2012年07月28日

足で稼ぎました。

 抹茶を中学生がサービスしてくれました。
愛知県西尾市。全国で一番の生産・出荷量を
誇るそうで、今日(7/28)の視察の際に
たまたま、中学生たちが市役所内のイベントと
して提供していたので、ご相伴に預かりました。
 
 一人で視察に訪問し、約90分弱のお時間を
4人の職員さんにいただき、研修のお相手を
いただいたことに恐縮してしまいました。
 
 しかし、ネットだけでは得ることの
できなかったいろいろな情報を得ることができました。
(ありがとうございました。)

* 66ページにわたる「西尾市文化振興プラン」の
説明をお聞きしました。

 また、そもそも、なぜこのようなプランが西尾市で
できあがってきたのか私の疑問を払拭することが
できました。

 − なぜ、西尾市で文化振興がすすんでいるのか。
  = 昭和29年頃に個人が所有する古書の保存のための
  市民運動に端を発する。

 − 文化振興プランは市としてはどのように
   捉えてきたのか。
  = 平成13年に国の文化芸術振興基本法が
   制定されたことが市の考え方を推し進め
   基本構想にも反映されてきた。
 
 − 文化振興プランの基本方針に「そだてる」という
   項目があるが学校でも文化振興につながる授業は
   あるのか?
  =ある。細かな内容は講師として入る芸術家と
   文化振興課、学校との話し合いを行なう。
   (年間18時間程度)
                       他 

 なによりも今回の視察のテーマ「アーティストバンク」の
説明については西尾市で活動する方々への登録要綱の整備や
広報の方法よりも、職員さんが自ら動かれて、登録して
いただけるように・・・
「あちこちで活動されている方々に対して
足で稼いでアプローチされ、情報を求めていく」と
いう姿勢について感銘をうけました。
(いい施策は、やはり職員さんが支えていることを
つくづく実感しました。)

 今回聞いてきた内容については、さらにまとめて
印西市の施策にどうやって反映できるかをしっかりと
考えます。
 
 === 放射能/放射線対応 ===

* 全国のニュースをお伝えします。
 
◇ 田村市で国の本格除染始まる=対象11市町村では初めて―福島

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120727-00000111-jij-soci

 環境省は27日、東京電力福島第1原発事故で
避難区域に指定されている福島県田村市で始まった
本格的な除染作業の様子を公開した。
国が除染を直接行う県内11市町村では、作業拠点となる
役場などの除染は進んでいるが、住民の帰還をにらんだ
生活圏全体の除染に着手したのは初めて。
今後は楢葉町や川内村、飯舘村でも順次作業を開始する。

◇ チェルノブイリ事故の除染 ほとんど効果なく多くは打ち切り
             ※週刊ポスト2012年8月3日号より 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120727-00000010-pseven-int

 東日本大震災から1年4か月。被災地から遠い所では、
あれほどの衝撃を与えた大震災も風化し始めている。
しかし、まだまだ被災地では不安で、困難で、辛い生活を
みんなが強いられている。

 先日、まだ足の骨折が回復途上にある僕は、
足を引きずりながら、福島の高校で「教科書にない
1度だけの命の授業」を行なった。そしていまでも、
みんなが深い傷の痛みに耐えながら生きていることを痛感した。

 最近、政府が算出した福島県民の帰還試算の予測値がある。
それによると、現在年間20ミリシーベルトを超える地域の
住民は、福島県人口の64%に当たる。

 いまから5年後、福島第一原発のある大熊町や
双葉町では、大熊町で97%、双葉町では75%、
10年後でも大熊町で82%の人が帰還できないと
推測されている。20年後でも大熊町は32%、
双葉町では18%の人が、実は故郷の実家に帰れないのだ。

 除染が成功すれば、もう少し早く帰れる可能性はあるが、
放射性物質は移動させることはできるが、消すことは
なかなかできないのである。

 チェルノブイリ原子力発電所の事故で汚染された
地域でも、除染が行なわれたが、ほとんど効果は見られず、
揚げ句、除染作業は多くの地域で打ち切られた。

 高汚染地域に住居を持っている被災者のことを
考えると、“除染”という「希望」が大事なことは
よく分かる。が、しかし、常に費用対効果も考え、
的確な方針の軌道修整もなされなければいけないと思う。


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posted by ぐんじとしのり at 01:45| Comment(0) | 千葉県印西市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする