2011年12月19日

突然の電話で。

先週金曜日の午後。携帯電話が鳴った。
来週の月曜日、午後から正副委員長会議をすると。
 
えっーーーーーーーーーーーーーー?
「仕事の予定の変更できないだろ?」
「いまさら何を言う?」と電話口で事務局に伝え、
欠席の予定でした。
  
しかし、今朝になってなんとか仕事のやりくりが
ついて、昼過ぎに役所に行きました。
  
午後からの議題も何も示されていなかった議案審議。
しかも、召集した委員長が欠席。。。
いったいどういうつもりなのでしょう。
全くありえない事態です。
   
実際の議事進行は議長が行いましたが、わざわざ
議会の休会中に集まって話し合うものだったのでしょうか。

実際の議事内容

* 委員会開催時の議事日程について
 − 議案と請願の審議順番について
   原則として、議案が先、請願はあと。。。
 
 私は「委員長の裁量権の範囲でしょう」といいました。
 その後、「委員長の裁量権を侵すわけではない」との
 議長の発言もありましたが。
 また、傍聴者の都合を優先して議事を決めるわけでは
 ないとの話もありました。(市民を参考人として
 呼ぶ場合など特段の事情の際には別に考える。)
  
* 委員会の開催時間について
 今回の委員会で午後から開催されて、市職員の執務時間を
 過ぎての審議が行われたための意見調整。
 (職員の残業代が発生するため。)
 私が委員長を務める予算委員会や委員である文教福祉
 常任委員会は午前中から開催。 

* 委員会の開催時の視察等におけるバス使用について
 原則申し込みは前月の20日までという市当局の原則に
 のっとり、使用を考えて欲しいとの議長からの提案に
 対して、議論が紛糾。。。。
 
 議長からは「調査を狭める意図はないが、本当に
 必要な調査かを検討してほしい」という提案もあり、
 さらに議論がされ、この案件については継続して
 議論することになりました。
 
* 委員会の視察時における委員外議員の
 参加と公務災害について

 常任委員会での視察の際に事故に会うと
 「公務災害」になりますが、その視察に同行した
 委員外委員は「公務」ではないので、その対応について
 審査を行いました。
 ・・・ 議長に対して「公務災害に当たらない旨を
  理解していることを明示した書類の提出を
  行うこと」で一致。
  
* 委員会開催時の傍聴について
 今回の定例市議会において、請願の審査時に
 傍聴の希望者が詰め掛けた経緯があるので、
 今後の取り扱いを検討。
 物理的に5名分の椅子しか設置していないので
 無理だろうとの声もありましたが、私からは
 もっと検討したほうがいいと申し上げ、
 他にもネット環境を整えるべきだなどの
 意見がでました。結論としては、5名の先着順を
 原則としますが、今後引き続き検討するという。。。

・・・・全ての案件について わざわざ、急いで
 話し合う内容のものはなかったと思いますが。

 == 放射能/放射線対策について ==

T 北海道札幌市

* 11月30日(水曜日)にご紹介した札幌市の情報の
  その後です。。。

(参考) 
 http://togu.seesaa.net/archives/201111-1.html

 印西市は、給食の検出基準を20Bq/Kgとしていますが、
 札幌市では、4Bq/Kgです。

 http://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/kyushoku/kennsa.html

(以下、上記 WEB内容を転載)
 ++学校給食食材の放射性物質検査について

 学校給食食材の放射性物質検査を実施します
  札幌市教育委員会では、12月から定期的に、学校給食に
 使用する食材の放射性物質検査を実施します。
  福島原子力発電所事故以降、学校給食に使用している
 食材への関心が高まっていることから、子どもたちに
 より安心して給食を食べていただけるよう実施するものです。

1 検査項目について
  (1)放射性セシウム(セシウム134及びセシウム137)
  (2)放射性ヨウ素(ヨウ素131)

2 検査時期について
  平成23年12月から検査を開始し、その後
 定期的(月2回程度)に実施します。

3 検査方法について
  使用前日、納品業者に保管されているものの中から
 2品目程度抽出し、専門の検査機関でゲルマニウム半導体
 検出器を用いて測定します。

4 主な検査対象食材について
 (1)放射性物質の検査対象とされている
  1都16県で生産された青果物
 (福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、神奈川県、
 宮城県、岩手県、青森県、秋田県、山形県、新潟県、
 長野県、埼玉県、東京都、山梨県、静岡県)
 (2)上記生産地の食肉(鶏肉・牛肉)
 (3)その他(魚介類)
  ※23年度(これからの冬期間)は、青果物を
   中心に検査を実施します。

5 検査後の対応について
  検査の結果、検出限界値である4ベクレル/kg以上の
  値が検出された場合は、念のため学校給食での使用を控えます。

6 検査結果の公表について
  このページに結果を掲載します。

U 東京新聞 2011年12月19日 23時27分

 102市町村が除染対象に 重点調査地域を環境省公表

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121901002102.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

  ↑ 小さな地図も掲載されています。

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2011年12月18日

川のように見えますが。

一昨日から、私が今、関わっている印西クリーンセンターの
移転問題について動きがでているので、今日は現状を
紹介させていただきたいと思います。

T 白井市議会

「印西クリーンセンター次期中間処理施設
            整備事業に関する陳情書」

(陳情事項)私たちは、白井市議会および印西地区環境整備
事業組合議会が、この中間処理施設建設が新たな用地を
購入しての、移転建替えが妥当かどうかも含めて、慎重な
審議がされることを要請します。

(結果)
 12/16(金曜日) 白井市議会で可決。採択。
 
・・・ この陳情書の中で、陳情者は以下の2点を問題視して
 陳情を行い、白井市議会はこの問題を真摯に
 受け止めたようです。 

1.現設備の大規模修繕、メンテナンスによる継続使用か、
 それとも建替えによるかの財政・環境・安全面から見て
 どのような検討がなされたのか、またその決定に至る
 経緯等の市民への開示が不十分ではないか。
2.現在の敷地は、当初より建替え用地が確保されており、
 40数億円とも言われる新たな用地を税金で購入して、
 移転新設する理由が何かが明確でない。

U 東京新聞より

土地高額 高まる疑問 新興住宅地近く 印西の清掃工場移転
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20111218/CK2011121802000051.html

V 印西市議会

今回の12月定例市議会で、印西クリーンセンターの移転に
ついて8人の議員が質問に立ちました。
以下に私から市当局への質疑の一部をご紹介します。
 
===========================

2.環境整備事業組合と印西市について
(1)クリーンセンターの移転について
環境整備事業組合では、移転決定した土地については、
構成自治体から推薦された5箇所と現在地の1箇所の
候補地から選んだものであり、そのうち、候補地とされた
5箇所がなぜ構成自治体から推薦されたかについて
(決定過程については)、組合としては「わからない」という。

@ 当初5箇所推薦された候補地に、栄町推薦の候補地は
なかったが、その理由として組合は「埋蔵文化財や液状化の
危険性」をあげている。しかし、印西市が推薦し、今回、
「移転決定」した土地は、印西市防災マップを見ると
「液状化に注意する区域」になっている。なぜ、印西市は当地を
候補地としたのか。

* 参考

写真.JPG

 あのー、予定地が「川」のように見えますが。。。
  (一昨年前の「ふれあいバス」の案内より)

(回答/半田環境経済部長)
平成21年9月に、印西地区環境整備事業組合から
構成市町村へ比較検討地の抽出依頼があり、抽出にあたっては、
印西地区次期中間処理施設整備検討委員会で「不利な土地の
条件」等が図示化された「比較検討地抽出参考図」が
示されたところでございます。
その図面において、当時の構成市町村の情報を網羅した
最新の千葉県地震被害想定調査液状化危険度予測の項目が
記載されておりますが、次期中間処理施設建設予定地に
つきましては、この「比較検討地抽出参考図」により、
比較検討地を抽出したところでございます。
 
(ぐんじとしのりからの再質問)
 一般の市民感覚から考えると、防災マップで
「液状化に注意する必要のある区域」となっている場所に、
素朴な疑問として、候補地としての妥当性を欠くと思うがどうか

(回答/半田環境経済部長)
平成17年12月に発行した「印西市防災マップ」において、
建設予定地周辺地域の一部が「液状化に注意する必要のある区域」と
なっており、開発等で地盤改良等の対策を実施した個所に
ついても、従前、谷津田であった個所については、
すべて「注意する必要のある区域」として、注意喚起を
主な目的としていると聞いております。
 
・・・このあとも質疑を行い、「注意喚起を目的としている
土地だから、ここは市としてOKという認識だったのか?」 
「液状化の危険性」で栄町は推薦してこなかった。
でも、印西市はしたということですね。。。。という問いに
対しても「大丈夫である」旨の回答しかありませんでした。
 
市民のみなさまはいかが考えますか?
今後、どうなってしまうのでしょう。
(引き続き、この問題を紹介していきます。)
  
 == 放射能/放射線対策について ==

 東京新聞より・・・       2011年12月16日
 
【千葉】県内の学校給食放射線検査は?
            15市、大半で独自厳格実施

県教育委員会は、学校給食の食材に含まれる放射性物質の
検査態勢を強化するため、検査機器を導入することを決めた。

文部科学省が十七都県を対象に、一定基準以上の機器を
導入した場合、購入費の補助を決めたことを受け、
九日に助成申請した。国の方針と県内の検査態勢の現状を
まとめてみた

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20111216/CK2011121602000051.html

* 印西市の紹介がされていないんですよね。。。
 東京新聞の記者に文句言わないと。(怒 ぷんぷん。。。)
 =印西市でも繰り返しこのブログでも紹介させていただいておりますが
 20Bq/Kgという基準です。(今後は10Bq/Kgを目指すべきだと
 思います。)

 
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Oisixでは当社センターから出荷する 
青果物・乳製品・卵・鮮魚・精肉について、
放射線量の検査を行っております。
Oisixでは一般的な「一部サンプル抜き取り検査」ではなく、
青果物、乳製品、卵、鮮魚、精肉の対象アイテムについて
「全アイテム検査」を流通前に「毎日」行なっています。

 □取り組みの詳しい内容はこちら http://www.oisix.com/sc/kensa

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2011年12月17日

好きなものは好き

桜台センターに行ってきました。
 
今日の講演会は・・・
 
放射能汚染(低線量被ばく)からからだを守るためには
 講師:渋谷勝男さん
 (日本成人病予防協会認定 健康管理士)

「放射能問題は一生モノです。」の言葉から
始まった講演会でした。

DSC_0963.jpg
  参加者は30名弱でした。

(参考)
==以下は本日の講演といただいた資料に
 書いてあることをまとめて記載したものです。==

* 3/13〜3/15にかけての放射線拡散状況
 IRSNのデータを示し、福島原発事故で
 飛散された放射性物質は、東日本のみならず
 中部・東海地方そして全国へ飛散したことを説明
 ・・・ 全国各地で影響が出てくるのは
     あたりまえ。
 
* 放射能汚染の世界各国への影響(世界地図)
 海外へ逃げた方もいるが、当初は北中米〜ハワイ
 〜ロシアへ高濃度、中濃度の放射線が拡散していた。
 その後、ヨーロッパの一部を含む北中米地域に拡散。
 日本全土に拡散。
 
 ・・・ 安全だったのはオーストラリアだけ。

「冷温停止」とはいうけれど。。。
ホントに止まったかどうかはさておき、今後廃炉に
至るまでには10年以上かかる。
 
停止状態だとは言っても、原発内のガレキ撤去に
どれくらいかかるかめどさえない。〔当然放射線を
含んでいる「放射性物質」)
  
放射能汚染は、広範囲に広がる。

放射能二次・三次汚染が起きる!?
 下水処理場の汚泥が焼却プラントに送られ、焼却。
 そのプラントが放射線対策をしていなければ?
 当然、二次汚染が起きる。。。

放射能汚染による「晩発障害」
 少量の放射線を長期に被ばくした後。数ヶ月から
 数年以上経過して現れる身体への影響を晩発障害といい
 「急性障害」と対比される。晩発障害には、白内障や
 がん。白血病などがある。
 被ばくした幼児、乳幼児が5年〜10年後に発症する
 ケースが多い。チェルノブイリ原発事故が代表例。
 
福島原発事故の結果は今はでない。
5年後〜10年後にその答えが出ます。
何をすればよいのかが判ったら、その中で
今 できることをすること。
5年後〜10年後に後悔しないためにも。

〔放射線によって人体細胞に何が起きる?〕
・ 細胞のDNAは切れることはないが、DNA遺伝子が
 大なり小なり傷がつく。==>細胞死に至らない程度の
 損傷を遺伝子が受けた場合、ほとんど短期間に修復される。
(ぐんじ注/だから、短期避難、療養も効果あり。)
 しかし、ガンになりやすい遺伝子をつくってしまったり、
 逆にガンを抑制している遺伝子を破壊してしまうことが
 ガン細胞の誘発につながる。

変異した遺伝子の誕生
・ 細胞内にある水分子が放射線の電離作用により活性酸素を
 誕生させ、その活性酸素によってDNAが傷がつき、その
 傷は細胞分裂時に連鎖される。 
 
 >> 子どもたちに特に注意が必要な理由はココにある。
 
 特に胎児・乳幼児をはじめとする18歳未満の子どもたちが
 20歳に向けて体内のDNA細胞が増えている途中なので、
 大人より影響を受けやすく危険。
 (また女性の胎児は卵子を既にもっているので影響が誕生後も
 続き、将来の不妊の原因となる。)
  
〔放射能汚染対策において考慮していただきたいポイント〕
 認識すべきこと
  * 放射性物質の放出は微量でも続いている。
  * 主な被ばくは外部・内部・医療被ばく
  * 遺伝子の損傷は、たった一度の被ばくで起きる。
  (すべての方は被ばくし、遺伝子が程度の差はあれ
   傷ついていると認識すべき。)
  * 晩発被害の影響は数年以上経てから現れる。
   =>半年〜1年経過後に初期症状(下痢、発熱、
    鼻血、疲労感、脱力感、アレルギー症状等) 
  * 子ども(胎児、乳幼児も含む)・妊婦が晩発被害を
   受ける確率が大人より高い。
 もっとも認識すべきこと
  * 人体への低線量被ばくは避けられないし、
   低線量被ばくをしていない人はいないだろう。
     ==> 体内に放射性物質は取り込まれて、
    「細胞」がダメージを受けていると想定した
     対策が重要。  よりよい対策方法とは?
 
  + 体内に放射性物質を取り込まないようにする対策
    (食べない・飲まない・近づかない)
      ・・・ 不十分、安心できない
     ==> 体内に取り込まれた放射性物質からの
      ダメージを「軽減する」ための対策、低線量被ばく
      (放射能汚染)に対抗できる身体にすることが重要。
 
    @ DNAの修復力向上・保護・活性化できる対策
    A 活性酸素を除去する対策
 
 
〔将来にわたって放射能汚染から人体を守るためには〕
 放射線による細胞へダメージを与える活性酸素に対する
  抗酸化栄養素の摂取。 
 DNAを活性化して、DNAの傷の修復能力の向上を図る。

 ==> 抗酸化栄養素の中でもカノテノイドの摂取は必須。
  ・・・主なカノテノイド
      αーカロチン、βーカロチン、リコピン
      ルテイン、ゼアキサンチン
      カプサイシン、アスタキサンチン
  
自分で安全の「しきい値」をつくる。

市場に流通している食品は安心とわりきって、野菜を多く取り、
放射線による細胞への悪影響を修復できるようにするという考え方も
あると思う。

放射線は減らないので、抗酸化物質に対抗できるような身体を
自分自身つくりあげることも必要ではないか。
 
講師は開き直っていて、原発事故後、神奈川県内で福島産の野菜が
大量に安価で販売されていた際には「食べたいものは食べたいし」、
大量に買い込んで食べたとのこと。
これは自分自身が放射能物質を含む食品を摂取しても対抗できるという
自信があるため。(放射性物質によって、そもそもの野菜の栄養素が
マイナスになるわけではなく、唐辛子のようなプラスがされていると
同じように考えればよいのではないか。)


DSC_0964.jpg
早口の講師でした。
それでも楽しく聞くことができました。
(今まで聞いた放射能対策の講演会では聞けなかった、
最後は「栄養士」さんによる講演会のようでした。
ありがとうございました。)
  

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