2012年01月12日

(続)焼却灰の行方

「焼却灰の行方」というタイトルでブログを年末に
書きました。このブログをご覧になった何人かの方から、
「焼却灰保管を手賀沼の終末処理場に」という千葉県の
案は「今はどうなっているの?」という質問を
いただきましたので、以下に記載します。

<参考> 12/24付 「焼却灰の行方」
http://togu.seesaa.net/archives/20111224-1.html

==(回答)==

【現状】何も変わっていません。−引き続き、協議中。

 印西市議会の基本スタンス・・・受入れ絶対反対
 印西市のスタンス・・・容認できない

=====================
 
(1)ニュース記事より
 
東日本大震災:焼却灰保管に手賀沼処理場案 
対応協議も結論は出ず−−5市副市長会議 /千葉

 東京電力福島第1原発事故の放射性物質に
汚染された清掃工場焼却灰の一時保管場所として、
県が我孫子・印西市境の手賀沼終末処理場を提案した問題で、
両市など関係自治体は5日、柏市役所内で副市長会議を
開いて対応を協議したが、結論は出なかった。

我孫子、印西、柏、松戸、流山5市の副市長が出席。
我孫子市は市議会が先月、全会一致で反対したことを報告。
各市は、他の候補地探しを継続することを確認した。
毎日新聞 2012年1月6日  【早川健人】

・・・ 本日、印西市の放射線対策室の担当者とこの案件に
 ついて、状況確認を行いましたが、「話は平行線」で進展なく
 終了したとのことです。(次回会議日程も未定。)
 
 また、我孫子市議とも情報交換しましたが、「断じて
 受け入れは容認できない。」ということでした。
 (我孫子市でも状況は変わっていないとのことです。)

手賀1.jpg
手賀沼終末処理場の東門(印西市)〜場内道路を臨む。
* 入口付近の放射線量 0.12μSV/h(高さ0.5m/1m 両方とも)
  =12/13付けのデータです。
  ☆ だからって、放射能を含む焼却飛灰を持ち込んで
    いい理由にはなりません。


手賀3.jpg

手賀沼終末処理場の東門を左側=西方向に見る。
(右奥に見えるのは「我孫子東高校」です。至近距離です。)

(2)印西クリーンセンター内に保管している飛灰について

 敷地内保管ができるのは5月くらいまで。
 (しばらくは人目につかないところに保管ができるが、
 人目につかない敷地がいっぱいになれば、必然的に春には
 「テニスコート」に飛灰の保管も考えざろうえない。)
 
対策/
 @ すでにこれから発生する飛灰の一部を搬出することが
  できるように業者との交渉中。
 A もちろん、印西地区最終処分場に搬出できるように
  近隣住民と再交渉中。
 B さらに印西市だけでなく、白井市、栄町に対しても
  飛灰を保管できる場所がないかを調査確認要請中。
 
 ・・・ 今後ずっーと考えていかなければならない問題です。
 「で、クリーンセンターは建て替えてもNT中央にあっていいの?」
  という議論は必然かな?と私は思うのです。 
 
 ぐんじとしのり 
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posted by ぐんじとしのり at 02:12| Comment(0) | 焼却灰(手賀沼処分場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする