2012年07月18日

病院は何処へ建てる?

 市長選挙が終わって1週間。
「よかったですねとか、がんばりましたね」と
言われることが市民の皆様からあります。
  
 私は以前から、このブログでも記載している通り、
今回はどちらも積極的に応援してきませんでした。

 しかし、以前から主張している通り、今回の
選挙の結果「板倉新市長」となって、市民の中での
最大の争点であった「クリーンセンターの凍結」に
ついては、板倉氏の主張に共感できる部分が多く、
この点については今後しっかり見守り、応援して
いきたいと思っています。
  
 一方、板倉氏が主張していた病院の誘致問題に
ついては、本当にわかっているのだろうかと
選挙前から疑問をもっています。
 
DSC_1125.jpg 
 現在、建設が進む「印西総合病院」
 (「病院の躯体」はほぼ完成でしょう。)

 選挙が終わり、そういえば、建設中の「(仮称)
印西総合病院」って、順調に工事が進んでいるの
だろうか?と疑問がわいてきましたので、担当者に
聞いて見ました。

(1)12月開業に向けて
 市担当者「工事は順調に進んでいる。詳細は
  教えてもらっていないが、スタッフも集まって
  いるようだ。」
 
(2)緊急病院機能について
 市担当者「その計画だと聞いている。」
 (緑生会「(仮称)印西総合病院」では、緊急病院
 対応ができるよう、用地も既に「(上の写真左側−)
 北側」に確保していると聞いています。=当該用地に
 新たに昨年度末に確保した病床配分141床の病棟を
 建設するものと思われます。)
  
* 以下、7/8付 ブログより 再掲

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 現状、建設中の「(仮称)印西総合病院」は現在千葉県
 より81床の病床配分を受けており、「産婦人科・小児科」
 の入院設備を整えるようです。

  さらに本年3月末には、新たに141床増床の配分が
 千葉県から行われ、合計222床の病院となる予定です。

 ・・・ 医療法人緑生会(「印西総合病院」)から
 出された病院増床計画書によると、「計画内容については
 二次緊急に対応した計画になっている」とのことです。
 (印西市から千葉県に提出された「病院病床計画書の
 提出に伴う意見書」より転載)

  この場所は市街化区域でありまずが、市民にとって
 求めているものは、すぐにでも必要な「二次医療を担う
 緊急病院」であり、場所は問題とならないはずです。

  言い換えると、市民にとって非常に重要なのは、
 「印西総合病院」は既に病床配分をうけていて、
 二次救急にも対応すると増床計画書にも書いて
 あるということ。医師や看護士さえ集まれば、
 緊急医療も担う覚悟が見られるということです。

  このことを全く触れずして、二次緊急病院がない
「印西市」という物言いには疑問を感じます。

 ・・・ 今から、市街化調整区域に病院を呼んで
  上下水道を整え、さらに何年か後の病床配分を求めると
  いうのは病院誘致のなんたるかを全くわかっていない
  議論です。
 
* 参考
 http://togu.seesaa.net/archives/20120331-1.html

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 緑生会による「仮称 印西総合病院」の開設に向けた工事は
順調に進み、市民への安全・安心の提供も継続して、担当者
レベルでは行っていけるよう努力すると考えています。
「市街化調整区域」への病院建設を求めてきた板倉新市長は
どのような動きを今後行っていくのかを、見守っていかなくては
ならないなと、写真を撮りながら考えました。
 
 はっきりと、このブログで申し上げておきたいことは
「印西市には病院の開設に際して許可権限はない。」という
ことです。(許可権限は「千葉県」にあります。)
  
  許可権限がないにも関わらず、今後も引き続き
「市街化調整区域」への病院誘致にこだわっていくとすれば、
「何かあるのでは?」と思うのは私だけでしょうか。
 
 * 市街化調整区域は、計画的な都市づくりや自然環境保護の
 観点から、原則として建物を建てることを制限しています。

 => 市街化調整区域内での開発行為については、
 都市計画法第33条の基準に加えて、第34条の基準にも
 適合する必要があります。
 
(具体例)= 当該市街化調整区域内に居住する者の利用に供する公共施設
    (病院や社会福祉施設 等)

(解説)以前は、病院や社会福祉施設等の用途での市街化調整区域の
 開発は簡単にできました。

  しかし、都市計画法の開発許可制度の見直し(H19・11・30 施行)
 により、市街化調整区域内の大規模開発を許可できる基準を
 廃止し、病院、社会福祉施設、学校、庁舎等の公共公益施設をも
 開発許可の対象としました。

  いいかえると、住宅、オフィス、商業施設、公共公益施設
(役所、病院、社会福祉施設、介護施設、学校)など集約すべき
「都市機能」の明確化を図ることで、まちづくりを推進し、
 郊外(白地地域)などに大型商業施設や公共公益施設の設置に
 対して、現在は歯止めがかけられています。
 
  市街化調整区域を安易に開発することはイコール環境破壊にも
 つながると思うのですが。

  緊急病院開設に至るまでの板倉新市長の動きに注目して
 いきたいと思います。
 
 == 放射能/放射線対策について == 

* 印西市HPより ・・・

1.給食センター(最新版)今回は滝野学校給食センター
検査日:7月17日、使用日7月18日ほか (ヨウ素とセシウム)=検出せず。
以下の5食品です。・・ 食材の放射性物質検査結果
 白米 千葉県 / にんじん 千葉県
 長ねぎ 千葉県 / 鶏肉 岩手県 / 液卵 栃木県
詳細、以下HPにて詳細をご覧ください=>
http://inzai.ed.jp/kyusyoku/index.php?key=jozfmk0ai-131#_131

2.市民持ち込みによる食品・飲料の放射性物質検査の結果
 最新版が公開されています。検査結果(H24.7.2〜7.13)(103KB)(PDF文書)
 = ビワで放射性セシウムが25Bq/Kgが検出されています。
詳細は・・・http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1339121559653/files/H240702.pdf


 ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 02:14| Comment(0) | 総合病院の誘致 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする