私は、今回の定例会で17人中17番目の
個人一般質問を行いました。
何回かに分けて、私が今回の定例市議会で行いました
一般質問の質疑について、ご紹介したいと思います。
1.放射線対応について
<印西市 答弁概要>
* 空間線量を0.23μSV/hで考えている。
* 給食食材は1kgあたり20Bq/Kgを基準とする。
<質疑要旨>
(1)「特措法」施行を前にどのように「除染計画」を立てていくのか。
@ 除染基準値をどのように考えるのか。
(回答/市長)除染作業を行う基準値については、「汚染状況重点
調査地域」の指定要件を踏まえ、空間線量を0.23μSV/hを考えています。
A 除染対策の優先順位をつけるべきだと考えるがどうか。
(回答/市長)除染作業の優先順位付けは必要であると思っていますので、
小・中学校、幼稚園、保育園、公園等の除染を最優先に行っていきたいと
考えております。
B 局所的に高い放射線量が計測された地点を見つけたときに
どのように対応するのか。
(回答/市長)小・中学校等には簡易測定器を配備し、局所的に高い
放射線量が計測された箇所については、その都度除染作業を実施しています。
また、放射線量測定器の貸出し等により発見された、市管理の用地に
ついては、再度、職員が計測し、除染等の対応をし、民有地については、
除染の方法等の助言をしています。
(2)放射線対策室を設置しましたが、情報管理は一元化されているのか。
また、放射線対応に関する市民との質疑はホームページ上で公開する等の
対策をとるべきだと考えるがどうか。
(回答/半田経済環境部長)放射線に対する窓口や要望事項等の
送受信は直接担当課に連絡が入る場合もありますが、一本化していると
考えています。
また、市民との質疑を公開してみてはどうかとのことですが、
市民から良くある質問のQ&Aを作成し、ホームページに掲載する
準備を行っています。
(5)保育園で提供する給食食材の放射線検査について
(回答/岩崎保健福祉部長)公立保育園の給食食材については、
市で購入した検査機器を活用し、週1回程度の検査を定期的に
行っていけるよう、現在準備を進めております。
なお、検査結果につきましては、12月からホームページ等で
公表して参りたいと考えています。
(5再質問)小中学校で提供される給食食材の放射能検査の状況について
(回答/山口教育部長)小中学校で提供される給食食材の放射能検査に
ついてですが、市農政課に配備されました放射能「シンチレーション
スペクトロメーター」を使い、週2回、1回について5品目程度を
測定して、1kgあたり20Bq/Kgを基準に対応して参りたいと
考えています。結果については、ホームページで1月上旬より
公開する予定です。
(8)放射線対策について、印西市から県に対してどのような
要望をあげているのか。
(回答/半田経済環境部長) 6月2日に印旛管内7市2町による
要望をあげていますが、要望内容としましては、
@モニタリングポストを増設し、きめ細かな測定値の公表を
早急に行うこと。
A市町域において、統一した測定方法により放射線量を測定し、
結果を公表すること。
B保育園、幼稚園、学校及び公園等の土壌の放射線量を測定し、
測定値及び分析結果を公表し、対処方法を指導する体制を構築すること。
C学校等の屋外プール水も放射線量の測定を行うとともに、
運用の統一基準を示し、子供の安全を確保し、保護者の不安を
解消すること。
D給食をはじめとする、食の安全を確保するため、農畜産物の
放射性物質モニタリング検査を充実させ、生産者の検査要望にも
対応すること。
E国において放射線量等の規制基準が示されていないものに
ついては、早急に基準を示し、住民の不安を解消するよう国に
働きかけること。
F市町村職員に対する研修の実施及び放射線量測定機器の
購入に対する助成など、放射線対策等を行う市町村を支援すること。
の7項目を要望しております。
また、今後同じく、印旛管内7市2町による要望を行うよう
準備をしておりますが、内容としては、
@除染において発生する汚染土壌等の保管施設及び処分場を
早急に確保するよう国に働きかけること。
A汚染土壌等の一時保管施設の設置及び維持管理について、
国が経済的、技術的な支援を行うよう国に働きかけること。
B市が負担及び負担することとなる放射線対策費用について、
責任をもって全額補償するよう国に働きかけること。
C放射能に関し、国民が正しく理解できるよう直接、
説明するよう国に働きかけること。 です。
なお、この要望書につきましては、環境省や民主党の
幹事長にも提出を予定しており、去る9月9日には
東京電力株式会社にも要望書を提出しております。
* (3)、(4)、(6)、(7)については
明日以降、ご紹介します。
== 放射能/放射線対策について(ニュース)==
「明治ステップ(850g缶)」のお取り替えに関するお詫びとお知らせ
12月6日に粉ミルクの「明治ステップ」(生後9カ月頃から
3歳頃までの乳児向けフォローアップ粉ミルク)から、最大で
1キログラム当たり30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたこと
が同社の調査でわかりました。明治は約40万缶を対象に無償交換する
方針で、セシウムが検出されたのは賞味期限が2012年10月4日、
同21日、同22日、同24日の製品(日付は缶の底に記されている)
とのことです。無償交換の対象は、賞味期限が2012年10月の3日
4日、5日、6日、それに21日、22日、23日、24日と
なっているということです。
http://www.meiji.co.jp/notice/2011/detail/20111206.html
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