しかし、登庁直後に議会を召集する手続きをとり、
臨時議会を開催し、所信表明演説を行い、市政に
対する思いを発すると思いきや、残念ながら、
臨時議会の「り」の字も聞くことはありませんでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
地方自治法第101条
普通地方公共団体の議会は、普通地方公共団体の長が
これを招集する。
2 議長は、議会運営委員会の議決を経て、
当該普通地方公共団体の長に対し、会議に付議すべき
事件を示して臨時会の招集を請求することができる。
3 議員の定数の四分の一以上の者は、当該普通地方
公共団体の長に対し、会議に付議すべき事件を示して
臨時会の招集を請求することができる。
(以下 略)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
議会の召集は、市長によって行われると考えるのが
通常ですが、しかし、今回は市長側では「何も提案すべき
ものがない。」と判断されて、召集を考えなかったようですが、
第3回定例会(9月議会)にまさか「専決処分」が
でてくるということはよもやないとは思いますが、
いかがでしょうか。
▽ 専決処分
議会の議決・決定を経なければならない事柄について、
地方公共団体の長が地方自治法の規定に基づいて、
議会の議決・決定の前に自ら処理することをいう。
(専決処分については地方自治法179条と180条に記載が
あります。)
※ 普通地方公共団体の長は、その議決すべき事件を
処分することができる(179条1項)。以下、一部記載
= 地方公共団体の議会が成立しないとき。
= 普通地方公共団体の長において議会の議決すべき事件に
ついて特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕が
ないことが明らかであると認めるとき。
= 議会において議決すべき事件を議決しないとき。
この処置については、地方公共団体の長は、次の会議において
これを議会に報告し、その承認を求めなければならない(179条3項)。
承認がなければ??
参考:千葉県白井市
2010年10月13日、隣の白井市では、北総鉄道に対する
沿線自治体による補助金のうち白井市負担分2360万円を
支出する補正予算について、9月の市議会が可否同数で
流会となったこともあり、市長が専決処分で決定した。
この専決処分は議会の反対多数で不承認となった。
これに対し、補助金支出に反対する地元住民らが賠償を
求めた住民監査請求を起こしたが、違法性のない専決処分は
不承認でも効力は失わないとして棄却されている。
しかし、住民はこの棄却に納得することなく、
現在、「裁判」が行われています。
(ぐんじとしのりより)
・・・ 「時間的な余裕はあったと思うのですが。」という
質問がないことを祈るばかりです。
ここで疑問が私にはあるのですが、臨時議会を開き、迅速に
行政事務を進めるための議案はなかったのか?ということです。
実は、一つ、考えられるものがあります。
私は第二回定例市議会で予算委員会に対して質問した
案件です。板倉市長も当時は議員だったので、私の質問を
聞いていればご存知のはずですが。必要ないと
判断されたのでしょうか?
何か?
第二回定例市議会の予算委員会で私が問うたのは
「東日本大震災復興基金条例」を制定するという議案は
なぜ提案されないのか?というものでした。
この基金(「東日本大震災復興基金」)は国から千葉県を
通して出てくる交付金を基金として積むもので、第二回
定例市議会で提案してきた他の自治体もあるのです。
(* ちなみにこの交付金の名前は「がんばろう千葉!
市町村復興基金交付金」という笑ってしまうものなんですが。)
参考:この内容
国(1960億円)復興に向け、弾力的かつきめ細かに
対処できる資金として基金を設置するように。
↓
特定被災地方公共団体である9県に交付
(青森、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉、新潟、長野)
@1960億円のうち千葉県には30億円が交付されています。
A千葉県は、2012年と2013年の2カ年で県内の全市町村に
対して「がんばろう!千葉」市町村復興基金交付金を
交付するということになっています。
この件について、第二回定例会で質問をしたのですが
一部の議員からこの議会で聞く内容でないという理論で
却下されましたが、それにしても「復興基金」は急ぐ必要を
感じなかったのでしょうか?
大丈夫でしょうか? 本当に不安に感じています。
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== 新聞記事より(読売新聞 千葉版) ==
風疹患者、急増28人…昨年の4倍
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20120808-OYT8T01747.htm
県内で風疹患者が急増している。今年1月から7月29日までに
28人の感染が確認され、全数調査を始めた2008年以来、
最悪の年間患者数を既に超えた。妊娠初期の女性が風疹に
感染すると、生まれた子どもに心臓病や白内障などの障害を
引き起こす恐れがあり、県は、妊娠する可能性のある女性や
家族の男性に予防接種を呼び掛けている。
県疾病対策課によると、6月24日までに、過去最悪だった
2009年の年間患者数の11人に到達。7月23〜29日の
1週間だけで、例年の年間患者数に匹敵する9人が新たに
確認された。風疹は、今年5月に兵庫県で患者数の増加が
確認された後、大阪府や東京都、神奈川県などに広がったと
みられている。
県内の患者28人のうち、男性が7割の21人を占め、
特に20〜40歳代の男性が13人と目立つ。男性患者が多いのは、
30歳代半ば以上で予防接種を受けたことのない人が多いためだ。
風疹のワクチンは、市町村が計画的に接種して費用も助成する
「定期接種」だが、1988年までは中学1〜3年の女子だけが
対象だった。89年からは、麻疹(はしか)とおたふく風邪
ワクチンも混ぜたMMRワクチンが1〜2歳児に接種されるように
なった。
(* 以下略)
* 参考 以前に「風疹」についてブログを書いていますので
ご覧ください。(2012/07/20付 「注意しないと」)
http://togu.seesaa.net/archives/20120720-1.html
* また、8/9現在の印西市内での発生は報告されていません。
(「印西市中央保健センター」確認済)
== 放射能/放射線対策について ==
【放射能量測定結果 印西地区環境整備事業組合】
* 8/9本日発表
(1)焼却灰
7/27(試料採取)/7/30(試料測定) 放射性セシウム(CS134+CS137)
主灰 666 Bg/Kg 飛灰 3140 Bg/Kg
(放射性ヨウ素は不検出)= 基準値8000Bg/Kgは下回っています。
前回と比べ、主灰の値は半分になっています。
(2)煙突からの浮遊物
7/27(試料採取)/7/30(試料測定)
1号焼却炉、2号焼却炉ともに粉塵中、吸収液中の
放射性セシウム(CS134+CS137)は「検出限界濃度未満」で
検出値に到達せず数字は表示されていません。
ぐんじとしのり
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