説明会があり、そのことをこのブログに記載したところ、
コメント欄に記入をいただいた方だけでなく、何人かから
もう少し、経緯と近隣住民との「協定」、今後などを
聞きたいとの要望をもらったので、まとめて記載します。
(1)次期中間処理施設整備事業
<事業対象用地の選定に関わる経緯> について
はじまりは、2年半以上前のことです。
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平成20年12月 管理者・副管理者会議
現在地における次期中間処理施設整備事業(案)を説明
平成21年1月9日 印西市市議会への説明
・・・現在地ありきの計画では理解できない。
他の場所も検討すべき。
平成21年6月 次期中間処理施設整備検討委員会の発足
次期施設基本計画の策定と共に、事業用地の比較調査を
行なうこととした。
平成21年9月 市町村からの比較検討地抽出
次期中間処理施設整備検討委員会で比較調査する「比較検討地」
として、対象用地の条件を整理し、構成市町村に抽出を依頼。
・・・印西市では2地区と現在地を比較検討
宝田営農組合(印西市)より希望地として、応募してきたが
公募していないので、検討委員会では取扱はしないこととした。
平成22年1月
中央駅北地区町内会自治会連絡会より要望書
3547名の署名を添えて、「印西市クリーンセンター更新
計画について現在地以外の場所で環境に配慮した施設整備を
計画するよう求める要望書」の提出があった。
平成22年4月 比較評価結果の発表と選定
印西市2箇所と現在地が上位で評価され、同月の管理者・
副管理者会議で印西市内3箇所から選定していくこととした。
平成22年8月 熱供給検討結果報告
もっとも効果が期待できるのが「泉・多々羅田地先」
平成22年11月 印西市まちづくりにおける見解回答
現在地または「泉・多々羅田地先」が望ましい。
平成23年5月28日 「泉・多々羅田地先」を内定
平成23年6月2日 「泉・多々羅田地先」を決定
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そして、先日の「報告会」にと繋がります。
私は4年間議会から外れていたので、詳細は市議として
議席をいただいてから、この経緯を確認したわけですが、
環境整備事業組合の議員だけでなく、印西市議なら誰もが
平成21年9月以降の時点では、「現在地」となる可能性が
高かったことは知っていたわけです。。。。
(2)印西クリーンセンター環境委員会
この委員会は「印西クリーンセンターの操業及び公害防止に
関する協定」2条の規定に基づき設置され、現在近隣31自治会から
委員が出席し、年に4回の委員会が開催されています。
この委員会では「協議事項」として、
第4条に・・・・
(2)工場設備の改善、改修及び変更(増設及び建替)に関すること
(3)工場の操業の全部または一部の停止及び再稼動に関すること
が明記され、また同条他号に基づいても、今回の移設についての
協議の幅はありそうだと考えています。
実際に3月4日(金曜日)に開催された「環境委員会」では、
今回の移転において、質疑がされています。
以下、抜粋。。。
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(2)次期中間処理施設整備検討委員会(2月17日開催)の報告について
[甲委員]3月中には管理者、副管理者会議を複数回開催し、
決定するように考えています。
[乙委員]場所が決まった時点で、どのような形で公表されるのですか。
[甲委員]公表の方法は、今後詰めていきますが、説明会を
開催する予定です。
[乙委員]説明会の対象はだれですか。
[甲委員]会場を大きくして対象を広げて説明会を開催したいと考えています。
[乙委員]皆さんの関心も非常に高いことなので、結果、理由も
当然公表すべきだと思います。
[甲委員]基本的には議会への説明、構成市町への説明、それを
踏まえながら公表したいと思います。
・・・・ 甲委員=組合側/乙委員=住民側
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一部の住民は今回の話を既に知っていたが、情報として、
多くの方々に届いていなかったということですね。
−実際に、環境委員会の構成自治会31自治会を確認すると・
・・・大塚3丁目や泉町会が入っていないことがわかります。
(戸神台も全く入っていないが、関係者から話を聞くと
「(戸神台は)断ってきた。」とのこと。本当ですか?)
(3)情報提供のあり方について
2年以上も前から、移設についての話はでていたわけですが、
どうして情報は届いていなかったのでしょうか?
平成22年1月には「中央駅北地区町内会自治会連絡会」より
要望書3547名の署名を添えて、「印西市クリーンセンター
更新計画」について「現在地以外の場所」で。。。という要望を
出した後のフォローはどうなっていたのでしょうか?
7/31(日曜日)のブログに書きましたが、
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私は移設について「必要がないのでは?」と考えていますが、
今迄、どのような広報がされていたのかを改めて検証する必要が
あると考えています。
(今回のクリーンセンターの移転については、今まで住民代表による
環境委員会が設置されていますが、どのような議論がされていたの
でしょう? 今日の住民代表の「検討委員」曰く、2箇所に絞られたことは
知っていた=大塚近くに移る可能性も知っていたはずですし、
2年以上前に検討が始まった時点で、大塚3丁目付近は候補地として
考えられていたはずなので、「時が遅いな」とも感じてます。)
行政(環境整備事業組合、印西市)の責任、
当時の議員(市議、組合議員)の責任、
そして住民の責任(広報はされていなかったか?)。
それぞれについて。今後クリーンセンターの移設については
考える必要があるでしょう。
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説明会は行ないました。
しかし、まだ管理者や組合の中では「決定」と言っていますが、
少なくとも私は場所の問題以前に議論すべき素地があると思って
います。
移る必要があって>場所の検討という流れのはずですが、
移る必要については「印西市クリーンセンター更新計画に
ついて現在地以外の場所で」移設という流れの中で
止められないのでしょうか?
(4)今後の予定について
平成23年9月2日(金曜日) 夜 環境委員会
平成23年10月 環境整備事業組合 10月定例議会
(平成23年度補正予算 基本設計及び仕様書等策定)
平成23年12月 環境委員会
(平成24年1月〜 環境影響調査(アセス))
平成24年2月 環境整備事業組合 2月定例議会
平成24年4月 環境整備事業組合 4月臨時議会
(「財産の取得」)
残された時間は多くありません。
=== 今日の放射線ニュース ===
【放射線測定(私立幼稚園でも始めます。)】
来週から、印西市内の全ての私立幼稚園で月に2度、放射線量の
測定を行なうとのこと。(現在、市内の私立幼稚園に担当が
挨拶まわりを行い、完了したとのことでした。)
【放射線測定(福島県白河市)】
給食の安全確保へ 白河市が25日から、食材の放射能測定
白河市は学校給食の安全を確保するため、食品放射能測定システムを
導入する。25日の夏休み明けから運用する。鈴木和夫市長が会見で
明らかにした。
市によると、放射性ヨウ素、同セシウムを検出できる機器を2台導入し、
市内2カ所の学校給食センターに配置する。センターで調理する
小中学校14校と1幼稚園、自校で調理している9校、2幼稚園、
7保育所の計33カ所の給食で使う肉や野菜などの食材を検査する。
毎日200種類程度の食材を使っており、時間的な制約から
検査できるのは32種類程度という。暫定規制値を下回っていても、
1キロ当たり30ベクレルを超える放射性物質が出た場合、その食材は
使用しない方針。
・・・> 明日、印西市に白河市の対応を知っているか聞き、
印西市でも検討するように働きかけを行ないます。
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