以下、原文のまま、掲載します。
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「印西クリーンセンターゴミ処理施設について
住民と行政のコンセンサスをつくるため、
公募による住民(市民)検討委員会の設置を求める請願」
紹介議員 軍司俊紀
請願者 松本 隆志
請願者 武藤 弘
【請願の趣旨】
印西クリーンセンターの焼却炉建替え問題は、
先の印西市長選挙で、現在計画の白紙撤回、再検討を
掲げた板倉正直氏に寄せられた圧倒的支持によって、
印西市民の明確な意思が表明されました。
新聞報道ではありますが、選挙後に行われた
管理者会議では、全員一致で次期管理者に
板倉正直印西市長を選出し、就任した板倉正直氏は、
引き続き副管理者の責を担われた白井市長、栄町長の
両氏に、今後10年程度をかけて再検討を進める趣旨を
述べたとされます。
焼却炉の建替えは、200億円余という膨大な資金を
要するとした現在計画が示すように、関係する
印西・白井・栄の住民にとって重大な問題であるだけに、
慎重な検討が望まれます。同時に、すでに問題が
投げかけられている以上、関心を寄せ、注目している
住民の期待に応えるためには、早急に検討を開始する
必要があるものと考えます。
今回、見直しとなった「クリーンセンター移転
建替え問題」は、「現在地での継続はありえないのか、
どうか」のコンセンサスを図るため十分に議論が
尽くされないまま、「移転ありき」で進められて
きたところに躓きの原因がありました。
そもそも移転計画は、印西地区環境整備事業組合が
設置した学識経験者、地域組織の推薦による住民、
公募市民、そして、15人の委員中7人を占めた
行政職員によって構成する検討委員会によって
作成・答申されたものでした。
しかし、建替え位置とした箇所が軟弱地盤であると
いうことさえ見出すことができなかったなど、
専門的検討が十分に行われたとも言えないものでした。
移転計画ばかりでなく、ごみ処理基本計画を
はじめとした諸計画も市民の声を広く集め、
論点ひとつ一つをどのような議論を経てコンセンサスを
得て結論に到達したのかも情報開示されてきませんでした。
そのため、将来のごみ量予測数値にも意図的な
過大数値が見られ、市民のごみ減量の努力にも
水を差す結果になっています。
また、現状の焼却炉のうち25年を経過した1号炉、
2号炉と15年余を経過した3号炉の耐用年数や将来の
改修可能性についての検証デ―タが示されていない
問題点も有ります。
さらには、現状はマンションより低い煙突ではあるが、
高煙突化することが本当に必要なのか、
過疎地で作る施設なら低くても構わないか。
そして、都市部中心にクリーンセンターが現存することの
是非と移転が本当に必要なのか、移転先が過疎地なら
問題はないのか等々。
それらを市民参加により、十分に議論を尽くして
市民が納得できる「ごみ処理基本計画」の作り直しが
必要です。市民が100%合意することは困難としても、
議論を通じて大方のコンセンサスが得られなければなりません。
また、ゴミの減量化計画抜きには、ごみ処理施設の規模や
態様が決められないにも拘らず、その検討がなされていないのも
問題です。ごみの減量を検討し実行できるのは、
印西地区環境整備事業組合を構成する印西・白井の両市及び
栄町の行政です。
地元に対する熱意、地域に対する知識は、学識経験以上に
不可欠です。市町政の主人公である、住民による住民のための
住民による検討・研究こそ、市民のためのまちづくりに
求められています。
市民のコンセンサスを土台に、組合構成市町自身が
焼却炉問題を検討しなければなりません。
印西地区環境整備事業組合は、市民による協議においても、
構成市町の協議においても、要請に応じて積極的に資料、
情報を提供する必要があります。そして、最終決定は、
構成市町の意思統一の上に立って行うというステップが必要です。
そこで、以下のとおり議会として市長に要望していただくことを
請願いたします。
1. 公募により広範な市民が参加した市民検討委員会を設置する。
2.同委員会は、市民自身が結論をつくる。
3.印西地区環境整備事業組合議会及び同組合管理者と
連携して、資料や構成する他市町の情報等を共有し、
方針の作成に誤りの生じないよう努力する。
2012年8月27日
印西市議会議長 金丸和文様
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請願者は元印西市議の松本隆志氏と千葉ニュータウン
新聞の武藤氏です。
お二人から、お願いされ、今回の請願をお受けしました。
この請願の付託先は、「総務常任委員会」となり、
9月21日(金曜日)となります。
(今回の請願についても、付託先を決めるために、
多大な時間を使いました。そもそも、「組合できめることなのに?」
といった珍妙な意見もあり、結果としてはクリーンセンターの
機能に主眼をおくことより、「市民参加」の委員会設置を
求めるという観点から、「総務常任委員会」への付託となりました。)
== 印西市HPより ==
市内保育園空き状況(平成24年10月入園希望者対象)
空きがあっても、入園を保証するものではありません。
ご留意ください。
以下を見ると、1歳児で内野保育園で若干の
空きがあるようですね。。。
詳細は。。。http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1271988195016/files/111.pdf
== 放射能/放射線対策について ==
☆「放射能汚染地図」ご存知ですか。
群馬大教育学部教授の早川由紀夫さん(火山学)は
2011年4月から、「放射能汚染地図」の作製に
取り組んでいる。各自治体が公表する放射能の
測定結果などを丹念に収集し、これまで約3か月おきに
6回、改訂版を出した。このほど、最終版となる「七訂版」を
作成し、8月23日、東京・永田町の参議院議員会館で
発表した。自身のブログにも掲載している。
地図では、芝生や草地の地上1メートルの高さの
放射性セシウム134と137の放射線量を示している。
放射線量が最も高い、毎時16以上(単位はマイクロシーベルト)の
地域は「濃い赤」、同8以上〜16未満(同)の地域は「赤」、
という具合に線量別に8段階に色分けし、毎時0.125
マイクロシーベルトまで示している。
七訂版は11年9月時点の放射線量を示している。
東京電力福島第一原発周辺から福島県飯舘村の辺りの
線量が高く、毎時4マイクロシーベルト以上。
そこから海岸沿いに、同県相馬市やいわき市へ、
内陸部では、東北新幹線に沿うように栃木県や群馬県に向け、
放射性物質が広がっていることが分かる。宮城県を越え、
岩手県一関市周辺も線量が比較的高い。首都圏では千葉県柏市と
その周辺の線量が目立つ。
早川さんによると、ほとんどの放射性物質は、
原発事故から10日ほどで拡散した。いずれも風に乗って運ばれ、
雨とともに地上に降り注いだ。早川さんは「地図を見れば、
原発を中心に円形状に放射性物質が広がっていると考えるのは、
あまりにも原始的であることがわかる」と指摘。その上で、
「自治体などにこの地図を利用してもらい、
放射能対策を立ててほしい」と呼びかけている。
◇
降り注いだ放射性物質は、土やほこりに付着し、風によって
移動している。街中では、側溝や雨どいなどにたまりやすく、
局所的に高い放射線量が測定されるケースが少なくない。
草木にも付着しやすく、落ち葉やコケにも注意が必要だ。
今回の原発事故では、放射性セシウム134と137が
ほぼ同量、放出されたという。放射能が半分になる「半減期」は、
それぞれ2年と30年だが、早川さんら専門家の試算では、
セシウム全体で見た場合の半減期は3年だ。その後は5年で
37%、10年で23%、43年で10%という具合に減っていく。
3年たてば、放射線量はだいぶ下がるという見方もできるし、
その一方で半世紀にもわたる問題だとも考えられる。
早川さんは「とにかく地域のあらゆるところの放射線量を量り、
まずは状況を把握することが大事。そして、いますぐ除染することが
重要で、そうすれば、今後も住み続けられるところも
あるだろう」と話している。 (2012年8月24日 読売新聞)
= コラム「放射能と向き合う」は、
医療情報部の利根川昌紀記者が担当しています。
.... この地図をある方が送ってくださいました。
ありがとうございます。
しっかりと活用してまいります。
* 今日のブログのカテゴリーは印西市かもしれませんが、
あえて、環境整備事業組合とさせていただいております。
ぐんじとしのり
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