=== ニュース記事 ================
「放射性物質8千ベクレル超す焼却灰、一時保管を」
環境省は28日、東北地方と関東地方の15都県に対し、
一般ごみ焼却施設から出る焼却灰について放射性物質を
測定した上で、1キロ・グラム当たり8000ベクレルを
超えた場合、通常の埋め立て処理を行わず一時保管するように
通知した。
焼却灰に含まれる放射性物質については、東京23区の
焼却施設を運営する「東京二十三区清掃一部事務組合」
(東京都千代田区)が27日、江戸川清掃工場(江戸川区)の
焼却灰から1キロ・グラム当たり9740ベクレルの
放射性セシウムを検出したと発表。同省は福島県に対して、
8000ベクレルを超えた場合、埋め立てずに一時保管を
するように求めていたが、同県以外の自治体については
処理の指針を決めていなかった。
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以前から、気になっていました。この問題。
しかし、新聞紙上で報道されたので、即日(6月29日)私が
組合議員を務める「印西地区環境整備事業組合」に電話をし、
現状確認と今後について意見交換をしました。
(* クリーンセンターの運営は「印西市」ではありません。)
ぐんじ「現状、どうなっているの?」
担当「これから、管理者を交えて相談します。」
ぐんじ「ニュース読んだ?」
担当「まだです。」
このようなやりとりを行い、検査して公表してくださいと
伝えて、電話を切りました。
そして今日。検査結果を持ってきました。
6/29 14:05 採集/6/30 9:06 試料測定
(内容に入る前に)
焼却灰は主灰と飛灰に分かれる。
主灰・・・燃え殻
飛灰・・・バグフィルターなど濾過式集塵器などで
捕集した排ガスに含まれている「煤塵(ばいじん)
/ダスト」をいう。
(結果) あぜん。。。。。。。。。
飛灰から、
放射性セシウム(Cs-134 6670 Bq/Kg)
放射性セシウム(Cs-137 7370 Bq/Kg)
合計 13970 Bq/Kg
この値って???????????????
先述の環境省からの通達にあてはまるわけです。 =以下再掲
(「1キロ・グラム当たり、8000ベクレルを超えた場合、
通常の埋め立て処理を行わず一時保管するよう通知した。」)
「一時保管?」
以下に環境省からの「事務連絡文書」を抜粋して、
記載します。
8000 Bq/Kg 超える主灰、飛灰については、一般廃棄物
最終処分場(管理型最終処分場)に場所を定めて、一時保管する。
一時保管の方法は「福島県内の災害廃棄物の処理の方針」
(平成23年6月23日)に準拠する。
「福島県内の災害廃棄物の処理の方針」(平成23年6月23日)
1.埋立場所を他の廃棄物と分け、埋立場所を記録する。
2.土壌(ベントナイト等)で30cm程度の隔離層を設けた上で
耐水性材料で梱包等した飛灰を置く。
3.雨水浸入防止のための遮水シート等で覆う。あるいは
テントや屋根等で被覆する。
4、即日覆土を行なう。
印西市の場合ですと、「造谷」にある最終処分場に移し、
管理ということになるのでしょうか?(確認し、ご報告します。)
何よりも近隣に関する影響はどうなるのでしょうか?
飛灰はバグフィルターで捕らえられて、外には出ないことに
なっていますが。さてさて。。。
なお、「環境整備事業組合」からは、「焼却灰」問題について、
明日以降、ホームページで公開されると聞いています。
http://www.inkan-jk.or.jp/
(私も明日チェックしてみます。)
まだまだ収束は先の先になりそうです。
ぐんじとしのり メールアドレス
toshigunji@hotmail.com
