調査、報告を行なわせていただいておりますが、
今日、お母様方と教育委員会、環境保全課にお伺いして
意見交換をしてまいりましたので、その結果を皆様に
ご報告させていただきます。
= 教育委員会
= 環境保全課(都市整備課も同席) の順番に訪問。
以下については順不同で回答をまとめていますので
ご了解ください。
(1)市内で計測器は何台あるのか?
=>今日から5台体制となった。(9月にはもう1台入る。)
購入した機器は千葉県と同等機種。(松戸市で独自に購入
したものと同じ機種。)
(2)市内48箇所だけでなく、学校の行き帰りに通る
通学路や子どもたちが遊んでいる小さな公園も
検査してくれないだろうか。
=>定点観測は必要だと考えている。
通学路は一般の道路になるので、難しい。
今回増えた3台については、市民の要望がつよい以下の
担当部門にふりわけて、使用して行く予定。
学校(教育委員会)
公園(都市整備)
保育施設(子育て支援)
また今日、要望があがった「戸神台」地区については
都市整備課で今週中に東街区公園(通称:ぐるぐる公園)、
西街区公園(通称:ロケット公園)で計測する。
(3)私立幼稚園での放射線計測はどうなっているのか?
=>要望があった園には貸し出している。しかし、園から
貸し出し以外の要望については受けていない。
(また、各園での測定箇所はまちまちで、市としては
個人経営なので園については、特に要望もあがっていない
以上、どこどこを計測して欲しい等々の申し入れはしていない。
園からのお伺いについては回答できるが、指導はできない。)
(4)給食については選択制をとれないだろうか?
=>選択性をとることは給食は危険なものととられてしまうので
安全な地域から食材を購入しているので、「選択制」をとるという
ことは考えていない。特に根菜類については四国や北海道から
取り寄せている。また、農作物については産地がどこであれ、
自然放射線が含まれているので、放射線量がゼロはありえないので
その点はご了解いただきたい。(「検出数値ゼロでも放射線は
含まれている。)
(5)運動会の実施については市としてどのように考えるか?
子どもたちが手に土をつけたりするのを考えると、今年は中止でも
よいと思うのだが。
=>運動会を楽しみに待っている子どもたちもいるので、市として
全市的に中止というのは考えていない。ただ、学校単位で考えることは
ありえるだろう。また、実施についても、例えば練習は体育館で
やる等々、保護者のご意見を承りながら学校単位で考え、教育委員会に
話があがってくることもありえる。)
(6)野田市が放射線の被曝限度を年1ミリシーベルト(毎時
0.19μSVとする独自の基準を定めたことについて、市では
どのような認識をもっているのか。
=>残念ながら、印西市で0.19μSVとする基準を設けることは
現状を鑑みるとできない。(「屋外活動は全くだめ」ということに
なってしまう。)お子様たちに対しては、手洗い、うがいを励行して
いただくとともに、家に帰った際に服についた(ほこりを)払うと
いうことをお願いしたい。
また、事故前に(平常時の)値をはかったことはなかったので、
元となるデータがないので、どれだけ値があがっているかは
わからないのが現状である。(ぐんじ注/以前はほぼ完全にゼロに
近いだろうと私自身は考えている。また、「0.19μSVならだめだ
けれど0.18μSVならOKというのもおかしな話ではないか」という
市教育委員会から話もあり、独自の基準を出すことについては市では
慎重になっているように見えた。)
(7)放射線量が国が考えるような基準値を超えてしまった時に
市はどのように考えているか?
=>運動会を楽しみに待っている子どもたちもいるので、市として
全市的に中止というのは考えていない。ただ、学校単位で考えることは
ありえるだろう。また、実施についても、例えば練習は体育館で
やる等々、保護者のご意見を承りながら学校単位で考え、教育委員会に
話があがってくることもありえる。)
(8)プールは大丈夫だろうけど、「プールサイド」は?
=>プールについては水質検査を行い、問題ないことを
ご理解いただいている。
http://www.city.inzai.chiba.jp/www/contents/1309501247511/index.html
プールサイドについては、今後学校単位で放射線量測定器を
貸し出すので、その際に対応を考えてもらいたい。
(半日貸し出すと、2.5時間使える。)
(9)除染について、私立幼稚園で実施を考えてはもらえないだろうか?
=>例えば、水で洗い流す場合にでも、放射性物質が消滅することはなく、
拡散させることになる。また、土壌については表面を削り取っても、その
汚染物質をどこに持っていくのか?という問題もあり、現在市では
どの施設でも実施していない。今後については、福島県が「モデル事業」と
して小学校3校で実施しているので、その結果を踏まえながら考えていきたい。
ちなみに、土壌に関する放射線量低減策を実施する場合には
空間線量率1.0μSV/h(マイクロシーベルト/時間)を上回った場合のみ国からの
補助金が出ることになっています。
=ぐんじとしのりより/参考 ニュース記事より(抜粋)先月20日付=
東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が、一部地域で
放射線量が比較的高い福島市で、小学校3校を対象に校舎や
通学路沿いの側溝などの除染効果を調べる実験を週内に
始めることが20日、分かった。
除染は1校につき100カ所を超える大掛かりなものとなる見通し。
県は公園や児童福祉施設でも同様の実験に取り組みたいとしている。
県内では、自治体が独自に放射線量を測定する動きが活発化。
福島市は全ての市立小中学校や幼稚園などに加え、児童センターなど
計193施設を対象に建物除染や校庭などの表土除去を
8月下旬までに実施する方針だ。
県は今回、県全体のモデルとなるよう都市部と山間部から
小学校を選び、高圧洗浄機で校舎内外や通学路沿いの側溝、
街路樹などを除染。除染前後の放射線量を比較し効果を分析する
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お母様方と今日2時間30分近く、市当局からお時間頂き
打合せを行ないました。(ここに書ききれてない部分もあります。)
「数値を公表していただき、判断は各家庭で行なっていく。」
あるお母様がおっしゃった言葉です。
今日、上に記載した情報で充分だと思いませんし、また回答そのものが
私たち市民が求めている内容とは乖離しているようにも思います。
まずは市民の声を伝え、情報を開示していただき、皆様とさらに
相談して、市当局、またお時間頂き、千葉県、文科省にも出向き、
情報収集を進めたいと思います。
(他の市でやっていないから云々ではなく、市独自の政策でも
皆様とすすめていければと思います。)
* この文面については市当局と打合せを行なった結果のものであり、
文責は全て私−ぐんじとしのりにあります。
(今日、一緒に行ってくださったお母様・・・・言葉足らずの
部分があればご容赦ください。引き続きよろしくお願いいたします。)
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