2日(金曜日)に最初に視察に行ったのは。。。
☆ 君津中央病院 http://kc-hosp.or.jp/index.php
(正式名称「国保直営総合病院 君津中央病院」)
−木更津、君津、富津、袖ヶ浦の4市で
「君津中央病院運営企業団」を組織して運営しています。
病床数:661床
(一般629床、結核26床、感染症6床)
この病院の視察の目的は、「周産期医療*」と「新生児医療」。
☆ 地域の基幹病院としての機能をもち、
三次保健医療圏を担う病院です。
救命緊急センター
小児緊急医療拠点病院
地域周産期母子医療センター
地域がん診療連携拠点病院
エイズ治療拠点病院
地域リハビリテーション支援センター
基幹災害医療センター
千葉県ドクターヘリ事業拠点病院 他
*周産期医療とは・・・・・・・
周産期とは妊娠後期から新生児早期までのお産にまつわる期間−
母体、胎児、新生児−をいい、この期間を総合的に管理して
母と子の健康を守るのが周産期医療です。
周産期医療を行う施設は、妊娠の異常、分娩期の異常、
胎児・新生児の異常に適切に対処するために産科医と
小児科医が協力し、その他の医療スタッフとの連携医療が
必要な高度専門医療施設です。
集中治療が必要なハイリスク妊娠・分娩には、いつどこで
生まれても最適な医療が受けられる周産期医療体制が必要です。
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印西市に来年末に開設予定の「医療法人緑生会」は・・・
我孫子市で「あびこクリニック」を経営し、産婦人科、小児科他を
診療科目としています。今回の印西市での病院の開設目的には、
「分娩数が増加するにつれ、切迫早産や妊娠高血圧症群などの
異常分娩、また、未熟児などへの対応に苦慮することなどを踏まえ、
妊婦等を安全に守っていくためNICU(新生児集中治療室)・
GCU(回復治療室)を兼ね備えた周産期母子医療センターの構築を
図るとともに、一般診療の外来受付を設けるなど地域に密着した
医療体制の充実を図る。」ことが明記されています。
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君津中央病院で、「周産期医療」の背景について説明を受けました。
* 低出生体重児の増加(10%が2500g未満で出生)
* 現場スタッフの犠牲の上に成り立っている。
* 周産期医療、新生児医療はそれを支える多くの課が必要。
果たして、「医療法人 緑生会」は大丈夫なのでしょうか。
スタッフが集まるでしょうか?心配になります。
(君津中央病院では建て替えに285億円かかったとのことです。
建て替えなので土地代はかかっていません。規模が「緑生会」とは
違いますが、金銭面でも不安が募ります。
− 設計から竣工まで4年 平成15年新病院竣工)
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君津中央病院では、2009年(平成21年) 県内2番目のドクターヘリを
配備しました。
(50km圏内へ離陸から約15分から20分で到着出来る。今まで手薄であった
県南部をカバー出来る事となり、県内全域を約15分以内で到着できる事と
なった。また、人口密集地である千葉市や葛南地域も約15分以内に到着できる。)
ドクターヘリと君津中央病院
ドクターヘリ内部
(ドクターヘリは移動しながら診療をしますので、診療費がかかりますが、
救急車と同じように利用料はかからないようです。機体と内部の診療機器を
併せて、1機7億だそうです。鉄条網で囲まれたエリアで厳重に管理されて
いました。日医大千葉北総病院でも管理を考えるべきではないでしょうか。)
(参考)人口当たりの医者数についても説明がありました。
日本平均 10万人あたり217人
上位は西日本が占める。(東京だけ上位)
千葉県はワースト3位 10万人あたり159人
(印旛保健医療圏に関しては、10万人あたり134人)
===放射線情報===
既にご存知の方も多いと思いますが・・・・
千葉県柏市の柏駅近くに食品などの放射能レベルを1検体1000円から
測定できる「ベクレルセンター」が10月にオープンします。
「利用者ご本人に測定したい検体(食品・母乳・尿・土壌・水・etc)を
ビニール袋に入れてご持参頂き、ご自身手で測定していただきます。」
サイト上で皆様のご意見を募集してますので、ご希望を伝えてみると
いいかもしれません。
http://bq-center.com/bqmil/index.html
ぐんじとしのり<メールID> toshigunji*hotmail.com ↓
→ IDは * 部分を@に変えて、コメント欄に書けない
内容は直接、お送りください。