2011年08月09日

「祈り」

今日、長崎では66回目の原爆の日を迎えました。
長崎市の平和公園では市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊
平和祈念式典」が営まれ、田上富久市長は平和宣言で、
放射線被害が深刻化している東京電力福島第一原発事故を
踏まえ、歴代長崎市長で初めて原発の是非に具体的に言及。
原子力に代わる新たなエネルギー社会への転換を訴え、
再生可能エネルギーの開発に着手するよう呼び掛けたと言います。
 
『祈り』という歌があります。(歌詞/さだまさし)

悲しい蒼さの 広い大空を
小さな鳥が一羽 海を目指してる
鳥を撃たないで 約束の町へ
ひたむきに羽ばたく 夢を消さないで

誰もが時の流れに 傷つき疲れ あきらめそして
いつしか生まれた時の 溢れる程の愛を見失う

この町がかつて 焼え尽きた季筋(とき)に
私達は誓った 繰リかえすまじと
生命を心を 奪い去ってゆく
ちからも言い訳も 総て許せない

私は祈る以外に 知恵もカも 持たないけれど
短い花の生命を ささやかなこの愛で染めたい。。。。

===========================
  
長崎の方々にとって、福島第一原発事故をどのように
考えているのでしょうか。

今日の日刊ゲンダイ(タブロイド版夕刊紙)では「首都圏も
チェルノブイリ並みに汚染されている」という記事がでていました。
 
・・・チェルノブイリ事故では、土壌の汚染状況に応じて
4段階で居住区域などが制限されたという。(以下に列記します)
 
「居住禁止区域」 148万Bq/u ・・・住民は直ちに強制避難
                  立入禁止
 
「特別放射線管理区域」55.5万Bq/u ・・・住民は移住の義務
                      農地利用禁止
「高汚染区域」    18.5万Bq/u ・・・住民の移住の権利
「汚染区域」     37000Bq/u 
          ・・・不必要な被曝を防止するための措置

残念ながら、印西市を始めとする近隣の市では調査はされなかった
ようですが(松戸市では45.5万Bq/uを検出している場所も
あったようです。)、印西市としてきめ細かな対応を臨んで
行きたいと思います。
 
 * 市民団体「放射能防御プロジェクト」からの情報を
   日刊ゲンダイが転載。 

== 今日の放射線情報 ==

茨城県守谷市で「全小学校で除染」というニュースが
入ってきましたので、その内容をご紹介したいと思います。

============================

守谷市は原発事故のあと、県内で比較的高い放射線量が
観測されていることから、今月中に市内のすべての公立小学校で
校庭の土の入れ替えを行うことを決めました。守谷市は茨城県が
すべての市町村を対象に行っている定期的な空気中の放射線量の観測で、
ほぼ毎回1時間あたり0.2マイクロシーベルト台と、県内では
比較的高い傾向が続いています。
 
このため守谷市は今月中に市内に9つあるすべての公立小学校で
校庭の土の入れ替えを行うことを決めました。
守谷市によりますと自治体がすべての公立小学校を対象に
土の入れ替えを行うのは県内で初めてだということで、
およそ4000万円の費用を見込んでいます。
 
また、市内の私立小学校1校に対しても土の入れ替えの費用を
補助する方針だということです。守谷市では幼稚園などすべての
幼児施設に対して土の入れ替え作業の費用を補助することを
すでに決めています。守谷市の橋本孝夫副市長は「子どもを抱える
親の不安を取り除くためにできるだけ早く作業を進めたい」と話しています。

08月08日 19時38分 NHK水戸放送局
============================

守谷市は、茨城県がすべての市町村を対象に行っている定期的な
空気中の放射線量の観測で、ほぼ毎回1時間あたり0.2μSV台と、
茨城県内では比較的高い傾向が続いているといいます。

・・・ 0.2μSV/h が比較的高く、全小学校を除染とすると
 印西市の数値はもっと高いので、必然的に。。。考えられないでしょうか?
 茨城県の話と千葉県の話は異なるのでしょうか。
 確かに印西市は小学校は20校あり、9校で4000万に当てはめて
 考えると、9000万円弱。でも、お金の問題ではありません。
 
今日は何件か市当局に放射線関連の質問を投げたのですが、回答は
まだいただけませんでしたので、明日以降、皆様に紹介できればと
思っています。

  
 ぐんじとしのり<メールID> toshigunji*hotmail.com ↓
 → IDは * 部分を@に変えて、コメント欄に書けない
  内容は直接、お送りください。
 






Oisixでは当社センターから出荷する 
青果物・乳製品・卵・鮮魚・精肉について、
放射線量の検査を行っております。
Oisixでは一般的な「一部サンプル抜き取り検査」ではなく、
青果物、乳製品、卵、鮮魚、精肉の対象アイテムについて
「全アイテム検査」を流通前に「毎日」行なっています。

 □取り組みの詳しい内容はこちら http://www.oisix.com/sc/kensa

posted by ぐんじとしのり at 23:51| Comment(6) | 放射線問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする