「放射線物質対策について」の報告と共に、
*参考
(http://togu.seesaa.net/archives/20111221-1.html)
「放射性物質を含む焼却灰の最終処分の一時保管場所等
の緊急要望の経過」という報告がされました。
昨日、毎日新聞に以下のような記事が出ましたので、
現状と経過、今後、その他について記載します。
T 〔毎日新聞より〕12月23日
東日本大震災:焼却灰保管に手賀沼処理場案
周辺各市に波紋 早期実現、懐疑的な見方 /千葉
東京電力福島第1原発事故により汚染された清掃工場から
出た焼却灰の一時保管場所として、県が我孫子・印西市境に
ある手賀沼終末処理場を提案した問題で、
我孫子市議会は22日、一時保管に反対する決議を
全会一致で可決した。汚染焼却灰を抱える隣接各市からは、
一部で同処理場での保管に賛意も示されたが、
住民合意については慎重な声が出ており、早期実現には
懐疑的な見方も出ている。【早川健人、橋口正】
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20111223ddlk12040180000c.html
(1)要望の経過
8/31 4市1組合の連名で千葉県知事に一時保管場所の確保を
要望した。(4市1組合=松戸、流山、柏、我孫子
+印西地区環境整備事業組合)
−−−− 市議会に知らされていたのはここまで −−−−
10/31 千葉県より一時保管場所として手賀沼流域下水道
終末処理場の提示があった。
11/7 印西・我孫子の両市長・副市長協議
「林野庁が所有する国有林の利用を要望」
11/11 県回答 印西、我孫子市には国有林はない。
〔その後、何度か印西・我孫子両市と県のやりとりがあった。
しかし、県の考え方は「他にない。」だろう。〕
12/12 印西、我孫子市市長連名で要望 (以下、抜粋)
@ ご提示のあった用地に4市1組合の全ての焼却灰等を
受け入れることは、昨今の市民感情を考えると了承できない。
当該用地だけでなく、複数の一時保管場所の確保も
再検討を。
A 提示された搬入指定場所は高校や人家が近いので
中央部に変更を。
12/14 県からの回答
@ 松戸、柏、流山には適当な県有地がない。
広域的見地から検討をという視点から、当該用地を
提示した。要望の趣旨が失われているので、
再度4市1組合で話し合いを。
A 当該場所は環境省から示されている基準に合致する。
(2)12/21 印西市議会の最終日に印西市議会に報告。
市議会議員全員がこの提案について、反対の意思を示す。
(また、我孫子市議会では「全会一致」で受け入れさせないと
いう発議案を可決しています。)
U 焼却飛灰(放射能量 8000Bq/Kg 未満)の一時保管状況
・ 廃棄物を焼却すると「主灰」と「飛灰」が発生する。
以下に記載するのは8000Bq/Kg以上の「飛灰」ではない。
* 保管量 12月20日現在
印西クリーンセンター管理棟北側1階
(ペストリアンデッキ下) 197トン
* 今後の予定
現在の保管場所は、1月中には満杯になる見込みであり、
早急に別の保管場所確保等の対応が必要
・・> 外部処理機関に打診中
(12/22に協議予定。結果はまだ聞いていません。)
・・> 最終処分場の状況
(現在、「主灰」は受入中。飛灰について埋立再開を依頼中)
・・・>> この分だけ「手賀沼処理場」に持ち込む?
千葉県からは地元とはいえ、それは東葛4市の受入が
あってのことと回答したとの情報あり。
(参考)手賀沼終末処理場
http://www.pref.chiba.lg.jp/gs-teganuma/jigyou/gaiyou.html
手賀沼流域の7市(松戸市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、
印西市及び白井市)の汚水を終末処理場で処理し、利根川に
放流しています。
当該施設では、以前より焼却灰で放射性物質を検出しています。
http://www.pref.chiba.lg.jp/gesui/press/2011/odei14.html
現在も施設内で100tを超える焼却灰を保管している状態です。
(今回、県から提案があった場所は「印西市」ですが、現在
放射性物質を保管している場所は「我孫子市」です。)
今も放射性物質を含む汚泥を保管しているからいいだろ?という
論理なのでしょうか?
(参考2)
汚染灰一時保管「宅地から離れた県有地に」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20111216-OYT8T00289.htm
千葉県・東葛地域のごみ処理施設の焼却灰から国の基準を
超える放射性物質が検出され、処分できない灰が施設内に
ため込まれている問題で、県は15日、一時保管場所の
候補地を住宅地から離れた県有地に選定していることを
明らかにした。
県議会環境生活警察常任委員会で、県担当者は「周辺住宅と
適切な距離をとって安全を確保する」と述べた。
保管場所の規模については、県内で発生する汚染焼却灰1年分を
収容できる規模にすることも明言した。安全対策については、
焼却灰を気密性の高いドラム缶などに入れ、テントで
覆うことで外部への流出を防ぐ措置を取るとした。
周辺では定期的な放射線量検査も実施する。
東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で、
松戸市や柏市のごみ処理施設などには、処分できない焼却灰が
大量にたまり、両市などは国や県に一時保管場所の確保を
求めている。
(2011年12月16日 読売新聞)
この記事は目にしていましたが、気に留めずにいました。
県議会環境生活警察常任委員会? ということは、
この案件については、県議は既に知っていた?
確認・追求してみる必要があります。
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