2011年06月04日

削減すれば満足ですか。

今朝、聞いたそのニュースは
私を驚かした。

「大阪府議会は4日未明、大阪維新の会が
提案した、現行109の議員定数を88に
大幅削減する条例を可決した。」

えっ?21の定数減?
数の論理で有無を言わさず。
  
どうしてこうなったのでしょう?

議員は働いていないから、有権者から批判され、
数は少なくともいいと考える有権者。

確かに、議員は働いていないように見えるし、
実際に働いていない議員も残念ながら多い。

しかし、そんな議員を選んだのは、有権者です。
(確かに選挙前だけのパフォーマンスが
とても上手で有権者をだます議員も多いから
一層、有権者の不満もあおる。そんな気持ちも
よくわかる。)

だからと言って、安易に数を減らすという
提案はいかがなものでしょうか。
  
「少数意見が通らなくなること。
組織票を持っている候補が強くなること。」

このことを忘れてはいないだろうか?

言い換えると、大阪では人口886万人だから、
約8万人に対して一人の議員だった割合が、
約10万人に一人となる。
一人一人の声が反映される割合が減ること。
組織に対して顔色を伺っていれば、ある程度の
票が見込まれるため、組織に属していない有権者の
ことは軽視されるようになる可能性があること。

これで大阪の有権者は満足?
でも、このような結果を望んだのですもんね。

私には負の連鎖が始まってしまったとしか見えない。

多種多様な意見があっての民主主義ではないか?
(選挙区によっての1票の格差も広がっているようだし、
望んでいた答えはでしょうか。)

大阪府議会の今回の議案審議と採決結果を鑑みながら、
地元印西市議会の将来に思いをはせる。
人口9万人の印西市の将来を。

さまざまな情報を出して、そして有権者の間でも
議論しないとならないと思いますが。

 ぐんじとしのり 
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  * 2012/06/26 一部訂正(ニュース枠撤去他)







posted by ぐんじとしのり at 21:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする