「内部被ばく治療の経験から学ぶシンポジウム」に
出席しました。
最初に「チェルノブイリハート」の上映会があり、
その後チェルノブイリで何が起こったかを
「チェルノブイリを生きる」の著者他から話があり、
そして最後にシンポジウムが開催されました。
(1)映画「チェルノブイリハート」(R−12指定)
http://www.gocinema.jp/c-heart/index.html
1986年4月26日の旧ソビエト連邦(現ウクライナ)
チェルノブイリ原子力発電所事故から16年後の2002年に
製作されたドキュメンタリー。(事故の被爆被害の実態に迫る。
2003年・第76回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー賞を受賞)
女流映像作家のマリアン・デレオ監督がチェルノブイリ原発事故
から約15年後に周辺地域や病院などの施設を訪れ、事故が
もたらしたさまざまな影響を追った作品。
タイトルの「チェルノブイリ・ハート」とは、事故後、変形した
心臓を持つ新生児が次々に生まれ、放射線による影響と見られる
ことから「チェルノブイリ・ハート」と呼ばれることから
命名された。
チェルノブイリ事故以来、寄生児の出生率は25倍に膨れ上がった。
健常児の出生率は、わずか15−20パーセント。事故後に
建てられたという、ナンバーワンホームと呼ばれる、親に
捨てられた新生児を保護する遺棄乳児院。小さな病室に、
所狭しと並べられている赤ちゃんたちは、いずれも重い障害を
持っている。水頭症により脳が頭蓋骨に収まらず
後頭部に突出している女の子の赤ちゃん、生後4か月程度の
体格の4歳児、
彼らを「どうせこれ以上は大きくならない」とまるでモノのように
乱暴に扱う看護師の姿。短い上映時間の中、何度も何度も
目をそらしたくなるようなつらい現実が登場する。
・・・ 一度見なくてはならない映画でした。
日本でこのような事象がおきるかどうかはわかりません。
しかし、最悪を想定しての行動・活動は必要だと私は
思っています。(何も起きなければ、それはそれでいいのでは
ないのでしょうか。)
(2)「チェルノブイリを生きる」
「チェルノブイリに学ぶ」
「世界の原子力事故を経験して」
ドキュメンタリー作家と二人の医師が同時通訳付で
それぞれの活動について説明を行いました。
・・・ 日本語のレジメをいただきました。それぞれの
講師から、このようなことが起こったという報告を
お聞きしました。(放射能汚染に伴う影響について)
日本で起こってほしくはないことばかりですが、
距離的に考えると、起こってもおかしくはないの
かなという思いもしてしまいました。
(3)シンポジウムについて
記事を一つ紹介します。
私は全くこのような取り組みを知りませんでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「お子様の抜けた乳歯を保存しよう」
ストロンチウムによる被曝解明をめざし、歯科医師が
子どもの乳歯提供を呼びかけ
半減期が約29年と長く、発がん性など人体への影響が
セシウムよりもはるかに大きい放射性物質ストロンチウム90――。
子どもの乳歯に含まれるストロンチウムを測定することで、
健康リスクを調べようという取り組みが始まっている。
子どもの乳歯提供を呼びかけているのは、千葉県松戸市で
歯科医院を営む藤野健正・きょうどう歯科新八柱所長
福島第一原発の事故後、福島県内で歯科医療支援活動に
関わってきた藤野氏は、カルシウムと似た性質を持つ
ストロンチウムが骨や歯などに蓄積しやすい性質に着目。
「内部被曝の実態を明らかにするうえで重要な証拠になる」との
考えから、子どもの歯が生え替わる際の「脱落乳歯」の保存
および提供を呼びかけ始めた。
手順は簡単で、藤野氏が用意した調査票に記入したうえで
子どもの乳歯を藤野氏の歯科医院宛てに郵送する。
藤野氏は一定の数を集めたうえで、米国の専門家団体
RPHP(Radiation and Public Health Project)に送付。
精密な測定機器を持つ同団体が解析したうえで、結果を日本側に
通知する。
保護者の参加費は無料で、氏名などの個人情報は明らかにされない。
検査結果については、「集めた地域ごとに解析したうえで、
提供いただいた方に封書でお返しする。ただ、高い値が出た場合は、
個別の追跡検査も考えている」と藤野歯科医師は話す。
この取り組みは、岡山理科大学の豊田新教授(応用物理学)も
バックアップする。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
確かに、ストロンチウムは骨や歯に蓄積しやすいという
放射性物質だということは知っていましたが、それを乳歯で
ということは、考えも及びませんでした。これからも
情報収集を行っていきたいと思います。
連絡先:きょうどう歯科新八柱 047-711-5201
== 放射能/放射線対策について ==
☆ 10/14(日) 午後1時30分〜午後4時頃
千葉県印旛郡栄町 ふれあいぷらざ栄 大会議室
「放射能からわが身を守る」
(仮称= 今後、内部被ばくをどう防ぐ? )
講師:斉藤 威 先生
(参考URL:http://zeroscience.iinaa.net/housya/housya.html)
主催:野田泰博 栄町 町議会議員
* 詳細わかり次第、お知らせします。
ぐんじとしのり
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