印西市給食センター/食材の放射性物質検査結果
昨日(24日付け)、発表された給食センターの食材から
20Bq/Kgを超えるセシウムが検出されたとHP上に
周知発表された件ですが、確認の結果、全て検出せずと
書くべきところを間違って記載してしまったという
記載ミスであったことが判明しました。
ご心配をおかけしたことを深くお詫びします。
給食センターのHPは既に差し替えられています。
以下、ご確認ください。
http://inzai.ed.jp/kyusyoku/?page_id=85
今回の件については、信じられない、ありえないミス!だ
と思います。
(とともに、私自身が、HPに書いてあった情報を
ありのままに疑義のコメントもせずにツイートしたことに
ついては、コメント一言程度は付記すべきだったのでは
ないか?−しかし、120-30文字程度では、「事実」だけを
迅速にアナウンスしたことでよかったのか。自問自答して
います。〜 結論はでていません。)
【本日の動き−時系列】
9時過ぎ ・・・ 市教育委員会に電話をして、
給食センターの担当者を聞き、給食センターに
電話をする。(担当は放射線対策室?と思いましたが
念のため、教育委員会に確認。)
給食センターの担当者不在。この件に関して、
回答できる方から、私に電話するように伝える。
9時30分 ・・・ 「市教育委員会」のこの件に関する
担当者(課長)から電話あり、私は以下のような
疑問を投げかけました。
「セシウム134/137それぞれが検出限界値に達せず、
検出ナシとなっているのに、なぜ足し合わせると数字が
でてくるのか。(ましてや出てくる数字が、検出限界値を
足し合わせたものであることは誰の目にも明らかである。
しかし、検出なし(検出限界値 未満)にもかかわらず
数値がでていることに疑義がある」
また、放射線のベクレル検査はどのような検査を行なったか、
検査品目4品目で同じような数値で表示されているが、
明らかにおかしいことを併せて指摘し、即、再調査を依頼。
10時15分過ぎ ・・・ 公開した数字は間違いで
あることを市教育委員会から報告あり、直ちに
HPを訂正することを依頼。
【今回の原因の推定と一言】
いつも私自身が放射線問題について、相談している教育委員会の
課長が昨日は出張していたようで、チェックができなかったようです。
コンピュータのソフトも担当も替わったという事情はわかります。
しかし、わかった=納得したということではなく、風評被害が
起こりうる、信じられないミスが今回起こってしまいました。
(給食センターのHPやその内容は市民としてご覧にになれます。)
今回の件について、今後印西市はどのようなチェック態勢を
とるのでしょうか。(教育委員会が指導をするのは教員、
生徒ではなく自らの職員であるとは情けない限りです。
今後は数値の公表にあたり、どのようなルールを決めて行なうか
を話し合い、今後このようなことが起こらないように務めて
いただきたいと思います。
なお、検査体制の強化については依頼済ですが、引き続き
私自身も関係者からお話をお聞きしたり、監視をしていきます。)
【今回のミスによる業者への影響は?】
業者とは、放射能を含む商品の供給を行なった場合には、
その品物は全部返却してもらうという約束になっているようです。
(給食の食材だけが基準が厳しく、流通段階の基準値は
100Bq/Kgなので・・・)そのために商品の返品を受け取り、
同じ業者で「違った産地の食材を購入」するようにしています
とのことです。 << したがって納品業者の負担はありません。)
=== その他の放射線関連について ===
* 印西市では、放射性ヨウ素、セシウムの検査を行い、
検出限界を下まわるモノについては、「不検出」で
済ませています。(時間的な要素、器械の性質などの
理由もあるのでしょうか?)
以下に、【東京新聞/神奈川版】の記事をご紹介します。
印西市の目指すべき姿をみなさまと考えていければと
思っています。
【東京新聞 2012年4月19日】より抜粋。
給食食材からセシウム検出→使用せず 武蔵野市や愛知・春日井市
中原区の小学校が保護者に配布したミカンからの検出値。
一般に放射性セシウム濃度は、「放射性セシウム134」と
「同137」を足した数値だ
放射性セシウムの検出されたミカンが十六日から川崎市立
小学校の給食に出されている問題で、東京都武蔵野市や
愛知県春日井市などでは放射性セシウムが検出された場合、
給食に使わない措置を取っていることが、本紙の調べで分かった。
川崎市とは対照的な姿勢だ。 (山本哲正)
武蔵野市は昨年十月、牛乳に一キロ当たり七ベクレルを検出。
当時の暫定基準値(同二〇〇ベクレル)以下だったが、
「子どもは大人より影響を受けやすい。少しでも検出したら、
代替できるならする」と、給食に出さなかった。
保護者が負担した給食代のうち、この牛乳の分は、市が
補填(ほてん)した。
春日井市は今年二月、一キロ当たり一六・六ベクレルが
検出された脱脂粉乳を「国の基準値以下だから」と、
給食に使おうとしたが、保護者から問い合わせが相次ぎ、
使用を見合わせた。
一方、川崎市教委は一キロ当たり三・八ベクレルが
検出された県産ミカン缶詰、同九・一ベクレルが検出された
県産冷凍ミカンについて「文科省が基準値を下回れば安全と
言っている。保護者の考え方で食べない子は食べなくてよいが、
国の基準値(一般食品で同一〇〇ベクレル)を下回ったのだから、
給食に出す」(給食担当者)と断言している。使用中止を
求める保護者もいるが、市教委は「『基準値の十分の一以下
だから安心して食べさせる』という保護者の意見が寄せられた」と
強調している。武蔵野市方式でミカン購入費を補填するのも
「無理」という。
県教委は、県内で国基準値を下回る食材の取りやめは
「把握できる限りは、ない。判断の難しい問題だ」としている。
【以下 略】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120419/CK2012041902000113.html
・・・ 札幌市も放射能が検出されたら、その食材は
「使わない」と言っていたと思います。
* 印西市産わらびの放射性物質検査結果について
千葉県が4月25日に放射性物質検査を実施した結果、印西市産
わらびについては、放射性セシウムが「検出せず」でしたので、
お知らせします。
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1335342961373/index.html
ぐんじとしのり
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