2012年02月06日

不安は募る?

講演会「放射線と食べ物」を聞きに行きました。
 
資料をもらった瞬間、「帰ろうかな」と思いました。

「放射能の安全性の討議は必ずICRP勧告の
国際的合意に基づいて行う。国民に希望を!」と
いうパワーポイントの画面が付記されていました。

「安全、大丈夫」を重点においた講演会だろうと想像して
会場に向かいましたが、企業CM盛りだくさんの、最後は
失礼ながら、笑ってしまう講演会でした。
  
市当局は、「宇宙飛行士が地上の1000倍被爆する」という話や
「広島・長崎の被爆者の方が、そうでない方よりも健康的だ
(本当?)」、「奇形児が生まれる確率はベラルーシは
(日本よりも)低い」などの聞いたら逆に不安が募る話を
市民に聞かせたかったのでしょうか?
  
* 参考
@「ICRPの健康基準は信用できない」(『週刊現代』平成23年8月6日号)
 http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-342.html

A 原発推進派が大慌て! ICRPの基準に科学的根拠なし
 NHK「低線量被ばく 揺れる国際基準」の衝撃!!
 http://blogos.com/article/28200/

津波対策でも地震対策でも、最悪な状況を含めさまざまな条件を
考えて、行政は動くのに、なぜ放射線/放射能問題については
殊更に安全・安心を強調するのか私にはよくわかりません。
 
ありのままを話すと、不安に駆られる人が多いからでしょうか。
ありのままを伝えると、パニックになるからでしょうか。
 
私はありのままの状況を伝え、その上で各人に判断をゆだね、
行政ができる可能なかぎり対応策を提示し、できる範囲のことを
すべきではと思います。今の状況は充分だとは思えません。

必要以上に不安をあおるべきではありませんし、
その必要は全くありません。

ただ、現状を見る限り、市民に一番近くにいるべきの市行政が  
情報を秘匿し、判断を市民にゆだねないという状況は変えて
いかなくてはならないと強く思います。
   
 ぐんじとしのり 
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青果物・乳製品・卵・鮮魚・精肉について、
放射線量の検査を行っております。
Oisixでは一般的な「一部サンプル抜き取り検査」ではなく、
青果物、乳製品、卵、鮮魚、精肉の対象アイテムについて
「全アイテム検査」を流通前に「毎日」行なっています。

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posted by ぐんじとしのり at 02:18| Comment(0) | 千葉県印西市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする