参加しました。
「子供たちを放射能から守るために」
船橋二和病院内科 柳沢裕子先生
14時〜16時10分 於:ふれあい文化館
1.放射線障害について
1−1 放射線について
1−2 放射線によって癌が発生する仕組み
2.低線量・内部被ばくについて
2−1 低線量・内部被ばくの特徴
2−2 安全基準について
3.子供たちを放射能から守るために
3−1 放射能汚染対策
3−2 原発事故から学ぶ
〜命を守るために何が必要か
4.質問に答えて
参加者は60名?以上。
昨日と違って、子育て真っ最中の方が大半で、
隣の白井市からも聞きに来ている方を見かけました
内容的には、資料が配布され、その資料を使っての
説明だったので非常にわかりやすく、参加者にとっても
勉強になったのではないかと思いました。
* 以下に抜粋して一部内容をご紹介します。
被ばくから癌になるには
・放射線がDNAに当たり、遺伝子が変化するため。
放射線を受けた細胞の子孫は、遺伝子が変わりやすい
性質を持っている。なぜ、遺伝子が不安定になるかは
わかっていない。
被ばくによる人体への影響は・・・
・気道、食道、皮膚を通す。
外部被ばく=暖炉の前に座って体を温めるイメージ
内部被ばく=ものすごく小さな火の玉を飲み込み
体の一部だけがものすごく熱くなっているイメージ
ペトカウ効果
・1972年、ペトカウが、全くの偶然から、「液体の中に
置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復放射よりも、
低線量放射線を長時間放射することによって、容易に
細胞膜を破壊することができる」ことを実験で確かめた。
・・・ 人体は60%は水という液体でできています。
>>> 「微量な放射線なら大丈夫」という神話を
崩壊させる事実の発見
低線量放射線は、体液中に浮遊する酸素分子に衝突して、
電気を帯びた「活性酸素」(フリーラジカル)に変化させる。
安全基準は日本政府のモデル、ICRPモデルそしてECRR
モデルがある。
・ECRRモデル=ヨーロッパ放射線リスク委員会
チェルノブイリ原発事故後、1994年にヨーロッパで
つくられ、他のモデルと違って「内部被ばく」を考慮している。
・日本では「しきい値あり理論」を採用しているが、その元に
なっている原爆被害者の医学的統計には問題点がある。
−問題点として「内部被ばく」を考慮していないこと等があげられる。
−日本では他国と比べて圧倒的に「医療被ばく」が多い。
放射能汚染対策
チェルノブイリの退避してもいいという「退避権利」は年間
1mSV〜5mSVだった。印西市は?あてはまる
・・・ はっきりと逃げられるのであれば「逃げたほうがいい。」と
発言あり。「しかし、そんな簡単なことではないですよね」と発言。
放射能から身を守る(抜粋)
その1 外部被ばく
外部被ばくから身を守る鉄則
1 距離 離れれば影響が小さくなる
2 時間 放射線を浴びる時間が少なければいい
3 遮蔽 γ線は鉛などで防ぐ(ぐんじ注 ?)
放射線降下物は皮膚を完全に被い、家に入るときには
チリを落として全部脱ぐ。できればシャワーなどで
洗い流す。
その2 内部被ばく
・汚染された食物はとらない。基準値以下だからと安全という
ことはないので、子どもは汚染されたものはとらない。
食べ物の注意
・土地から汚染されるものとして、根菜類などが問題になる。
・40歳を超えた大人は基準値以内ならば安全と考えられる。
しかし、子どもや妊娠中・授乳中の女性は汚染されていない
食べ物が無難。
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昨日とは違って、今日は会場いっぱいのお客様で埋め尽くされました。
今後、主催者である「放射能から子どもを守る会@印西」がどのような
活動を行っていくのか、見守っていきたいと思います。
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