いでほしいと思っています。)


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posted by ぐんじとしのり at 00:49| Comment(0) | 放射線問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする