今日から印西市議会は予算委員会が始まりました。
私は委員ではありませんが、一部を傍聴に行ってきました。
(企画財政部−特に歳入の部分を聞きたかったのが
理由です。)
今日は、放射線対策に対する、皆様からの
お問い合わせの回答をメインに記載します。・・・
「印西市はなぜ除染実施計画が遅れているのか?
遅いのでは?」といった声が私にも届き、私自身が、
印西市の「放射線対策室」に問い合わせています。
(すでに、パブリックコメントの募集も始まっています。)
その理由として、以前より印西市放射線対策室が
説明してくれている理由が、新聞記事になっていますので
以下に提示します。。。
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除染の一部、国負担せず 重点地域
年5ミリシーベルトで線引き
2012年2月29日 東京新聞朝刊
東京電力福島第一原発事故で放射性物質に汚染され、
除染費用が「原則国負担」となる汚染状況重点調査地域に
ついて、環境省が関係自治体に対し、放射線量が比較的
低い場所では一部の除染作業を国負担の対象外とする方針を
示したことが分かった。首都圏では栃木、茨城、群馬、
埼玉、千葉の五県五十一市町村が重点地域に指定されているが、
そのすべてで一部対象外とされる可能性が出てきた。
重点地域は、自然界から受ける以外の被ばく放射線量が
年間1〜20ミリシーベルトと見込まれる地域で、実際の
除染作業は自治体が担当。費用についてはこれまで、原則と
して国が負担するとされていた。
しかし、環境省が一月下旬、指定自治体に送った文書では、
地域内でも追加被ばく線量が「高い地域」と「低い地域」を
分けるとし、低い地域では民家の庭の表土除去などが国負担の
対象外になっていた。
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本来は、1月当初よりパブコメが始まるはずでしたが、
環境省から「12月下旬」に待ったがかかり、上のニュースの
通り、「全域、全額の負担できないよ。市内でもエリアをしっかり
決めてよ」とのお達しがあったようで、今に至っているわけです。
・・・ 以下の別の報道にもありますように、流山市と柏市では
先行して実施しています。(「国負担」をもらえることを見込んで。)
しかし、昨日の私のブログにも書きましたが、ヤル気のある自治体では
「市民のためにやろうじゃないか。」と判断すれば除染はできるのが
現状だと思います。(国庫補助がつくかどうかの問題。)
== 放射能/放射線対策について ==
(1)【印西市/給食センター(最新版)】
一部食品ですが・・ 食材の放射性物質検査結果
検査日:3月1日、使用日:3月2日ほか
(ヨウ素とセシウム)= 検出せず。
白米 千葉県印西市
しめじ 長野県
糸みつば 千葉県
抹茶パウダー 国産
くきわかめ 北海道
以下HPにて詳細をご覧ください
http://inzai.ed.jp/kyusyoku/index.php?key=jo1uqmg33-131#_131
(2)読売新聞より (2012年3月1日)
流山市除染計画 国が承認…千葉
全国の重点調査地域で初
流山市は29日、国の「汚染状況重点調査地域」に
指定されたことを受けて、2年間で除染作業を完了させると
する実施計画をまとめ、環境省の承認を受けた。同地域に
指定された全国104市町村で、実施計画を決定したのは
同市が初めて。
計画では、2014年3月までに公共施設や民有地での
除染を完了させる。学校や通学路などの除染は優先して
13年3月までに実施する。学校などを除染する際は、
線量の測定地点を国の基準の「地上1メートル(小学校と
幼稚園・保育園は50センチ)」からさらに進め、
「地上5センチ」で実施する。
市は実施計画に基づき、3月中旬には小中学校や
公園などで重機を使った除染を開始する。
この重点調査地域は、東京電力福島第一原子力発電所事故を
受けた国の特別措置法で指定されるもので、指定自治体は、
国の財政負担で放射性物質の除染を行うことができる。
(3)読売新聞より (2012年2月29日)
校庭除染に本格着手…千葉
柏市、64施設で10月までに
柏三小で始まった校庭除染作業 柏市は27日、若葉町の
市立柏第三小学校で、重機を使った本格的な除染工事を開始した。
市の除染計画はまだまとまっていないが、子供の生活場所の
除染は早期に実施するという方針に基づき、前倒しで作業を
開始した。市内の全公立小学校と保育園・幼稚園について、
10月末までに校庭や園庭の除染を完了させる。
27日に始まったのは、校庭(約2万平方メートル)の
表面の土を重機で削り取って学校敷地内に掘った穴に
埋める作業。3日の測定では、校庭中央部の高さ5センチの
地点で毎時約0・3マイクロ・シーベルトを観測しており、
同0・23マイクロ・シーベルト以下にする予定だ。
削り取った土は、市が今後、学校の一角に穴(約30メートル
四方で深さ約1メートル50)を掘って埋める。
同校での作業は今後、重機の使えない場所では手作業で
表土を削り取ったり、高圧洗浄機で屋上を洗浄したりする。
側溝にたまった泥も撤去する。作業は3月末までかかる予定。
津金邦明校長(60)は「安全が保たれた学校の環境が
戻ることに期待している」と語った。
今回実施した工法は、市立田中北小(柏市大青田)で
昨年11月に試験実施されており、同校の校庭の放射線量は
3日現在で高さ5センチで毎時約0・06マイクロ・
シーベルトに抑えられている。
市は「子供の利用する場所は早急に対応する」(市放射線
対策室)との方針で、10月までに、まだ除染作業の行われて
いない公立小学校40校、保育園23園、幼稚園1園で工事を行う。
(4)「印西市放射性物質除染実施計画(素案)」
の市民意見公募の実施について 2012年2月28日
市では『印西市放射性物質除染実施計画(素案)』について
市民の意見(パブリックコメント)を募集します。
◎意見募集の期間 ・・・2月28日(火)〜3月12日(月)
詳細は。。。
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1330325228742/index.html
・・・ 以上 ご確認よろしくお願いいたします。
ぐんじとしのり
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