花崎県議(我孫子市)の県政報告会が開催されると
いうので、天王台まで行ってきました。
シリーズ第3回「放射能問題の実情」参加者50名。
行政の情報公開のあり方、学校等における空間線量低減策、
農地土壌調査の動向、コメの放射性物質調査等について報告が
され、参加者から、除去作業や汚染物質処分施設等について
活発な意見や質問もでていました。
今日の説明会のなかで私が一番知りたかったのは放射線に対する
県の現状ですが聞けば聞くほど、お粗末な対応しかできていないと
思ってしまいました。
例えば、千葉県には、「放射性物質事故対策計画」や
「放射性物質事故対応マニュアル」が存在していますが、
今回の福島原発の事故においては「全く機能していないこと」や
一部の自治体では放射線対策室といった部署が設けられているが
千葉県では当該組織はない(印西市もない)ことなどが
報告されました。
やっぱり、だめじゃん、千葉県。。。。
勿論、千葉県だけの責任ではありません。
今、「政治」「行政」に求められているのは安全(命、健康)と
安心を守り抜くという姿勢であり、この姿勢が決定的に現在の
「政治」「行政」には欠けています。
花崎県議よりいただいたレジメの表に書いてあった文章を転載します。
東日本大震災・復旧復興対策全般に通ずる「放射能問題」基本姿勢
1:【前を向く】未来を創造する意思
2:【逃げない(*行政として)】問題を直視する
3:【立ち止まらない】思考停止に陥らない
4:【まず動く】誰がやるべきかの前に、自分には何ができるか。
5:【対立を超越する】多様な主体による協働
空間放射線量の測定については、我孫子市と南相馬市の資料を
用いながらの説明でしたが、我孫子市の数値の高さに愕然としました。
(* 我孫子市天王台西公園 0.80μsv/Hは、8/5現在では5cmの
高さで0.50μsv/Hに下がっています。(除草や掃除を行なったよう
ですが、それでも高い。。。。))
* 我孫子/天王台地区では20箇所中全て=5cmの高さ=で
0.50μsv/H以上を検出。(7/14-8/5)
=>また我孫子市のある小学校では極めて高い数値を検出しましたが、
我孫子市の教育委員会で、「公開しなかった」ことについて
花崎県議は問題があると提起していました。(花崎県議はその
数値を一緒に確認済。このブログでは書けないほどの数値。)
翻って印西市。国の動きも遅く、県も充分な対応ができていないのが
現状の中でやはり独自に動くことはなく、他の自治体と同じように
千葉県の動き、国の動きが「まだだから」と市民からの要望を
聞き流して過ごすのでしょうか。
【国の二次補正と千葉県について】
全国に235億円かけて、放射線測定のためのモニタリングポストを
設置するようです。千葉県には新たに5-6箇所?設置でしょうか。
しかし、現在、千葉県内で計測される放射線量は誰もが知っている
ように低線量被曝に充分該当し、各自治体で計測器の整備が進む以上、
おおがかりなモニタリングポストが必要でしょうか?
今、必要なのは子どもたちのために(勿論、女性にも必要な)、
内部被曝を全身で測れるような検査機(ホールボディカウンター)で
あり、この検査機の設置(増設)や検査を行なうための環境整備
(検査ができるような人の育成など)のために予算を割くべきだと
私は思うのですが。誰のために、何のために今更モニタリングポスト
なのでしょうか?(うがった見方をすれば、政争のために、
菅首相に辞めていただくと言う、その一点だけのため。。。
なんてことはありえませんよね?)
【速報/放射能量測定結果】印西地区環境整備事業組合より、
7/27測定分の結果が送付されてきました。
(7/29試料測定)
主灰は放射性セシウム(CS-134,137合計)2057 Bq/kg
飛灰は 同上 8230 Bq/kg。
(放射性ヨウ素の検出はなし。
=検出下限値 24 Bq/kg(主灰)、49 Bq/kg(飛灰))
=>飛灰が基準値を上回っているので、継続して調査の予定。
== 放射線問題以外のトピックス ==
【ふれあいバス(実証運行)】9/1(木)から公共交通不便地域
(六軒、発作下、荒野、竜腹寺)と需要が見込める地域(我孫子市布佐、
若萩、舞姫)を経由する新設2ルートを選定すると共に、
日曜祝日の運行を実施する予定。本日、市役所の担当者に「再確認」済。
(1)NT中央駅〜松山下公園〜我孫子東高校〜布佐駅東口〜
近隣センター「ふさの風」〜都〜大森南〜木下駅南口〜印西市役所
(2)牧の原駅〜東の原北側〜滝野プラザ〜竜腹寺〜若萩地区〜
日医大駅〜舞姫〜日医大病院〜美瀬〜印旛支所
ぐんじとしのり<メールID> toshigunji*hotmail.com ↓
→ IDは * 部分を@に変えて、コメント欄に書けない
内容は直接、お送りください。